東北のリーダーが一堂に会して開催した「東北リーダーズ・カンファレンス」、今後１０年の東北のビジョン「United Locals of TOHOKU」とそのための10のアクションを採択。

小泉進次郎環境大臣、小林武史さん、キリンHD社長、ロート製薬会長なども登壇。ルワンダ、アメリカからも議論に参加。橋本聖子五輪組織委会長、アメリカ駐日臨時代理大使、パリ五輪関係者からのメッセージも。

東北のリーダーが毎年一堂に会する「東北リーダーズ・カンファレンス」（実行委員長：高島宏平、宮城治男）が、今年はオンラインで3月12日（金）・13日（土）の２日間にわたって開催され、東日本大震災から１０年の学びをデータとディスカッションで振り返った上で、今後のビジョンとアクションを議論。今後１０年の東北の姿のビジョン「United Locals of TOHOKU」と、その実現のためのアクションを採択しました。
また、これに先立ち、震災からこれまでの東北の姿をまとめたプロモーションビデオ「RE:TOHOKU」（音楽：Bank Band「こだま、ことだま。」）も発表しました。

【「United Locals of TOHOKU」】
　２日間にわたる議論を踏まえ、今後１０年の東北の姿のビジョン「United Locals of TOHOKU」と、その実現のための１０のアクションを採択した。

■ビジョン：「United Locals of TOHOKU」
それぞれ自律したローカル・コミュニティに根差しながら、
東北地域全体として、アントレプレナーシップ、挑戦、多様性、共有、共助、利他、包摂性、自然との共存、持続可能性などの共通の価値観・方向性を有し、有機的につながっている。
さらに、域外・世界ともつながり、人が訪れる豊かな地域として、国内・国外のモデルとなっている。

■アクション
1. 　東北６県の人・食・風景・文化のストーリーを伝える「東の食のテロワージュ」を展開（2021年～） 
2. 　日本のリーダーが浜通り12市町村でフィールドワーク、世界に発信するプロジェクト実施（2021年秋～）
3.　20代を中心とした東北リーダーズ・カンファレンス開催（2022年）
4.　サステナブルをテーマに人と自然がつながるフェスを日本全国各地で開催（2022年～）
5.　アントレプレナーを目指す若者を受け入れる100社の連合体を創出（ ～2024年）
6.　復興キーマンを東北６県、国内外に100人派遣 （～2025年）
7.　食文化・郷土料理を次世代に繋ぎ世界に発信する「東の食の教科書」発表（2025年）
8.　土地を地域に開き、65歳からゲリラ的に生きる「ものづくりオーナーズ倶楽部」設立（ 2025年）
9.　東北に再生可能エネルギー産業クラスター創出、自律分散型のエネルギーと自治を実現 （～2030年）
10. SDGsの成果を発表する文化フェス「SDGs EXPO ～福島で誰一人取り残さない～」 （福島県浜通り）開催（2030年）

【プロモーションビデオ「RE:TOHOKU」】

「東北リーダーズ・カンファレンス」の開催に先立ち、震災からこれまでの東北の姿、社会の変化を、Bank Bandの曲『こだま、ことだま。』（無償提供）に乗せてまとめたプロモーションビデオ「RE:TOHOKU」を作成し、３月１１日に公開した。（
　https://www.youtube.com/watch?v=ABB41kPI20Q
　制作：「東北リーダーズ・カンファレンス」・「一般社団法人 東の食の会」
　Spcial Thanks to： ap bank / ETIC.　

【東北リーダーズ・カンファレンス開催概要】

• 日時：第１日目　2021年3月12日（金）13:30〜16:50 　　
• 　　　第２日目　2021年3月13日（土）10:00〜13:00
• 形式：全国へオンライン生配信による開催
• 主催：東北リーダーズカンファレンス実行委員会（https://tohoku-leaders.com）

プログラムの詳細
登壇者は全て氏名五十音順、敬称略。

• 第１日目：３月１２日（金）

■オープニング｜13:30-14:00
震災から10年の東北の社会の変化を示すデータを紹介。
◉データのサマリーと例

 

 

 

 

 

 

 

