会社設立から100年、社長から社長へ、繋がれ続けるBATONの真実
アース製薬株式会社(所在地:東京都千代田区)の代表取締役社長・川端克宜氏、取締役会長・大塚達也氏による「バトン トップを走り続けるためにいちばん大切なこと」が、10月1日より全国書店にて発売される。
来年、会社設立100周年を迎え、強力な営業と数多くのヒット製品を産み出しながら業界のトップを走り続ける虫ケア用品の業界トップ・アース製薬。業界3位のポジションからトップを奪取、さらに入浴剤、オーラルケアへとその製品構成を拡大するだけでなく、世界市場へと走り続けるアース製薬の代々の社長が、脈々と繋いできたBATON。そこには、誰にも語られなかったトップをめざすための「挑戦」の日々があった。
普通の大学生から成長企業のトップへ
「普通の大学生だった」頃の川端社長からこの物語は始まる。
新入社員時代に経験した阪神・淡路大震災の苦難を乗り越え、率先垂範で会社を引っ張ってきたストーリーには、その正直で愉快な人間性に共感する読者も多いはずだ。著者のリーダーとしての辣腕ぶり、また、出会った数多くの人々との交流が語られるなど、人間・川端克宜の面白いほどに魅力的な姿が描かれている。社長就任前のガーデン事業における試行錯誤の末に産まれたヒット製品の秘話、また、営業職としての心得など、読み応えはたっぷり。経営者やビジネスパーソンにとって、これから社会人になる学生にとっても必読の一冊になることは間違いない。
「虫ケア用品」を浸透させ、企業イメージも一新
大ヒットとなった「ごきぶりホイホイ」で確固たる地位を築き、液体式電気蚊取り器「アースノーマット」をはじめ、消費者になじみの深い商品を次々と市場に誕生させてきたアース製薬。現社長・川端克宜の就任以降も、執念にも似た新製品開発と同時に、絶え間ない社内改革が続いていた。なかでも、業界を驚かせたのは、「殺虫剤」という呼び名を「虫ケア用品」に呼称変更したことだ。さらに、入浴剤や芳香剤、など、日用品メーカーとして成長を続け、「感染症トータルケアカンパニー」へと変わってきた。
一気に進めたМ&Aとグローバル化を加速
2014年に就任した川端新社長は、M&Aを果敢に進め、グローバル化を加速。買収した白元は白元アースとして再建に成功。また、海外進出では、タイに加えて中国での販売強化から東南アジアへと市場を拡大してきた。さらにはベトナムの会社を子会社化、マレーシア、フィリピンにも進出した。現在も進撃は止まらず、2030年には海外売上高を3倍以上に伸ばす計画だ。
MA-Tシステムなど新しい挑戦
新しいオープンイノベーションの取り組みである「MA-T事業」は、将来に向けた幅広い知的財産の活用につながる、大きな挑戦だ。革新的な酸化制御技術であるMA-Tは、医薬品やエネルギーなど幅広い用途に応用でき、世の中を変える可能性も秘めている。こうしたアース製薬の今後にも多くの紙幅を割き、その未来図が語られている。
【書籍情報】
『バトン トップを走り続けるためにいちばん大切なこと』
ISBN :978-4-478-08511-0
定 価:1,600円(税別)
判 型:四六版 - 並製
発 行:ダイヤモンド・ビジネス企画
発 売:ダイヤモンド社
発売日:2024年10月1日
【Contents】
第1章 特にやりたい仕事がなかった私がアース製薬に入社したわけ
第2章 率先垂範型の支店長として業績を急拡大させる
第3章 大塚社長からバトンを受け継ぐ
第4章 社長就任から10年で会社は大きく変わった
【著書プロフィール】
大塚 達也
アース製薬株式会社 取締役会長
1986年大塚製薬入社。90年1月アース製薬入社、同年3月取締役、92年常務取締役、94年代表取締役専務取締役、98年代表取締役社長、2014年取締役会長に就任した。
川端 克宜
アース製薬株式会社 代表取締役社長CEO
1994年にアース製薬入社。2011年役員待遇営業本部大阪支店支店長、13年取締役ガーデニング戦略本部本部長、14年代表取締役社長(兼)ガーデニング戦略本部本部長、15年代表取締役社長(兼)マーケティング総合戦略本部本部長、19年バスクリン取締役会長、21年代表取締役社長CEO、白元アース取締役会長、アース・ペット取締役会長、アース環境サービス取締役会長。
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