キャロリーヌ・シーズナルレター第16号/2021.3.25発行
Caroline seasonal letter Vol.16
キャロリーヌ・シーズナルレター第16号は、「シン・キャロリーヌ」をテーマにお送りいたします。
◆特集/社長交代、クレド作成、化粧品新シリーズの開発。
2021年、キャロリーヌは100年愛されるエステティックサロンとして、新しい一歩を踏み出しました。
2021年、創業44年目を迎える『素肌のクリニック キャロリーヌ』は社長交代を行い、経営理念も新たにスタートしました。
シン・役員
今年1月1日、『素肌のクリニック キャロリーヌ』は、取締役副社長の松浦真須美が代表取締役社長に就任いたしました。これに伴い、創業者の井野洋子が代表取締役社長の職を退き会長職に、取締役常務の里見福恵が取締役副社長にそれぞれ就任いたしました。取締役専務の平山玲子は留任しました。
43年間エステティック事業に邁進してきた井野は、4年前の2017年に開催した創業40周年記念パーティーが、世代交代へのきっかけになったと言います。約100名のお客様、協力会社の方々を招いたパーティーで、役員である自分の妹たちを紹介できたこと、40年の感謝の思いを直接伝えられたことで、「思い残すことはない」と気持ちに区切りがついたようです。
また、井野は以前から、一番下の妹である松浦に自分の後を継いでもらいたいと考えており、2016年に松浦が副社長に就任して以降、少しずつ経営判断を任せてきました。これに応えて松浦は、新しい人事制度の導入や化粧品事業の新規展開など、積極的に新しいキャロリーヌづくりを行ってきました。その功績は、昨年8月に実施した社員アンケートの「職場への満足度97%」という数字に表れています。
シン・経営理念
キャロリーヌでは昨年、創業者精神を形にし、次世代へと伝えていくために、クレドを作成しました。松浦が2013年にあるセミナーでクレドについて学び、いつかキャロリーヌでも作りたいと心に決め、2017年に立てた中期ビジョンに盛り込みました。緊急事態宣言発出による休業中の昨年5月に、25名によるプロジェクトチームを立ち上げてスタート。オンラインで行われた会議は、毎回、事前に各サロンで話し合われた内容を持ち寄り、積極的な意見交換を行いながらまとめていきました。会議には役員も出席しましたが、オブザーバーとして見守ることに徹し、文字通り100%社員の声で作られました。
そうして約半年かけて完成したクレドには、「100年愛されるエステサロンを目指してお客様・社員と長く過ごせる場所をつくります」というヴィジョンが入りました。社員から出た「100年愛されるエステサロン」という言葉に、役員はじめ幹部も深く共鳴しています。
【キャロリーヌ クレド】
<経営理念>
感謝・謙虚・継続
<人事理念>
“女性の女性による” 女性のための キャロリーヌ
だからこそ私たちは、それぞれのライフステージで輝く女性のために、働きやすく自己成長できる職場を用意しています。
<ミッション>
私たちイノス・ジャポングループは、本物志向であることにこだわり、全てのお客様にとって生活の一部であり特別な存在として、安らぎと感動を与えられるような空間づくりを通して、お客様の求める内面・外面・精神面の美しさと幸せな未来を創り続け、私たち自身も元気・笑顔・前向きの精神を忘れずに成長し続けます。
<ヴィジョン>
100年愛されるエステサロンを目指して、お客様・社員と長く過ごせる場所をつくります。
<コーポレートメッセージ>
カラダの内から美しく。
100%社員によって作られたこのクレドには、仕事で迷ったとき、悩んだときの答えがあります。いつでも確認できるようにと、ポケットに入るサイズのカードにまとめられた自分たちのクレドを、各サロンの責任者を中心に、現場で浸透させていってほしいと思います。
シン・オリジナル化粧品
現在、17点あるキャロリーヌのオリジナル化粧品。サロンで使用する業務用として1990年に研究・開発を始め、30年ほど前からは、ホームケア用品の開発にも取り組みました。主に、サロンに通われているお客様が購入されていましたが、2004年にオープンしたオンラインショップにより、サロンを卒業されたお客様や、他のお客様にも購入いただけるようになりました。そして、2019年4月、新たに「化粧品事業部」を立ち上げ、10月には通信販売専門チャンネル「ショップチャンネル」に初出品。おかげさまでオンエアの度にほぼ毎回完売し、サロンをご利用されたことのない方や、地方にお住まいの方にも「キャロリーヌ化粧品」を知っていただくことができました。
