働く女性の「仕事観とワーク・ライフ・バランス」に関する意識調査 働く女性の武器は「笑顔」と「コミュニケーション能力」
職場の上司や部下に言われて嬉しいのも「笑顔がいいね」など人柄を褒められたとき/既婚女性のワーク・ライフ・バランス実現のカギは、「時間管理」「夫(家族)の協力」
【トピックス】
■働く女性がなるべく時間をかけたいのは「睡眠」が1位。
時間をかけたいのにかけられないのは1位「睡眠」、2位「旅行」、3位「趣味」。
■働く上で重視するのは、「安定」「給料」よりも「自分の好きな仕事」が上位に。
■働く女性の武器、1位は「笑顔」!
2位は「コミュニケーション能力」、次いで「愛嬌」「要領の良さ」と続く。
■職場の上司や部下に言われて最も嬉しいのは、自分の人柄を褒める言葉。
「仕事ができるね」より「笑顔がいいね」。
■ワーク・ライフ・バランス、実現の自己評価は平均60%。
自己評価が高いのは、「派遣・契約社員」と「パート・アルバイト」。
■夫の家事への貢献度は平均53点。
夫の家事貢献度が高いほど、ワーク・ライフ・バランスの実現度も高いという結果に。
■夫に言われて一番嬉しい言葉は、「愛してる」より「ありがとう」。
その反面、「ありません」「何を言われてもうれしくない」が2位に。
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【働く女性の「仕事観とワーク・ライフ・バランス」に関する意識調査の目的】
“育休3年”、“女性手帳”など、働く女性をサポートする政策案が打ち出され、仕事と家庭など、複数の役割を抱える女性の現状がさまざまなメディアで取り上げられています。このような動きを背景に、厚生労働省が2007年に策定した「ワーク・ライフ・バランス」(働く全ての方々が、「仕事」と育児や介護、趣味や学習、休養、地域活動といった「仕事以外の生活」との調和をとり、その両方を充実させる働き方・生き方)は近年再び見直され、注目されはじめています。
活き活きとした女性をサポートするナガセ ビューティケァでは、現代の既婚女性たちがどのような仕事観を持ち、どの程度ワーク・ライフ・バランスを実現出来ているかを探るべく、働く既婚女性を対象に「仕事観とワーク・ライフ・バランス」に関する調査を実施しました。
【働く女性の「仕事観とワーク・ライフ・バランス」に関する意識調査の総括】
■働く女性の平均睡眠は「6.3時間」。勤務「5.9時間」、通勤「0.9時間」、家事・育児「3時間」、自分のために使える自由な時間「2.1時間」。
働く女性の平均睡眠は「6.3時間」。勤務「5.9時間」、通勤「0.9時間」、家事・育児「3時間」、自分のために使える自由な時間「2.1時間」。働く既婚女性の平日の時間配分について質問したところ、『睡眠時間』は「6時間」(42.4%)が最も多く、平均で6.3時間、『勤務時間』は「8時間」(28.4%)で平均5.9時間、『通勤時間(往復)』は「1時間未満」(66.6%) で平均0.9時間、『家事・育児の時間』は「2時間」(31.8%)で平均3時間、『自分のために使える自由な時間』 は「2時間」で、平均2.1時間となりました。
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■なるべく時間をかけたいのは「睡眠」。時間をかけたいのにかけられないのは「睡眠」「旅行」 「趣味」。
働く既婚女性に『なるべく時間をかけようと心掛けていること』を質問したところ、「睡眠」(75.4%)が圧倒的に多 い結果となりました。『なるべく時間をかけたくないこと』は「通勤時間」(53.0%)が最も多く、『時間をかけたい のにかけられないこと』は「睡眠」(30.6%)が最も多く、次いで「旅行」「趣味」と続きました。2008年に実施した働く女性の「ワーク・ライフ・バランス」の調査結果と比較すると、『なるべく時間をかけようと心掛けていること』は順位が「睡眠」「趣味」「食事」と、2008年も今も「睡眠」を大事にするライフスタイルは変わらないようです。また、『時間をかけたいのにかけられないこと』は「睡眠」「旅行」「趣味」と、自分のゆとりや家族の時間を充実させたい傾向が強くなっているようです。
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■働く上で重視するのは、「安定」「給料」よりも「自分の好きな仕事」。
働く既婚女性に『働く上で、何を最も重視しますか』と質問したところ、「自分の好きな仕事であること、やりがい」(33.2%)が最も多く、「残業が少ない、時間の融通が利く」(28.0%)、「希望する期間ずっと働ける、安定した 雇用形態である」(22.8%)と続き、「お給料が良い、福利厚生が充実している」(16.0%)が最も低い結果となりました。
年代別で比較すると、20代では「残業が少ない、時間の融通が利く」が最も多い一方、30代から50代までは「自分の好きな仕事であること、やりがい」が最も多く、若者の方がプライベートの時間を重視する傾向が強いようです。また、40代と50代では「希望する期間ずっと働ける、安定した雇用形態である」が「お給料が良い、福利厚生が充実している」よりも上位にあがり、年齢に伴う再就職の難しさから安定性を求める気持ちが表れています。
