約6割の企業でAI活用の壁は「会社の仕組み」|企業のAI活用スコア(CAIQ)がみえる診断コンテンツ x3d「生成AIマネジメントサーベイ™」の調査結果を公表
「生成AIマネジメントサーベイ」約470社の分析で判明。最も低いスコアは意欲でもスキルでもなく、ルール・予算・成功事例共有といった“会社の土台づくり”であるというレポートを発表します
x3d株式会社は、「生成AIマネジメントサーベイ」の集計分析レポートを2026年9月に公開いたしました。抽出した回答企業471社を対象とした調査で、生成AI活用の最大の壁が「会社の仕組み」が未整備であることが明らかになりました。

サービス詳細はこちら:
「使えていないのは社員のAI意欲が低いから」は本当か?の解
企業の生成AI活用が広がる一方で、現場では「導入したのに使われない」「一部の人しか触っていない」といった声が聞かれます。その原因として、しばしば「社員の意識やスキルの不足」が挙げられてきました。
しかしx3d株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:武石 幸之助、以下 x3d)が、これまでAI活用を支援してきた企業を対象に実施した「生成AIマネジメントサーベイ」の集計分析からは、これとは異なる実像が浮かび上がりました。x3dは、生成AI活用力を「マインド(意識)・スキル(技術)・インフラ(環境)」の3つの掛け算で捉える独自のフレームに基づき、個人と組織の現在地を可視化しています。
この3つをまとめた指標を、社内ではAIQ(AI活用力指数)と呼んでいます。個人の数字と、会社全体の数字の両方を出せます。

「生成AIマネジメントサーベイ」調査概要
・調査名:生成AIマネジメントサーベイ 集計分析(2026年)
・調査主体:x3d株式会社(自社調査)
・調査期間:2024年8月21日〜2026年6月26日
・調査対象:x3dの研修等に参加した企業の役員・管理職・一般社員
・回答企業:471社/回答者1,328名
・集計基準日:2026年8月16日
主な調査結果
1. 最も低いのは「AIインフラ設計(会社の土台)」
100点満点換算の平均スコアは、マインド69.4点、スキル60.7点に対し、インフラは54.1点と最も低い結果となりました。ここでいうインフラとは、社内のルール・予算・成功事例の共有といった、生成AIを業務で使うための「会社の土台」を指します。
2. 142社中84社(59.2%)で最大の壁はインフラ
組織単位で3観点を算出できた142社のうち、84社(59.2%)で最も弱い領域が「インフラ」でした。個人単位でも、772名中438名(56.7%)で最も弱いのはインフラとなり、組織・個人の双方で同じ傾向が確認されています。

3. 6割が「触っただけ」で停滞してしまう環境
回答者のうち60.1%(772名中464名)が、生成AIを「触っただけ」の段階で停滞していることも明らかになりました。加えて、周囲に活用を広げられる推進役の候補は33.9%(687名中233名)にとどまります。
「一度は触った。便利だとも思った。でもたまにしか使わず、仕事のやり方は変わらない」——この状態の人が、772名中464名(60.1%)いました。

つまり「使われるインフラ・土台・イネーブルメントへの取組」が未だに弱いことが顕著となった結果となります。
4.AI活用・推進に予算がある会社は一段進み、次の課題が変わる
AIに予算を付けている会社ほど、活用度が高くなっていました。個人スコアの中央値は、予算あり群 61.6(n=137)/予算なし群 49.7(n=243)で11.9点の差。相関は r=0.57(n=380)で、今回見たなかで最も強い関係です(図3)。