今年からは本格的に、サロン事業と化粧品事業の2大事業として展開し、これまで以上に化粧品の開発、販売に力を入れてまいります。その一つが「セカンドラインの開発」です。ここ数年、『プレミアムRクリーム』や『エステリフトG』など、主にエイジングケア商品の開発に力を入れてきましたが、セカンドラインは毛穴の汚れ・開き、ニキビといった、20代~30代の女性に一番多い「毛穴の悩み」の解消に特化したシリーズです。
そして、「結果を出す」ことにこだわった、キャロリーヌの経験と知識が詰まった化粧品を全国に届けたい、たくさんのお客様に喜んでいただきたいという思いから、新しい販売網の展開として、化粧品の通信販売市場No.1である楽天市場に店舗を出すことを決めました。現在、発売に向けてベテランエステティシャンによる開発が進められています。
化粧品事業の拡大は、経営基盤を大きく確かなものにするだけでなく、雇用の創出にもつながります。それは、エステティシャンとして活躍することが難しくなっても、長年培った知識と経験を化粧品の研究・開発・販売に生かすことができるからです。ここにも、社員=人財を大切にする、キャロリーヌの気持ちが込められています。
シン・キャロリーヌ
エステティックにできること。それは、外面を美しくすることだけではありません。キャロリーヌのコンセプトは「カラダの内から美しく。」人生100年時代になりましたが、女性の健康寿命は平均74歳と言われています。私たちは、お客様の体づくりのお手伝いをし、この健康寿命を伸ばしたいと思っています。そのために、これからも創業の精神である「結果を出す」ことにこだわり、施術、接客、サロンづくりすべてにおいてお客様に喜んでいただけるよう、お客様のお声、そして社員の声を大切にいたします。
社長交代と共に経営理念も新しくなりましたが、井野が創業以来ずっと大切にしてきた「お客様第一主義」は、創業の精神として今後も変わらず守り続けてまいります。これまで同様、「シン・キャロリーヌ」もご愛顧賜りますよう、よろしくお願いいたします。
◆お客様インタビュー/宮尾俊太郎様(バレエダンサー・俳優)
目に見えて効果を実感。
僕にとってキャロリーヌは、健康で若々しくいるために欠かせないエステティックサロンです。
第16号のお客様インタビューは、バレエダンサー・俳優として、舞台やテレビで活躍されている、宮尾俊太郎様。1年ほど前からキャロリーヌに通ってくださっている宮尾様は、スタッフと気軽にお話ししてくださる、フレンドリーで素敵なお客様です。
年齢による肌の変化が気になり始めた頃、バレエダンサーの中村祥子さんがキャロリーヌを紹介してくださいました。舞台やテレビなど、人前に出る仕事をしているので、シワやむくみ、クマのない、きれいな肌でいたいと思っています。特に、4Kテレビは高画質で、肌の毛穴まではっきり映ってしまいますからね(笑)。月に2回通っていますが、通い始めた頃よりも、10歳くらい若返ったような気がします。肌の乾燥が気にならなくなりましたし、ハリがでてきました。担当してくださるヘアメイクさんから、「肌にツヤがあって、お化粧のりもいいですね」とよく言われます。
施術内容は、いつもお任せしています。メニューはスタッフの方が僕の肌の状態を見て決めてくださいますが、主に「顔筋リバース」か「ヒト由来幹細胞培養液導入プラチナム」です。「ヒト由来幹細胞培養液導入プラチナム」は、本当にすごい!時間が巻き戻ったかと思うほど、1回で肌にハリと透明感がでるので驚きました。「顔筋リバース」のハンドマッサージは、顔や首周りの血流が良くなって、むくみが取れて頭もすっきりします。
自宅では、キャロリーヌ化粧品の「薬用コンディショニングローション」「エステセラムEX」「エステリフトG」「クレイマスク」「ホワイトシルキーマスク」と、トータルで愛用しています。最近は、シャンプー&トリートメントも使い始めました。どれも施術と同じで、効果を実感できるので気に入っています。
僕は、美しくいたいというより、いくつになっても健康的で、清潔で、格好良くいたいと思っています。そのために、運動・食事・睡眠以外にプラスαで大切にしているのがエステティック。キャロリーヌさんには、僕以外にも通っている男性は何人もいらっしゃるようですが、もっと増えてくるといいですね。
僕が通い続けているのは、施術の効果が高いということもありますが、スタッフ皆さんの品の良さとアットホームな雰囲気で、安心して身を預けられるというのも大きな理由です。自宅でのお手入れ方法や、食事に関するアドバイスもしていただいて、健康と美容の面でいろいろと助けてもらっています。
今日も格好良くいられるのは、キャロリーヌのスタッフ皆さんのおかげ、感謝しかないですね。これからも、ずっとお世話になりたいと思っています。
<プロフィール>