雇用別で比較すると、自由業、自営業で「自分の好きな仕事であること、やりがい」が全体に比べ圧倒的に多い結果となりました。仕事が“自分の好きなこと”であるからこそ成り立つ雇用の形といえそうです。
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■「仕事内容」「仕事量」は満足も、「待遇」はあまり満足していない。
働く既婚女性に『現在の仕事に対する満足度』を質問したところ、『仕事内容』について「充分満足している」「まあまあ満足している」と答えた人があわせて72.8%、『仕事量』は77.6%にのぼりました。一方『待遇』では、「あまり満足していない」「満足していない」と答えた人が51.2%にのぼり、半数以上を占めました。
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■業務内容によって「仕事内容」の満足度に差が。
業務内容別で『仕事内容の満足度』を比較すると、指導や経営業務に携わる「リーダー、マネージャー、主任」「経営」「派遣社員、アルバイト、パートの指導」で「充分満足している」「まあまあ満足している」と答えた人が全体よりも高い結果となりました。特に「経営」では、「充分満足している」(32.3%)が、全体の2倍にのぼります。一方、「一般事務、総務、経理」では、「あまり満足していない」「満足していない」と回答した人が全体よりも高くなりました。
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■働く女性が望むのは“現状維持”と “仕事の充実” “できれば専業主婦になりたい”のは、20代が最多。
働く既婚女性に、『今後の働き方についての希望』を質問したところ、「現状維持」(33.2%)を望む意見が最も多い一方、「スキルアップしたい」(26.6%)、好きな事を仕事したい」(22.0%)「負担を減らした働き方をしてみたい」(15.2%)と、仕事の充実や変化を望む意見が続きました。
年代別で比較すると、30代で「スキルアップしたい」(37.6%)が他の年代に比べて最も多い一方、「現状維持」(23.2%)が最も低く、仕事への意識が変化しやすい世代と言えそうです。また、20代で「できれば、仕事をやめて専業主婦になりたい」が他の年代より最も多く、若者に専業主婦願望が強い傾向が表れました。
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■“充実感”“チャレンジ”などの回答多くも、今後の働き方の希望について根底にあるのは“お金”。
働く既婚女性に『今後の働き方についての希望』の理由を質問したところ、「一定の収入がほしい」「給料アップ」「仕事量にあった報酬が欲しい」など“お金”に関する回答が全体的に多くを占めました。【3】の質問では、働く上での重視点として「自分の好きな仕事」が最も多かったものの、ここで望むことはやはり“お金”という生活感のある結果となりました。一方で「スキルアップ」「昇進・昇格」では“充実感”を得たいという意見も多く、「負担を減らした働き方」では、 “家族の時間をもっと確保したい”という意見も多く目立ちました。
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■働く女性の最大の武器は「笑顔」!次いで「コミュニケーション能力」「愛嬌」「要領の良さ」と続く。 “優しく”したいけどできない、理想と現実も明らかに。
働く既婚女性に『仕事における“女性の武器”』について質問したところ、『理想』として挙げられたのは「笑顔」(55.4%)が最も多く、「コミュニケーション能力」(54.0%)、「優しさ」(49.0%)と続きました。『武器にしていること』では、「笑顔」(32.6%)、「コミュニケーション能力」(23.8%)、「愛嬌」(23.4%)と続き、「優しさ」(16.8%)は大きく順位を下げたことから、周りに優しくしたいがなかなかできない葛藤が浮き彫りになりました。
『理想』を年代別で比較すると、20代では「愛嬌」「華やかさ」など、外見に関する回答が他の年代に比べて上位にあがりました。50代では、「優しさ」「柔軟性」「感性の豊かさ」など女性らしい内面に関する回答が上位を占めました。『武器にしていること』では、「笑顔」「コミュニケーション能力」「愛嬌」がどの年代でも高い結果となり、 仕事場の人間関係をなるべく円滑にしたい気持ちがうかがえます。また、「愛嬌」はどの年代でも上位にあがっているにもかかわらず、「華やかさ」はどの年代でも圧倒的に低い結果となりました。
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■職場の上司に言われて嬉しいのは人柄を褒める言葉。「仕事ができるね」より「笑顔がいいね」。
働く既婚女性に「職場の上司や部下に言われて嬉しかった言葉」を質問したところ、「笑顔がいい」「まじめ」「気が利く」など、自分の人柄を褒める言葉に関する回答が最も多い結果となりました。次いで「仕事ができるね」といった、仕事能力評価に関する回答が続きました。
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■ワーク・ライフ・バランス、実現の自己評価は平均60%。自己評価が高いのは、「派遣・契約社員」と「パート・アルバイト」。
