renue、写真1枚で複数の商品を一括査定する「部屋まるごとAI見積もり satei-ai」をリリース。簡易な真贋検査や公開情報に基づく売却価格の提示までワンストップで提供

写真1枚から複数の物体を自動検出し、製品推定・コピー品検査・相場価格算出・売却前チェックリスト生成を全て自動化

株式会社renue

エグゼクティブ・サマリー

株式会社renue(本社:東京都港区、代表:山本悠介)は、写真1枚で複数の商品を一括査定するAIサービス「部屋まるごとAI見積もり satei-ai」をリリースしました。

写真内の複数の物体を自動検出し、製品推定・コピー品の簡易検査・公開情報に基づく売却価格の提示・売却前チェックリストの生成までを一括提供します。

サービスサイトはこちら:https://satei-ai.com/

特徴

  • 部屋の写真からAIで物体を自動検出:品物を1点ずつ撮影する必要がなく、部屋の写真を送るだけで家具・家電・バッグ・本などを自動で識別する仕組みを開発し見積もりまでの手間を削減します。

  • 品目ごとの目安金額を価格根拠つきで算出:メルカリ等の流通価格に基づいた価格レンジを品目ごとに表示し、根拠となるURLも併記することで、個別の価格調査にかかる時間を短縮します。

  • コピー品の検査と売却前todoを自動生成:ブランド品のロゴ・刻印・シリアル・付属品などの確認ポイント整理と、スマホのIMEI確認(端末の盗難・不正利用チェック)・初期化・動作確認などの売却前チェックリストを自動生成し、売却までの手間を減らします。

部屋まるごとAI見積もり satei-ai とは

「部屋まるごとAI見積もり satei-ai」は、AIによる物体自動検出で部屋の写真から品物を識別し、メルカリ・ヤフオク等の複数チャネルの流通価格に基づいた目安金額を提示するAIサービスです。

ブランド品はロゴ・刻印・シリアル・付属品などの確認ポイントを整理し、判定結果を算出します。

判定材料が不足している場合は、AIが追加写真や入手経緯を質問し、対話を通じて精度を高めます。確認が必要な項目は「内側タグの撮影」「シリアル番号の確認」など、優先度つきのフォローアップタスクとして自動生成されます。

スマホのIMEI確認(端末の盗難・不正利用チェック)・初期化・動作確認など売却前のチェックリストも品目に応じて作成され、過去の見積もり結果とあわせて保存・見返しが可能です。

対象領域の前提

国内リユース市場は2024年時点で前年比4.5%増の3兆2,628億円に達し、2009年以降15年連続で拡大を続けています。商材別ではブランド品が前年比15.7%増の4,230億円、携帯・スマホが同22.4%増の1,059億円と高い成長率を示しています。

2030年には市場全体で4兆円規模への到達が予測されており、個人間取引を含めた売買の裾野は年々広がっています。

一方で、顕在化しているリユース市場の背後には、各家庭で使われずに眠っている「隠れ資産(家庭内死蔵品、いわゆるタンス資産)」が推計約90兆円規模で存在するとされ、顕在化市場の約30倍に相当する供給ポテンシャルが手つかずのまま残されています。

少子高齢化と単身世帯の増加に伴い、生前整理・遺品整理・住み替えに伴う一括処分のニーズも年々高まっており、「家にある物の価値を一度に把握したい」というシーンは社会的に拡大している状況です。

こうした需要に対し、訪問買取・店頭買取・フリマアプリ等の売却ルートは整備されつつありますが、消費者側が事前に適正価格を把握する手段は依然として限定的で、品目ごとの相場調査・コピー品の判別・売却前確認は手作業に頼る部分が多く残されています。

対象領域の課題

「タンス資産」が家庭に滞留

家庭に眠る不要品の価値を本人や家族が把握できていないため、処分・売却に踏み出せず、結果として粗大ごみとして廃棄されたり、転居・相続のタイミングで一括投棄されるケースが少なくありません。

リユース市場の供給側ボトルネックは「物が無いこと」ではなく「価値が見えないこと」であり、見積もりの入口コストの高さが、社会全体で資産が流動しない構造的な要因となっています。

訪問買取(押し買い)による被害

国民生活センターには訪問購入(出張買取)に関する相談が年間およそ8,000件寄せられており、「不用品を引き取る」と電話があった後に来訪し、貴金属やブランド品を強引に・相場より大幅に安く買い取られるトラブルが繰り返し報告されています。

2013年の特定商取引法改正で訪問購入は規制対象となりましたが、業界調査では飛び込み買取営業の違法性を知っている消費者は約24%にとどまり、依然として「適正価格を知らないまま売ってしまう」構造が温存されています。

