「バイタルPalette」が現場のニーズに応え進化!選べる3つの通信方式で多様な作業環境の安全管理を最適化
~既存の「BLE受信機経由方式」に加え、「スマホアプリ経由方式」とヘルメット装着型「LPWA中継機経由方式」が新登場~

株式会社Momo(本社:神戸市、代表取締役:大津 真人、以下「Momo」)は、作業員の安全管理ソリューション「バイタルPalette」において、通信方式の選択肢を拡充し、本日より提供開始します。既存の「BLE受信機経由方式」に加え、新たに「スマホアプリ経由方式」、およびLPWA(Low Power Wide Area、省電力長距離通信)を活用したヘルメット装着型「LPWA中継機経由方式」を追加。これにより、小規模な屋内作業から広大な屋外現場に至るまで、お客様の多様な環境やニーズに網羅的に対応し、最適な安全管理体制の構築を強力に支援します。
開発の背景:多様化・複雑化する現場の通信課題と、より柔軟な安全管理への期待
建設現場や製造ライン、インフラ点検など、作業員の安全確保が最優先される現場は多岐にわたります。しかし、それぞれの現場環境や作業形態によって、最適な安全管理のあり方や通信インフラの条件は大きく異なります。
株式会社Momoは、お客様の声に耳を傾ける中で、これまでの安全管理手法や通信方式におけるいくつかの課題を認識してまいりました。
従来の安全管理における通信の課題と、新オプション開発の必要性
例えば、作業員自身の体調変化を自己申告に頼るだけでは、客観的な把握が難しく、労働安全衛生規則の観点からも十分とは言えません。また、従来のウェアラブルデバイスとスマートフォンを連携させる方式(BLE+スマートフォン)では、作業員個々のスマートフォンに専用アプリケーションのインストールが必要となり、協力会社の作業員が多い現場などでは導入のハードルとなるケースがありました。さらに、固定式のBLE受信機を設置する方式では、受信機の設置可能範囲や電波到達範囲に限界があり、広大な屋外現場などでは、全ての作業員を網羅的にカバーすることが困難でした。
株式会社Momoは、これらの課題を解決し、あらゆる現場で働く人々の安全をより確実に、そしてより手軽に守るため、この度「バイタルPalette」の通信オプションを大幅に強化いたしました。
「バイタルPalette」選べる3つの通信パターンで、あらゆる現場に最適な安全管理を
「バイタルPalette」は、作業員の心拍数や血圧などのバイタルデータをリアルタイムに検知し、異常時には管理者にアラート通知する安全管理ソリューションです。今回の通信方式拡充により、以下の3つのパターンから現場環境や運用に合わせて最適なものを選択いただけるようになりました。検知できるデータやアラート機能は、どの通信方式でも同様にご利用いただけます。
① BLE受信機経由方式(既存)
概要:
専用のBLE(Bluetooth Low Energy)受信機を設置し、特定エリア内で活動する複数作業員のバイタルデータを集約してクラウドへ送信する方式です。
特徴・メリット:
安定した通信環境を構築しやすく、工場建屋内や建設現場事務所周辺など、比較的範囲が限定された屋内・屋外での利用に適しています。
② スマホアプリ経由方式(新)
概要:
作業員のバイタルデータを、お手持ちまたは貸与されたスマートフォンにインストールした専用アプリを経由してクラウドへ送信する方式です。
特徴・メリット:
特別な受信専用機が不要なため、手軽かつ低コストで導入可能。小規模な現場や、作業員が個別に活動するシーンなどに最適です。
③ LPWA中継機経由方式(新)
概要:
LPWA技術を活用した小型中継器(ヘルメット装着型LPWA中継器)を作業員のヘルメットに装着。バイタルデータを中継機を経由してクラウドへ送信する方式です。
特徴・メリット:
広範囲な屋外現場など、従来の通信方式ではカバーが難しかったエリアでも安定したデータ収集が可能。中継器のための電源確保や設置工事が不要で、作業員の携帯負荷も軽減します。さらに、オプションとして転倒・転落検知センサーを搭載することも可能で、より高度な安全確保に貢献します。
【3つの通信方式】




導入によるメリット:より柔軟に、より網羅的に、より確実に。現場DXで安全新時代へ
・現場環境に最適なシステム構築: 電波状況や作業範囲、予算に応じて最適な通信方式を選択可能。
・導入・運用の柔軟性向上: スマートフォン活用やヘルメット装着型により、設置工事の制約や作業員の負担を軽減。
・通信エリアの大幅な拡大: LPWA技術により、これまで難しかった広範囲・不感地帯での安全管理を実現。
・安全管理レベルの向上: オプションの転倒・転落検知により、バイタルデータだけでは捉えきれないリスクにも対応。
「バイタルPalette」について
「バイタルPalette」は、作業員の体温・血圧・血中酸素濃度・心拍数といったバイタルデータをIoT技術でリアルタイムに収集し、クラウドで一元管理することで、熱中症などのリスクから遠隔で見守る安全管理ソリューションです。選べる通信方式により、あらゆる現場環境で作業員の安全と健康をサポートします。
今後の展望
Momoは、今後も「バイタルPalette」をはじめとするIoTテクノロジーを活用し、建設業界をはじめ、製造、物流、警備など、多様な現場で働く人々の安全と健康を守るためのソリューション開発を推進してまいります。そして、この「バイタルPalette」を通じて、お客様の現場における熱中症患者ゼロの実現を強く目指してまいります。
「バイタルPalette」新通信方式 提供概要
提供開始日:本日(2025年6月25日)より
対象製品:「バイタルPalette」
価格:各プラン個別お見積もり
詳細:「バイタルPalette」の各通信方式の詳細、および転倒・転落検知センサー(オプション)については、下記よりお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから
株式会社Momoについて
会社名:株式会社Momo
代表者:代表取締役 大津 真人
所在地:
(神戸本社) 〒650-0024兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-14 大島ビル33号室
(大阪オフィス) 〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島2-7-1
設 立:2016年3月9日
事業内容:
回路設計・通信・データベース・解析・可視化・UIまでを一気通貫で実現するPalette IoTを擁し、IoTサービスの社会実装を行っており、農業・建設・公共・工場など幅広い分野での実績がある。
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