順天堂大学と株式会社シーユーシーの共同研究講座「国際診療推進研究講座」が東南アジア高等教育協会の年次総会「2024 ASAIHL CONFERENCE」にてランチョンセミナーを開催
株式会社シーユーシー(本社:東京都港区、代表取締役:濵口 慶太、以下「当社」)と
順天堂大学(本部:東京都文京区/学長:代田浩之)が共同設置した「国際診療推進研究講座」(Research for promoting international healthcare)は、2024年6月16日に開催された
「2024 ASAIHL CONFERENCE」においてランチョンセミナーを行いました。
■ ASAIHL CONFERENCE 概要
東南アジア高等教育協会(以下、ASAIHL)の年次総会が、2024年6月16日に順天堂大学で開催されました。ASAIHLは1956年にバンコクで非政府組織として設立され、現在は世界の約200を超える大学等が加盟する伝統的な協会です。
■ ランチョンセミナー 報告
<座長>
藤田医科大学 医学部 微生物学講座・感染症科 教授
上原 由紀 先生
<開会の挨拶>
順天堂大学 大学院医学研究科総合診療科学 主任教授
内藤 俊夫 先生
講演① Understanding the health needs of your foreign population
<演者>
順天堂大学 大学院医学研究科総合診療科学 特任教授
ハワイ大学(米国) 内科 助教授
米国国務省在日アメリカ大使館 医療部門 初期診療医
デシュパンデ・ゴータム 先生
<講演サマリー>
現在日本は医療ツーリズム市場への参入を試みているが、文化的背景、また医療制度の統一性の観点から円滑な推進には繋がっていない。本研究では、日本に住む外国人553人についてソーシャルメディアを元に調査・解析を行った。多くの外国人患者は地域のクリニックにて受診しており、約70%が日本の医療に満足しているという事が判明した。一方で53%の外国人患者が治療開始までに遅れが発生したと報告しており、その主な理由は言語の壁であった。外国人患者のニーズと課題を特定する事は将来的に医療ツーリズムのより円滑な推進に繋がると考えられる。
講演② The Case of Fujita Health University
<演者>
藤田医科大学 腎泌尿器外科 教授
藤田医科大学 国際医療センター センター長
佐々木 ひと美 先生
<講演サマリー>
日本政府は医療インバウンド事業を国際展開の一環として推進しており、藤田医科大学においても医療ツーリズムによる外国人患者の受入れについては、「藤田メディカルイノベーションセンター東京」と「藤田保健衛生大学国際医療センター」にて推進している。Covid-19の影響で一時的に来院患者は減ったものの、渡航制限が解除された2023年には、「藤田メディカルイノベーションセンター東京」への受診者数は360人に増加し、ほとんどの患者が治療を目的としていた事がわかっている。また「藤田保健衛生大学国際医療センター」では、藤田医科大学大学院医療通訳コースの卒業生を含む4名の医療通訳者が常駐し、患者の支援に日々努めている。
■ 株式会社シーユーシー(共催企業)からの事業紹介
医療ツーリズム事業においては、オンラインセカンドオピニオン、健康診断・人間ドッグ、外来診療、治療まで患者の一連の医療体験をワンストップで支援しています。医療ツーリズム事業にご興味のある方はお問合せください。
■ 国際診療推進研究講座について
日本の医療ツーリズムにおけるニーズ分析やビジネスモデル開発の推進に取り組むことを目的に、株式会社シーユーシーと順天堂大学が2024年4月に共同研究講座を設置しました。
世界的に医療ツーリズム市場が拡大するなかで、訪日外国人に対する日本の医療アクセスを向上させ、国内外の医療の進歩に貢献することを目指します。
■ CUCグループについて
株式会社シーユーシーと国内連結子会社14社、海外連結子会社24社からなるグループ企業です (2024年6月末時点)。「医療という希望を創る。」を使命に掲げ、さまざまな医療課題の解決に向けて、国内外の医療機関の支援やホスピス・居宅訪問看護など多角的な事業を展開しています。
社名:株式会社シーユーシー
本社所在地 :東京都港区芝浦3丁目1-1 msb Tamachi 田町ステーションタワーN 15階
設立 :2014年8月8日
代表者 :代表取締役 濵口慶太
上場市場 :東京証券取引所 グロース市場(証券コード 9158)
資本金 :7,669百万円(2024年6月末時点)
主な事業内容 :医療機関向け経営支援事業
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