ハゲは世界を救う！　あなたもハゲるのが怖くなくなる「ツル多はげます会」のポジティブさがすごい!!

青森の小さな町がハゲで元気に！　経済効果も抜群な謎のハゲ集団とは!?

 

写真撮るにもフラッシュいらず！　エコな集団。ハゲに悩む者達が訪れると、たちまち明るくなって帰ってくると噂の「ハゲのパワースポット」がある。青森県鶴田町。ここにはハゲをポジティブにとらえ、「ハゲで世界を明るく照らそう！」を合言葉に、世のため人のための活動を楽しむ集団「ツル多はげます会」の本拠地だ。

「はげます会」の発足は1989年（平成元年）。年々薄くなる自身の頭部に引け目を感じていた竹浪正造さん。
 

なんと御年98歳！（2016年）

当時は床屋に行っても切るところがほとんどないのに一般のお客さんと同じ料金を取られることに不満を感じたりもしており、モヤモヤする日々だったそう。しかし、これは天地自然の現象、昔から「ハゲに悪人なし」とも言われていると考えを改めたところ、すっかり前向きに。さらに酒の勢いで友人と「ハゲの会をつくろう！」と盛り上がり、「ツル多はげます会」結成。今や遠く離れた関西や北陸からも入会希望が届き、約60名もの会員が集う。

その魅力はなんといっても「明るさ」。彼らのモットーは「ユーモアのある人格形成に努め、社会に貢（光）献する」こと。ハゲの面積が広がれば広がるほど、カツラや育毛剤でハゲに抗うどころか、あの手この手で「ハゲ」を楽しもうとさまざまなイベントを生み出している。

代表的なのは全国にはげます会の名を知らしめた対戦ゲーム「吸盤綱引き」。

ハゲ頭に吸盤を貼りつけて引っ張り合うシンプルながらハゲしいゲーム。
毎年9月の中秋の名月の日と2月22日（ツルツルの日）にチャンピオンを決める大会が開催される。
今や、全国からエントリーがあるとか！
 

殿堂入りチャンピオンともなると、軽トラを引くくらい軽いものらしい……！











そして地域の交通安全活動。
まさに平和を守り、世の中を明るく照らす活動だ。

ピカっと光る頭で反射材の普及を推進するキャンペーンも行っている。

 

「ケガ（毛が）ないように」とハゲをなでておまじないする小学生たち。
ダジャレだ……！






 

そしてその明るいダジャレやユーモアが遺憾なく発揮されたのが「ハゲ川柳」。
その名の通り、ハゲをテーマに読まれた川柳だ。今まで会の例会などで皆が詠みためてきたものを厳選し、このたび、河出書房新社より『ハゲ川柳』として出版されることになった。

 

 

「大量の　ワカメ購入　レジ笑う」

「海入り　上がってきたら　落ち武者に」

「孫が言う　爺の顔は　どこまでと」

「抜けた髪　着くかと思い　そっと置く」

など、ハゲの悲哀を明るく詠み上げる作風に「世界中のハゲを元気づけるに違いない！」と出版が決まった。

 

頭皮を売りにしている、大人気実力派お笑い芸人・トレンディエンジェルも面白さに太鼓判！

また、出版に際して、創設者であり終身名誉幹事長である竹浪正造さんにご相談したところ、「川柳に合わせてすべて絵を描きましょう！」との力強いお返事があり、なんと98歳が70点以上の絵を描き下ろした。

実は正造さん、大ベストセラー『はげまして　はげまされて　93歳正造じいちゃん56年間のまんが絵日記』（廣済堂出版）の著者。3000冊もの絵日記を毎日描き続けてきた方（いまも継続中）。
とはいえ98歳で一気に70点以上の描き下ろしはすごい！
これもハゲを楽しむ明るさが育んだエナジーなのだろうか。

ツル多はげます会初の著書ということで「吸盤綱引き」をはじめ、ツル多はげます会の28年間の活動記録も写真入りでたっぷり収録されている。見ているだけでたいていの悩みなどどうでもよくなってくるので必見だ。

世間ではマイナスイメージで語られることが多いハゲ。そのコンプレックスを自ら楽しみに変え、ハゲをテーマに思いついた遊びを全力で楽しんでいるハゲたちの姿は、日本中を元気にするはずだ。

『ハゲ川柳』（河出書房新社）の発売は2016年8月16日。

全国書店で購入できる。


書籍の詳細はこちら。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309024912/
『ハゲ川柳』
ツル多はげます会　著
竹浪正造　絵
定価:本体1000円（税別）
発売日2016年8月16日
46版　128ページ
ISBN978-4-309-02491-2

『ハゲ川柳』もくじ
・はじめに
・ツル多はげます会　メンバー紹介
・宣言
・創設者・終身幹事長　竹浪正造さんのはなし
・ハゲ型分類表
・ハゲ川柳　第一章
・ツル多はげます会　活動報告
・ハゲ川柳　第二章
・未来に輝け！　ツル多はげます会
・あとがき
・入会申込書