さらに、予算がある会社群では、いちばん弱い観点が「会社の土台」から「使いこなし」へのフェーズ移っていました。順番のイメージはこうです。まず土台に投資する → 次に使いこなしを鍛える。
ただしこれは相関であって、「予算を出せば必ず上がる」という因果の断定ではありません。
4-5. 推進役の見つけ方を間違えると、広がらない
社内で推進を任せたい人は、「自分が使える」だけでなく「隣の人にも渡せる」必要があります。活用度と、周囲に広げる姿勢の両方が一定水準(100点満点で60点)以上の人は、687名中233名(33.9%)でした。一方で、そういう人が見当たらない会社も少なくありません。
また、いまはまだ使いこなしが弱くても、広めたい気持ちが強い人もいます。ここを先に育てると、組織に残りやすい、というのが今回の読みです。
では、会社は何をすればよいか
調査が示す優先順位は、次の順であるといえます。
-
全社員に同じ文面で、「使ってよいか/公式ツール/入れてよい情報/申請の有無」を伝える(研修の前)
-
成功例を置く場所を1つ決める(チャットでも短い共有会でもよい)
-
推進を任せる人を、スキル上位だけで決めない(広められる人/これから広める人を分ける)
-
そのうえで、対象を分けた短い実務研修を入れる
-
あとで同じ診断をもう一度やり、何が変わったかを見る。
生成AIマネジメントサーベイの特長・強み:1,800社の現場知見を体系化した独自理論に基づく診断
x3d株式会社の教育プログラムはこのサーベイの則り設計され、「土台」および3軸の理論を意識した効果的なプログラムとなっており、それらをバランス良く育成することにより、骨太のAI活用組織を目指せるというものです。
-
3軸で可視化:AIを活用するマインド・社内AIインフラ・自身のAI活用スキルの3つを個人と組織の両面で診断し、弱い部分から優先的に手を打てる設計
-
現場知見の裏付け:累計1,800社以上の法人研修から得た知見を体系化した「x3d式組織AI教育理論」に基づく
-
診断で終わらせない:研修・伴走型ハンズオンコンサル・AI導入支援まで一気通貫で提供し、可視化した課題への打ち手までつなぎ実用化を伴走する
x3dは、スキルだけを教える会社ではありません。
組織のAI化(AIX)を阻む要素——ルールの曖昧さ、共有の不在、推進役の不在、土台の遅れ——を先に解消するために、診断データに裏打ちされた設計で研修と伴走を組んでいます。
-
いきなりプロンプト集中講座から入らない
-
会社の土台(ツール選定・ルール)と、向き合い方を先に扱う
-
使い方の体験はそのあと
-
終盤で、社内ルールの言語化と、推進役の必要性に触れる
-
持ち帰るのは「操作の暗記」より、「自社で何を決めるかの判断」
今回の診断結果は、その順番の根拠です。研修だけ増やしても、ルールと共有の置き場が無い会社では定着しにくい——だから、測ってから整えて、そのうえで手を動かす、という流れにしています。
レポートサンプル


サーベイ導入の対象となる方々
-
生成AIを導入したものの、社内で活用が広がっていないと感じている企業の経営者・DX推進担当
-
AI研修を実施したが、期待した定着に至っていない人事・人材開発部門
-
自社の生成AI活用の現在地を客観的に把握し、次の一手を設計したい経営層
代表コメント
x3d株式会社 代表取締役 武石幸之助は、本調査結果について次のように述べています。
「AIを活用できていないのは意識が低いからだと言われる悩みを何度も見てきましたが、数字は逆を指していました。意欲は69.4点、いちばん低いのは会社の土台の54.1点です。まず出すべきは研修の案内ではなく、『何に使ってよくて、何に使ってはいけないか』を書いた1枚や社内のメッセージだと判明しています。x3dは、可視化から打ち手までを一気通貫で支援し、生成AIを組織文化として根づかせる取り組みを支援して参ります。」
会社概要
x3d株式会社(クロスサード、東京都港区、代表取締役:武石幸之助)は、「AIを浸透させ、社会を前進させる」をミッションに、AI教育・組織開発から業務改善支援、AI開発・マーケティング支援までを一気通貫で提供するAIスタートアップです。累計1,800社以上の法人研修実績を持ち、独自の研修メソッドと生成AIマネジメントゲーム®をはじめとするソリューションで、企業・組織へのAI定着を支援しています。
-
会社名:x3d株式会社(クロスサード)/x3d Inc.
-
代表取締役:武石 幸之助
-
設立:2023年1月6日(AI導入支援の実績起点は2017年、前身のワンオブゼム時代を含む)
-
資本金:3,500万円
-
所在地:〒105-0012 東京都港区芝大門1-3-4 グランファースト芝大門6階
-
実績:累計支援1,800社以上/受講者延べ5,000名以上/受講満足度99
-
サービスページ:https://x3d.jp/services/ai-management-survey
本件に関するお問い合わせ先
x3d株式会社 広報担当
MAIL:pr@x3d.jp
お問い合わせフォーム:https://x3d.jp/contact
URL:https://x3d.jp/
すべての画像