1984年生まれ。14歳からバレエを始める。2001年、フランスのカンヌ・ロゼラハイタワーに留学。モニク・ルディエール、久富淑子等に師事。2004年10月、K−BALLETCOMPANYに入団。2007年9月ソリスト、2009年ファースト・ソリスト、2012年プリンシパル・ソリスト、2015年プリンシパルに昇格。「シンデレラ」「ロミオとジュリエット」「海賊」「くるみ割り人形」「ジゼル」「白鳥の湖」「ドン・キホーテ」「カルメン」等、さまざまな公演で主演を務める。現在はゲストアーティスト。
2013~2019年、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」死のダンサー役、2018年「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」アレクセイ・ペトリコフ役で出演。
TBSドラマ「私の家政夫ナギサさん」肥後菊之助役、「ヤマトナデシコ七変化」森井蘭丸役、「IQ246~華麗なる事件簿」山田次郎役、「下町ロケット」堀田文郎役、映画「花のあと」江口孫四郎役、日テレ「アナザースカイ」MC、MBS「プレバト!!」、CM「たかの友梨ビューティクリニック」「KIRIN氷結」、広告出演「VOLVO V40」「HERGOPOCH」等、メディアでも多数活躍している。
2021年1月、NHKプレミアムドラマ「カンパニー」に高野悠役で出演。
◆特別インタビュー/冨永浩様(プロゴルファー)
ゴルフができる喜びに、改めて気づいた昨年。
コロナ禍によって、あらゆるスポーツ競技がさまざまな制約を受けた昨年。プロゴルフのシニアツアーも試練の一年となりました。ボディケアメニュー「ゴルファーズエステ」監修者の冨永浩プロにお話を伺いました。
昨シーズンを振り返って
2020年シーズンは、我々プロゴルファーにとっても、過去に経験したことのないシーズンになりました。予定されていた18試合の内、半数以上の10試合が中止に。スポンサーや関係者の努力でようやく競技が再開されましたが、ゴルフができる喜びと同時に、大丈夫だろうかという不安な気持ちと半々でしたね。選手は基本毎日PCR検査を受け、検温や行動履歴を協会に報告していました。試合が始まっても、キャディさんとの接触を避けるためにクラブは自分で抜いたり拭いたり、バンカーは足でならしたりと少し勝手が違いましたね。それでも、ゴルフは屋外で行い、一定の距離を保って密を避けられるスポーツだということをアピールしたいと、選手も頑張っていました。
メンテナンスで、イメージと体の誤差を修正
自粛期間中は、ほとんど外に出ず、少し練習をしたり、軽くウォーキングをしたりして過ごしていました。孫に会いに行くのが唯一の楽しみでしたね。ストレッチは毎日欠かさずやっていました。我々の年代になると、今から筋肉を鍛えるのは少し難しいので、せめて筋肉の柔軟性が衰えないように気をつけていました。
年齢を重ねると、自分が頭の中でイメージする動きと、実際の動きに、誤差が出てきます。その誤差をいかに少なくさせるか、が大事なんですが、そのためにはやはり体をきちんとメンテナンスして、イメージと実際の動きを一致させること。柔軟性が保てれば、自分の理想のトップまで体が回せますから、タイミングもうまく取れるようになります。体が硬くなると、どうしてもそのあたりがずれてきますね。
私が監修した「ゴルファーズエステ」は、ゴルフのスイングに関わりの深い間接の動きを良くしてくれるので、アマチュアゴルファーの方にはオススメです。
一日でも長くゴルフを続けたい
コロナ禍を経て、自分はやはりゴルフを心から愛していることを再認識しました。ゴルフができることが一番。愛するゴルフを、一日でも長く続けたい。そのためにも、体のメンテナンスが何より大事です。
最近思うのは、日頃のケアももちろん重要ですが、プレーの後、練習やトレーニングの後のケアが何より大切だということ。大好きなゴルフを長く続けるためには、そこを手を抜かずに、ラウンド後のメンテナンスをこれまで以上にきちんとやるようにしています。
私は来年60歳です(*)。これまで出場していたシニアツアーに加えて、グランドシニアにも出場できるようになります。グランドシニアには、ゴルフ界の発展に貢献してこられた大先輩達が、今も活躍しておられます。さらに68歳になると、ゴールドシニアも待っています。60歳や68歳になってもまだまだ現役で活躍できる競技は他にはないですよね。
今年はシード権を失ってしまい、予選会からの出場になります。来年の目標は、まずは1試合でも多く予選を突破すること。できる限りのことはしてみようと思っていますよ。
(*)取材は2020年12月実施。冨永プロは2月17日のお誕生日で還暦を迎えられました。
◆We are Caroline/新代表取締役社長 松浦真須美
お客様に喜んでいただけるサロンと化粧品、社員が安心して働ける場所を目指して。
創業者の精神を受け継ぎ、精進していまいります。
