全国の歯科医師・歯科衛生士が選ぶ子どもに受けさせたい歯科施術5選！【スマートチェックアウト】全国10000歯科医院アンケート調査

１位は圧倒的支持のあの施術！

株式会社SCOグループ

2024年1月5日 17時36分

株式会社スマートチェックアウト（本社：東京都千代田区、代表取締役：玉井雄介、以下、スマートチェックアウト）は、「子どもに受けさせるべき歯科施術調査」を全国10,000の歯科医院に対してアンケート調査を行いました。

【調査概要】

調査名：子どもが受けるべき歯科施術に関するアンケート調査
調査期間：12月26日〜1月4日
調査機関：自社調査（株式会社スマートチェックアウト）
調査対象：全国10000歯科医院
有効回答数：n＝86
調査方法：インターネット調査

世界トップクラスの長寿国でありながら、生涯寿命と健康寿命（健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間）を比べると10歳近く乖離がある日本。笑顔でいつまでも健康的な食事をするためには健康な歯が何よりも大切です。歳を重ねても自分の歯を失わないように子どもの時から適切な歯のケアや習慣を身につけたいものですよね。

そこで歯科業界に特化したメディカルテック企業であるスマートチェックアウトが全国の歯科医師、歯科衛生士に「子どもが受けるべき歯科施術に関するアンケート調査」を実施。支持の多かった5つの施術をランキング形式でご紹介します。

同率第4位　シーラント（32.6%が受けるさせるべきと回答）

シーラントとは、虫歯になりやすい奥歯の溝を物理的に封鎖したり、シーラント材の中に含まれるフッ化物により再石灰化作用を促進したりするむし歯予防法です。4年以上で約60％のむし歯予防効果が認められ、特にフッ化物応用との併用によってむし歯予防効果はさらに増加します。

またシーラントの塗布は保険適用で、3割の自己負担とすると1歯あたり約400円です。使用するシーラントは白色でほとんど見分けがつかず、麻酔の必要もありません。ただシーラントは永久に保持されるわけではなく、取れたり欠けたりした場合には、再度塗布することで高い予防効果を維持することができます。そのため、歯科医院での定期的な確認が推奨されます。

「う蝕予防に効果的である」「多くの子どもに共通した問題を解決できる」などの意見があり支持を集めました。

同率第4位小児矯正（32.6%が受けるさせるべきと回答）

小児矯正とはまだ永久歯が生え揃っていない6歳から12歳までに行なう歯の矯正のことです。子供の早期矯正治療は、歯並びと顎の不調和を改善しやすい適切な時期に早期にコントロールが可能になることと、健康な歯を抜くことなく矯正を行うことができます。

歯列を審美的な意味で捉えている方も多いとは思いますが、それだけではなく虫歯予防の観点からも非常に重要なことです。歯科医師からは「歯列不正は重大な虫歯のリスク」という意見や、また「最近の子供は歯並びが悪い子が多い」という回答も複数上がっていました。

第3位フッ素塗布（60.5%が受けるさせるべきと回答）

フッ素塗布とは、比較的高濃度のフッ化物溶液やゲル（ジェル）を歯科医師・歯科衛生士が歯面に塗布する方法です。フッ素塗布には３つの効果があり、

①虫歯になりかけた初期の歯を元に戻す作用

②虫歯菌が出す酸の生成を抑制

③虫歯になりにくい、強い歯の質になることが期待されます。

乳歯むし歯の予防として1歳児から施術が可能であり、フッ素は生えたばかりの歯に塗布するのが、最も効果的であるため、下の乳歯が生え始めたら定期的に歯医者に通うようにして、上下前歯が生えてきたらフッ素塗布できると良いとされています。

歯科医院での濃度の高い定期的なフッ素塗布の予防効果は40-50％になります。そのためフッ素の高い虫歯予防を効果的に活用するために、3-4ヶ月に一度は歯科医院でフッ素塗布できると良いと言われています。「フッ素は歯科実態調査からも効果が確認できていることなので、受けていただきたい」という歯科医師の声もありました。