◉モデレーター
高島宏平（東の食の会代表理事/オイシックス・ラ・大地(株)社長/共同実行委員長）

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■これまで①「復興10年間の総括~Human Legacy~」｜14:00-14:45
三陸・福島各地の復興リーダーと、支援を続けてきた団体や行政の視点から10年間を総括。
◉パネリスト
阿部勝太（漁師・一般社団法人FISHERMAN JAPAN 代表理事）
岡本全勝（元復興庁事務次官）
加藤絵美（株式会社カトウファーム専務取締役）
小林武史（一般社団法人ap bank 代表理事）
◉モデレーター
岩佐大輝（農業生産法人株式会社GRA 代表取締役CEO/実行委員）

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■これまで②「世界三大復興」｜14:50-15:30
ルワンダの内戦、ニューオリンズのハリケーンカトリーナ、そして東日本大震災という世界的に甚大な内戦や災害からの復興から、コロナ禍からの復興や今後世界で起きる災害復興に活かせる学びについて議論。
◉パネリスト
アリソン・プライヤー (Greater New Orleans Community Data Center 前代表)*事前収録
小松洋介（NPO法人アスヘノキボウ代表理事/実行委員）
竹内弘高（ハーバード大学経営大学院　教授）
永遠瑠（とわり）・マリールイズ（NPO法人ルワンダの教育を考える会 理事長）
◉モデレーター
高橋大就（東の食の会事務局代表）

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■これまで③「東北から感謝状」｜15:40-16:20
東北復興に対し、10年間支援や共創を続けてこられた企業のあゆみを共有するとともに、東北から感謝のメッセージを送った。
◉登壇者
磯崎功典（キリンホールディングス株式会社 代表取締役社長）
妹尾正仁（Zホールディングス株式会社　執行役員・法務本部長）
山田邦雄（ロート製薬株式会社　代表取締役会長）
◉プレゼンター
東北リーダーの方々

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■転換：ビジョンに関するヒアリングの共有｜16:20-16:50
東北が10年間の復興の道のりを経て見えてきた地域の性質や、次の10年、どこを目指していくかというビジョンについて、事前に集まった東北リーダーからの声を紹介。
 

• 第２日目：３月１３日（土）

■オープニング｜10:00-10:20
実行委員長の高島から、初日のプログラムのハイライトと、２日目のプログラムについて紹介。また、ゲストに小泉進次郎環境大臣を迎え、10年間、東北復興に積極的に関わってこられたご自身の想いをお話いただいた。
◉登壇者
小泉進次郎環境大臣
高島宏平（東の食の会代表理事/オイシックス・ラ・大地株式会社社長）

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■これから②：世界に発信すべき「TOHOKU」～東北ビジョン2031～｜10:30-11:30
世界に発信すべき「TOHOKU」とは、１０年後に目指す東北の姿とは何かについて、リーダーや有識者が議論します。※これから①のセッションは１日目の夜に非公開にて行った。
◉パネリスト
岩崎昭子（宝来館女将/一般社団法人根浜MIND 代表理事）
楠本修二郎（東の食の会代表理事/カフェカンパニー代表取締役/実行委員）
鈴木賢治（株式会社47PLANNING代表取締役）
津田大介（メディア・アクティビスト/実行委員）
宮田裕章（慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授）
◉モデレーター
宮城治男（NPO法人ETIC. 代表理事/東の食の会理事/共同実行委員長）

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■これから③：最終ディスカッション&発表｜11:30-13:00
２日間のプログラムを通じて生まれた、東北が今後10年間歩んでいく方向と、そのためのアクションについて発表。
◉発表
東北リーダーの皆さん
◉ゲスト
須田善明（女川町長）
◉進行
高島宏平（東の食の会代表理事/オイシックス・ラ・大地(株)社長/共同実行委員長）
宮城治男（NPO法人ETIC. 代表理事/東の食の会理事/共同実行委員長）
 

• 東北リーダーズカンファレンスとは？（https://tohoku-leaders.com）

2014年から2016年にかけて行われた「東の食の実行会議」を前身とし、東北の産業やまちづくりを担うリーダーと、日本のビジネスリーダーらが1年に１度集い、新しい地域のモデルや、それを推進するリーダーが更に突き抜けた存在になる共創の場です。詳しくはこちらをご覧ください。https://tohoku-leaders.com