12月来日!ウクライナ国立バレエへの「トウシューズ基金を立ち上げ【光藍社チャリティープロジェクト】
戦争の長期化により運営が困難になっているウクライナ国立バレエのダンサーたちへ、必需品であるトウシューズやバレエシューズを届けることでバレエ公演活動の継続を支援します。
まもなく来日公演を開催
2023年12月にウクライナ国立バレエが来日し、全国9ヶ所で17公演を開催。「雪の女王」「ドン・キホーテ」「ジゼル」の3演目を披露します。いよいよ来日が迫り、日本公演への期待が高まるなか、光藍社では新たに「トウシューズ基金」を立ち上げました。
光藍社では2006年以来、ウクライナ国立歌劇場のアーティストを毎年のように招聘し、バレエ、オペラ、オーケストラと合わせて延べ500公演以上を全国各地で開催。長きにわたりアーティストたちとの関係を築いてきました。
2022年には、150年以上の歴史を誇るウクライナ国立歌劇場で、日本人として初めて寺田宜弘氏がバレエ芸術監督に就任し、日本と劇場の関係はより深いものになっています。
光藍社チャリティープロジェクト「トウシューズ基金」
戦争開始からまもなく丸2年になりますが、戦争の長期化によって劇場の運営にも様々な支障が生じています。そこで、ウクライナ国立バレエが今後も継続的に活動を続け、更なる成長を遂げることができるように、応援プロジェクトを行います。
支援内容は、現地の寺田宜弘芸術監督の要望により、バレエ公演の活動継続に必要不可欠なものとしてバレエダンサーに支給している、トウシューズやバレエシューズに決定いたしました。
今後もウクライナ国立バレエが活動を続け、ウクライナから芸術の灯が消えることのないように、温かいご支援をよろしくお願いいたします。
ウクライナ国立バレエ芸術監督 寺田宜弘よりメッセージ
親愛なる日本の皆様
このような困難な時期にウクライナの文化を支援していただきまして、大変感謝しております。2023年5月、日本の皆様のご支援により世界的振付家J.ノイマイヤーとH.V.マーネンの作品を劇場のレパートリーに取り入れることが実現できました。さらに、「ジゼル」の新制作も決定し、12月の日本公演での初演に向けて準備を進めております。皆様には改めて御礼を申し上げます。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってもうすぐ2年が経とうとしています。今でもキーウの街はサイレンが鳴り響き、ウクライナ東部では多くの人々がこの戦争で命を落としています。私たちは、戦争という恐ろしい現実の中で生活している一方で、ウクライナの文化を守り、発展させ続け、皆さまに喜びと感動を与えられるように活動を続けております。現地では、公演を観に来たお客様から、「美しい世界観に浸り、戦争を忘れることができた。」「感動するという体験ができた。生きていてよかった。」といったお声をいただき、どんな時代も、芸術が人々の心に寄り添って今日まで続いてきたことを日々体感しております。
しかし、戦争の長期化によって、芸術活動の継続にも影響が生じています。政府からの援助は著しく削減され、劇場は必要最低限の人数となり、ダンサーを含む劇場職員の給料は大幅に削減されました。また、防空壕に入れる人数(劇場収容人数の1/3)での公演開催も劇場の運営を困難にしています。
それに伴い、これまでダンサーに支給していたトウシューズやバレエシューズが、十分に支給できないという問題も発生しています。トウシューズは、ダンサーに必要不可欠なものです。ウクライナの芸術の灯を消さないために、様々な問題を解決していかなければいけませんが、本件は特に早急に対応しなくてはならない事態となっております。
1972年から続くウクライナ国立バレエと日本との交流は特別なものだと思っております。戦争という未曾有の事態のなか、芸術監督として懸命に励んでおりますが、日本の皆様からのご支援を賜りたく、心よりお願いを申し上げます。
ウクライナ国立バレエ芸術監督
寺田宜弘
▼「トウシューズ基金」の詳細は下記よりご覧ください。
https://www.koransha.com/contents/news/20231130/
▼2023-24「ウクライナ国立バレエ」来日公演の情報はこちら
https://www.koransha.com/ballet/ukraine_ballet/
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