働く既婚女性に、「ワーク・ライフ・バランスの実現度」について質問したところ、回答は50%から90%未満に集中し、全体の約7割になりました。全体の平均は約60%(59.9%)で、年代別で平均を比較すると、50代で61.5%と最も高く、30代と40代では平均を下回りました。最も仕事や育児に追われる世代ならではの結果といえそうです。
雇用別で比較すると、「派遣・契約社員」(65.1%)が全体平均を上回り最も多く、次いで「パート・アルバイト」(60.1%)が続きました。ワーク・ライフ・バランスの実現には、働く時間との関連性が高いことがいえそうです。
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■ワーク・ライフ・バランスが高い理由には「時短勤務」「家族の協力」低い理由には「仕事が忙しい」意見が目立つ
働く既婚女性にワーク・ライフ・バランスの実現度の理由について質問をすると、実現度が高い人の回答には、「仕事の時間が短い」「定時で帰れる」「家族の協力がある」や「好きなことをしている」といった理由が目立ちました。また、実現度が低い人の回答には、「仕事がメイン」「仕事に忙殺される」と、仕事の忙しさに関する理由が大半を占めました。
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■ワーク・ライフ・バランスの実現のカギは「時間管理」「夫(家族)の協力」。
働く既婚女性に『ワーク・ライフ・バランスの実現度をより上げていくには、どのようにしたらいいと思いますか』と質問をしたところ、「時間の管理、有効化」(60人)という回答が最も多く、次いで「夫(家族)の理解や協力」(43人)と続きました。時間の使い方を見直すこと、家族のサポートを得ることが重要だと考える人が大多数のようです。
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■子供が生まれて学んだのは「時間の大切さ」、育つにつれ考え方は「子供が第一」へとシフト。
働く既婚女性の中で子供がいる方232人に『物事の考え方に変化はありましたか』と質問したところ、20代と30代では「仕事の効率化、時間の大切さ、時間の管理」、40代と50代では「子供が第一優先の生活になった」という回答が最も多くなりました。子供が生まれたことによる環境の変化によって時間の使い方を学び、成長すると子供に関するイベントが生活の中心になる様子がうかがえます。
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■夫の家事への貢献度は平均53点。夫の家事貢献度が高いほど、ワーク・ライフ・バランスの実現度も高いという結果に。
働く既婚女性に『夫の家事への貢献度について採点するとしたら何点をつけますか』と質問したところ、40点~50点未満では少なく、80点~90点未満では多かったものの、大きな偏りがなく全体的に回答が万遍なく散らばった結果となりました。全体の平均は約53点(52.8点)で、年代別で比較すると20代が最も高く約58点(58. 2点)、50代が最も低く約45点(44.5点)となりました。20代と50代では、世代による男性の家事への考え方の違いが影響しているといえそうです。 夫の貢献度の点数ごとにワーク・ライフ・バランス実現度の自己評価をみると、夫の貢献度が高いグループほど、ワーク・ライフ・バランスの自己評価も高い結果となりました。働く既婚女性が充実したライフスタイルを送るには、 夫の協力が欠かせないといえそうです。
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■夫の家事貢献度に対する理由の上位2つは、「ほとんど何も手伝ってくれない」、「なんでもやってくれる」。
働く既婚女性に夫の家事貢献度の理由を質問すると、「ほとんど何も手伝ってくれない」(94人)、「なんでもやってくれる」(91人)が1位と2位になりました。個人的な受け止め方に差はあるものの、ほとんど家事に加担しない夫と、なんでも家事を手伝ってくれる夫の2パターンに分かれる傾向があるようです。
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■夫に言われて一番嬉しい言葉は、「愛してる」より「ありがとう」。その反面、「ありません」「何を言われてもうれしくない」が2位に。
働く既婚女性に『夫の口から言われたら嬉しい一言を教えてください』と質問したところ、「ありがとう、感謝してます」(210人)と、感謝を伝える言葉が圧倒的に多い結果となりました。続いたのは、「ありません、何を言われてもうれしくない」(83人)で、もはや夫からの褒め言葉は期待していない気持ちの表れかもしれません。 次いで、「(料理)がおいしい」、「頑張ってるね、お疲れ様」、「かわいい、きれい」など褒めたり称えたりする言葉に関する回答が続きました。
【この件に関するお問い合わせ先】
長瀬産業株式会社 ビューティケァ製品事業部
広報担当 若山 TEL:03-3665-3622 E-mail:pr@nagase.co.jp
※調査結果はウェブサイト(http://nbc.jp) からもご覧になれます。
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