デロイト 世界20カ国以上の拠点と直結したサイバー インテリジェンス センターを開設
サイバーセキュリティのトータルソリューションを日本で実現
1.「予防」 グローバル規模で最新のサイバーセキュリティ情報を機動的かつタイムリーに収集・分析
世界20カ国以上で展開するデロイトのCICとのシームレスな連携が実現することで、これまで以上に機動的かつタイムリーな情報の収集・分析が可能になります。グローバル規模で収集・分析したサイバー攻撃の最新事例、さらにスレット インテリジェンス アナリティクス (TIA)を通じて収集される、ダークWebと呼ばれる通常の検索エンジンでは検索不可能なハッカー間のモニタリング情報など、より高度なインテリジェンスを活用し、クライアントの事業特性固有のリスクや緊急度の高いリスクについて、CICから直接通知・報告することで、効果的なインシデントの予防につなげます。
2.「発見」 新サービス「TSMプレミアム」を導入し、高度なサイバー攻撃や内部不正を迅速に検知
これまでの一般的なサイバーセキュリティ対策では、監視の対象が企業のシステムと外部ネットワークとの間の境界デバイスに限定されており、高度なサイバー攻撃に速やかに対応できないという課題がありました。こうした課題に対応するため、DTRSは従来から、スレット セキュリティ モニタリング(TSM)を通じてクライアントの様々な機器のログを収集・分析することで、組織内に潜在しているサイバー脅威を能動的に洗い出し、再発防止のアドバイスを行ってきました。今回のCIC開設を機に、新たに「TSMプレミアム」として、クライアントの社内システム(オンプレミス環境)にSIEM(Security Information and Event Management)製品を導入し、外部への持ち出しが困難なログ分析サービスを本格的に開始します。これにより、各企業内部のパソコン、Eメール、ファイルサーバーなどの異常を迅速に検出することが可能になり、システム内部に入り込む高度なサイバー攻撃や内部不正などのコンプラインス・リスクにも効果的に対応することができます。
海外では、米国国防総省が全ての取引業者に対して、2017年末までに社内の内部ネットワーク監視を義務化する等の動きもあり、社内システム監視を含むサイバーセキュリティ対策は、グローバルに事業を展開する上で必要不可欠な条件となりつつあります。DTRSは、同じくデロイト トーマツ グループの一員であるデロイト トーマツ コンサルティング合同会社(DTC)などとも連携してサイバーセキュリティ対策に取り組んでいます。DTCは、米国国立標準技術研究所(NIST: National Institute of Standards and Technology)などで進められているサイバーセキュリティに関わる各種基準策定の動向も踏まえ、企業のグローバル事業展開をサイバーセキュリティの観点から支援する戦略コンサルティングも併せて提供していく方針です。
3.「回復」 日本初の「リモート・フォレンジック」で迅速な回復支援を提供
高度化するマルウェアの被害に備え、CICからの遠隔操作で早急なPCの隔離や復旧を行う「リモート フォレンジック」(*1)を日本で初めて提供します。迅速なインシデント対応を実現することで、被害を最小限に食い止め、速やかな回復を可能にします。さらに、マルウェア感染の予防策として、セキュリティパッチの適用を支援する「セキュリティ パッチマネジメント」(*2)を提供することで、エンドポイントにおける「予防」「発見」「回復」のトータルソリューションの提供を実現します。なお、「リモート フォレンジック」と「セキュリティ パッチマネジメント」は、TSMのオプションとして導入される「エンドポイント スレット コントロール」(*3)の構成要素です。
*1 リモート フォレンジック :回復
マルウェア感染が疑われるPCに対し、CICのアナリストがリモートから論理遮断を行った上で、マルウェア感染の調査、回復および影響範囲の特定を行います。
*2 セキュリティ パッチマネジメント :予防
PCのセキュリティパッチ適用状況の可視化を行います。また、あらかじめ定義された適用ポリシーに基づき、セキュリティパッチの適用をリモートから支援します。
*3 エンドポイント スレット コントロール(ETC)
TSMスタンダードまたはプレミアムのオプションとして、潜在するマルウェアの「発見」のみならず、その「予防」およびインシデント発生時の「回復」をサービスとして提供します
CIC内部写真
サイバーインテリジェンスサービス構成イメージ
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