第2位ブラッシング指導/TBI（62.8%が受けるさせるべきと回答）

ブラッシング指導（Tooth Brushing Instruction）とは、歯垢（プラーク・細菌）の除去を目的として、適切な歯磨き方法を歯科医師・歯科衛生士などの専門家が指導することです。

毎日日常的に行なっている歯磨きは大人であっても実は正しくできていないもの、小児歯科を設けている医院ではブラッシング指導日を作り、子供の歯並びに合わせたハブラシやフロスなどの補助清掃用具・ブラッシング方法などのアドバイスしてもらえるので親子で学びに行くのが良いかもしれません。

「口内環境は毎日の手入れが大きく影響する」「ブラッシングが1番の虫歯予防」「正しいブラッシング方法は日本人の８割が知らないのではないか」という歯科医師のコメントが多く、ブラッシング指導で正しく歯を磨く習慣づけをして欲しいという想いが伝わってきました。

第一位の発表の前に、ランキングには入らなかったものの取り入れて欲しいという声も多かった施術を紹介します。

番外編　MFT（口腔筋機能療法）（24.4%が受けるさせるべきと回答）

MFTとは、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす癖や習慣、行動を改善し、舌や口周りの筋肉を強化し、舌を正しい位置にするトレーニングのことを言います。これによって咀嚼・嚥下機能の改善、発音・滑舌がよくなる。表情が豊かになるなどの効果が見込め、口呼吸や歯並びなども改善することが期待されます」。

歯科医師や衛生士からは「長期的視点から口腔育成管理を行なって欲しい」「筋機能療法は10歳頃までとても効果的でコスパが良い」という意見がある一方「MFTは本人の続ける気持ちが必要なので簡単ではない」などの意見もあり、惜しくランク外となりましたが、必要な施術であることは間違いありません。

第1位　定期歯科検診とメンテナンス（83.7%が受けるさせるべきと回答）

今回のアンケートの中で圧倒的に多くの支持を集めたのが、「定期歯科検診とメンテナンス」でした。定期的にメンテナンスを受けることで、ブラッシングだけでは落としきれない汚れを除去したり、罹患する前や重症化する前に虫歯や歯周病を防ぐことができます。

また「定期的にプロのチェックは必須。子供の病院慣れにも有効」「小児期から歯科医院への通院を習慣づけることはとても大事」「定期的に来院されないと必要な処置ができない」「子供からしてみたらいきなり歯医者に連れてこられ歯科治療を行うのはハードルが高すぎる。普段から通う習慣が大切」など幼い頃から歯科医院へ通うことを習慣付けることで大人になってからの意識も変わってくるという回答が非常に多かったです。

そのほか少数回答に「子供の食生活　特に砂糖の取り方に注意を向けて欲しい」と栄養管理をあげる歯科医師の回答もありました。

子どもの歯の健康を守るのは保護者である親の役目

結果を見てみれば１位定期歯科検診とメンテナンス、２位がブラッシング指導と「当たり前」「みんなわかっている」そんな項目が並びましたが、実際、日本における定期歯科メンテナンス受診率は先進国の中でも非常に低く、85歳を超えた日本人のほとんどが半分歯を失っていることが厚生労働省の調べでもわかっています。

歳を重ねても自分の歯を維持するためには、子供の頃からの予防の意識と習慣がとても大切です。それを導くのは親であり、保護者であるみなさんです。子供が将来にわたって健康でいられるようにぜひみなさんも歯の健康、歯から子供のためにできることを考えてみてください。

会社概要

社名：株式会社スマートチェックアウト

本社所在地：〒100-7018 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー18F

設立： 2013年3月22日

代表：代表取締役　玉井雄介

事業内容：メディカルテック

HP： https://www.smart-checkout.net/

公式Twitter：https://twitter.com/sco_official_jp