Google Cloud主催「第2回生成AI Innovation Awards」でフィッティングクラウド社の「CocktailAI」が優秀賞を受賞
株式会社ファインデックス(本社:東京都千代田区、代表取締役:相原輝夫、以下当社)の連結子会社であるフィッティングクラウド株式会社が提供する、生成AIを活用した医療文章生成ソリューション「CocktailAI」が、2024年10月24日に開催されたGoogle Cloud主催「Generative AI Summit Tokyo '24 Fall」のピッチコンテスト「第2回生成AI Innovation Awards」で優秀賞を受賞しました。
「第2回生成AI Innovation Awards」には100件を超える応募があり、フィッティングクラウド社を含む12社がファイナリストとして選出されました。各社はGoogle Cloudの生成AI技術を活用したソリューションについて、活用事例等を交えて発表し、「CocktailAI」は、その革新性と実用性が高く評価され、優秀賞の受賞に至りました。この受賞を通じて、フィッティングクラウド社のAI技術がさらに広く認知されることが期待されます。
■ 第2回生成AI Innovation Awards(外部サイト):
https://cloudonair.withgoogle.com/events/gcgenai-innovation-awards
「Generative AI Summit Tokyo '24 Fall」イベント概要
生成 AI はいよいよ「社会実装」へ。
企業はますます生成 AI 技術を活用し、顧客体験の向上やプロセスの自動化、新しい製品やサービスの開発など、さまざまな分野での活動に取り組んでいます。生成 AI の技術革新は、競争力の向上やイノベーションの促進に貢献し、ビジネスの成長に寄与しています。
本イベントでは、「Gemini」、そして「Vertex AI」について、お客様の事例を中心に具体的な活用方法をご紹介します。これらのサービスは、ビジネスの成長やイノベーションを加速させるための非常に強力なツールです。実際の導入事例や成功事例を通じて、参加者の皆様に生成AIをどのように活用するか、その可能性を理解いただければと思います。
(公式ホームページより)
■ 「CocktailAI」について
「CocktailAI」は、電子カルテ内の情報をもとに、退院時サマリや診療情報提供書で用いる文章を生成します。求められる文章を生成するためにテンプレートを利用していることが特徴で、この仕組みに関しては、特許を出願中です(特願2024-078637)。
京都大学医学部附属病院とフィッティングクラウド株式会社との共同研究において実施した実証の結果では、眼科退院時の診療情報提供書の作成において、生成された文章のうち56%の文章が「そのままで利用可能」「微修正のみで利用可能」に分類され、36%は「記載追加のみで利用可能」に分類され、92%の文書に対して医師の文書作成タスクが大幅に軽減されることがわかりました。
「CocktailAI」は、生成AIが作成した文言と、元となった診療録を対比させ表示できます。医師はAIが生成した文言の根拠を容易に確認することができ、生成AIの課題となっている正確性に対する対応も行われています。
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製品ページ URL:https://fittingcloud.co.jp/products/cocktailai/index.html
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製品紹介動画 URL:
■ 今後の予定
生成AIのモデルは日進月歩で新しく優秀なモデルがリリースされており、それに歩調を合わせる形で「CocktailAI」も賢くなります。当製品は、当社が提供する文書作成システム「DocuMaker*」と組み合わせて利用可能であり、将来的には他社製品への組み込みや、クリニック向け電子カルテ「REMORA」との連携を進めることで、多くの医療機関に利用いただき、医師の負担軽減に貢献することを目指します。
*CocktailAIは現在、DocuMaker version 3にてご利用が可能です。
■ 導入事例のご紹介(外部サイト)
■ フィッティングクラウド株式会社について
フィッティングクラウド株式会社は、クラウドソリューションと医療AI技術の提供を主業としています。今医療機関に求められる、病院間での情報連携、診療データの管理分析に加え、患者と病院の新しいコミュニケーションをクラウドで実現していくために、医療情報システムのスペシャリストであるファインデックス社と、医療のみならず各分野に大きな知見と研究開発力を持つ京大オリジナル社の合弁企業として設立されました。
情報保護と有用性の観点からクラウド化が進んでいない医療領域のシステムやデータ管理技術を、患者と医療機関の利益に加えて全ての人々の健康を守る新しい治療法や薬の発見に寄与するリアルな技術にしていきます。
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