新しく代表取締役社長に就任した、松浦真須美を紹介します。松浦は、創業者である前社長 井野洋子の一番下の妹で、2009年に監査役として入社、2016年から取締役副社長を務めていました。
2021年1月1日付けで、キャロリーヌを運営する株式会社イノス・ジャポンの代表取締役社長に就任いたしました、松浦真須美です。
43年前にキャロリーヌがオープンしたとき、私は高校1年生でした。15坪のサロンでしたが輝いて見え、とても誇らしく思ったことを今でも良く覚えています。長い月日を経て、自分が社長を務めますこと、感慨深く思います。
創業者の井野洋子は、常にお客様を第一に考え、社員を大事にしてきました。これからもその「お客様第一主義」を継承し、「人財」である社員を守る経営をしてまいります。しかし、時代はめまぐるしく変化しており、社員一人一人の価値観、働き方も多様化しています。ですから、これまでと同じようなやり方では、会社が成長していくことはできないでしょう。私は、現状に満足することなく、進化し続ける組織づくりをしていきたいと考えています。
また、トップダウンではなくボトムアップ、社員主体の経営を大事にします。時流を読み、会社が進むべき方向性を示し、多様性を受け入れ、社員が「自分たちのサロン、会社」と思える働きがいのある会社を目指します。
「お客様第一主義」を継承していくために、私は月に数回、経営者としてではなく、お客としてサロンに足を運んでお手入れを受けています。そうしてお客様目線でサロンを利用することで、「お客様にどうしたら喜んでいただけるか」が見えてきます。施術だけでなく、接客、サロンづくりに目を配り、客観的なアドバイスをすることが大事だと考えています。
私の役割は、井野が人生をかけて築き上げてきたキャロリーヌを守り、創業の想いや企業精神を明文化し、次世代へとつないでいくことだと思っています。今年の1月に公表したクレドに、「100年愛されるエステサロンを目指して、お客様・社員と長く過ごせる場所をつくります」というミッションがあります。100年愛されるためにも化粧品事業をサロン事業と同じように大きくし、組織体制をしっかりと作り上げ、次の世代にバトンタッチしたいと考えています。
「一念岩をも通す」。この諺が私は好きです。目標や夢を実現するのは簡単なことではありませんが、諦めないで努力を続けていれば実現できると信じています。
これから可能な限り全サロンを回り、たくさんのお客様にご挨拶する時間を作りたいと思っています。サロンでお目にかかることができましたら、是非お気軽にお声をかけてください。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
◆Information
1)キャロリーヌ化粧品『フラクシーモイスト』リニューアル
先月末、人気のエイジングケア美容乳液『フラクシーモイスト』に、注目の美容成分「ヒト幹細胞培養液」を新たに配合し、リニューアル新発売しました。ノーベル化学賞受賞成分「フラーレン」とのダブル効果で、より深い潤いとハリのある美肌へと導く、進化したフラクシーモイストを是非お試しください。
<価格>13,200円(税込)
<オンラインショップ>https://caroline-onlineshop.jp/i/097
2)キャロリーヌ会員様対談、バレエダンサー中村祥子様×宮尾俊太郎様
去る3月8日、日本を代表するバレエダンサーの中村祥子様と宮尾俊太郎様の対談を、キャロリーヌ・新宿本店にて行いました。お二人は共にキャロリーヌ会員様で、定期的にサロンに通ってくださっているほか、キャロリーヌ化粧品のご愛用者でもあります。
当日は、同じく会員様のフリーアナウンサー竹山まゆみ様がインタビュアーを務めてくださり、ご来店のきっかけやお気に入りの施術、化粧品の使い心地などについて伺いました。「スタッフを信頼して身を任せている」「ずっと通い続けたい」とおっしゃっていただき、スタッフ一同改めて身の引き締まる思いです。
終始、和やかな雰囲気の中、対談は予定の時間をあっという間に終了。お二人の優雅な様子は、まるで舞台を観ているようで、感動的で贅沢な時間でした。この対談の様子を収めた動画は、キャロリーヌの公式ウェブサイトにて4月公開予定です。
3)季節のおもてなし
キャロリーヌ全店舗では、季節に合わせたスタッフ手作りの装飾でお客様をお迎えしています。2月16日から3月3日までは「ひな祭り」をテーマに飾り付けしました。
季節のディスプレイは、お客様に季節を感じてリラックスしていただきたいとの思いから始めたものです。お客様からは、「キャロリーヌのディスプレイは毎回楽しみ」「素敵なディスプレイに癒やされています」と、大変好評いただいています。6月後半からは「七夕」をテーマに飾り付ける予定です。どうぞお楽しみに。
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