とりわけ高齢者世帯では、相場を確認する手段を持たないまま判断を迫られる場面が多く、被害が表面化しにくいのが実情です。

相場の調査作業が煩雑

メルカリ・ヤフオク・ハードオフなど、品目ごとに参照すべきチャネルは異なり、家具・家電・ブランド品・スマホ・本などカテゴリが混在する一般家庭では、相場調査だけで膨大な時間がかかります。

さらにブランド品の真贋確認・スマホのIMEI/初期化など、売却前に必要な確認項目はカテゴリごとに異なり、抜け漏れは減額やトラブルに直結します。

「適正価格を知ったうえで売却ルートを選ぶ(フリマで個人売買するか、店頭買取に持ち込むか、訪問買取に依頼するか)」という当然の意思決定が、現在の消費者には事実上できないままになっています。

ソリューション・やったこと

本サービスの中核は、物体検出・市場データ収集・対話的な真贋確認・タスク自動生成の4つのAIパイプラインです。

1. 物体検出パイプライン(RT-DETR)

部屋全体を写した1枚の写真から複数物体を同時に検出するため、物体検出には RT-DETR(Real-Time DEtection TRansformer) を採用しています。

RT-DETRはTransformerベースのend-to-end物体検出モデルで、リアルタイム性と精度を両立させた構成です。

検出した各バウンディングボックスを切り出し、商品カテゴリ推定モデルにかけてラベル付け・候補番号の付与を行う2段構成のパイプラインにより、家具・家電・バッグ・本・小物などを横断して扱えるようにしています。

2. 流通価格に基づいた価格レンジの算出

メルカリ・ヤフオク・ハードオフ・中古オフィス家具市場など、複数の流通チャネルから出品・成約データを収集し、品目ごとに統計的に価格レンジ(最低・最高・中央)を算出します。

算出根拠となった具体の取引URLを併せて保持し、合計の買取目安金額もあわせて提示することで、ユーザーが「なぜこの金額か」「全部でいくらになるか」をその場で検証できるようにしています。

3. 真贋検査の対話的補完

ブランド品のロゴ位置・刻印・シリアル形式・付属品など、真贋判定で確認すべき観点はカテゴリ・モデルごとに体系化しており、初期写真から判定可能な項目は自動で判定(本物 / コピー品 / 判定困難)します。

判定材料が不足する場合は、AIが「内側タグを撮ってください」「購入経路を教えてください」といった追加情報を対話形式で要求し、応答に応じて判定精度を高めます。買取前にコピー品リスクを把握でき、査定判断の材料として活用できます。

4. 売却前todoタスクの自動生成

品目カテゴリ(スマホ/家電/ブランド品/家具など)ごとに、売却前に必要な確認項目を優先度(高 / 中 / 低)付きでタスク化します。

スマホであればIMEI確認・初期化・動作確認、ブランド品であれば付属品や保証書の確認といった具合に、カテゴリテンプレートとLLMによる個別具体化を組み合わせ、「次に何をすればよいか」が1枚のリストで提示される設計です。確認作業の属人化を解消し、抜け漏れを防ぎます。

効果

見積もり開始までの工数削減

従来は品物を1点ずつ撮影・入力し、個別に品名を特定する作業が必要でした。写真1枚からの一括検出により、見積もり開始までの初期工数の大幅な削減を見込みます。

価格調査の効率化

メルカリ・ヤフオク・ハードオフ等の複数チャネルから価格レンジと根拠URLを自動取得し、個別の相場調査にかかる時間を短縮します。

そのため、品目ごとの内訳と合計金額がその場で確認でき、売却判断までの意思決定スピードの向上に寄与します。

確認作業の自動化と抜け漏れ防止

ブランド品の真贋確認ポイントが自動整理されるため、専門知識がなくても確認すべき項目を把握でき、確認作業の属人化の解消が期待できます。

また売却前todoが優先度つきで自動生成されるため、確認項目を都度調べる工数の削減と、抜け漏れの防止も期待できます。

今後の展望

今後は、商品カテゴリごとにカスタム学習データを用いた検出精度の向上や、買取現場での活用を視野に入れた機能拡張を検討しています。また、ユーザーの利便性を高めるための追加機能についても開発を進めていく予定です。

renueは社内業務でもAI活用を進めており、現場で得た知見を製品に反映する体制を取っています。本サービスを通じて、買取・査定の現場で「AIが実際に使われる」事例を積み上げて参ります。

会社概要

・会社名:株式会社renue(リノイ)

・所在地:〒105-7105 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター 5階

・代表者:山本悠介

・事業内容:AIコンサルティング業

・URL:https://renue.co.jp/

本件に関するお問い合わせ

メール:info@renue.co.jp

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ビジネスカテゴリ
ネットサービスその他
キーワード
生成AI中古市場
関連リンク
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会社概要

株式会社renue

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URL
https://renue.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター 5階
電話番号
03-4500-7154
代表者名
山本悠介
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2021年03月