大学の研究室や研究機関向けの研究活動 DX プラットフォーム『Wizdom』を提供するPRESのシードラウンドにおいて出資

株式会社ジェネシア・ベンチャーズ(代表取締役:田島 聡一、本社:東京都港区)は、同社が運用するGenesia Venture Fund 2号(以下、GV-2)より、アカデミアの研究成果を最大化する研究活動DXプラットフォーム『Wizdom(ウィズダム)』を開発・提供する株式会社PRES(プレス|代表取締役:大滝 翔士、本社:東京都渋谷区)のシードラウンドにおいて、リード投資家として出資したことをお知らせいたします。
同ラウンドの出資者は、複数の個人投資家です。


【『Wizdom』について】
Wizdom は、研究室における研究活動全体を DX(デジタルトランスフォーメーション)し、研究活動すべてを最適化するクラウドサービスです。
世の中にイノベーションを起こす、その根本となる「科学」や「技術」を生み出すのは、アカデミア/研究室です。そして、その根幹を占めるのが「実験」というプロセスですが、現状、実験に関するデータは紙のノートや研究員それぞれの PC などでバラバラに管理されており、実験にかかる時間の約 7 割が 「過去の実験データを探す」 ことに使われていると言われています。また、データがデジタル化されていないことで、研究の進展スピードもなかなか上がらないのが現状です。その上で、実験データの記録や管理を行うツールはこれまでにも提供されていましたが、ワークフローの一部のみを代替する部分的な機能提供では、根本的な課題や非効率を解消しているとは言えませんでした。
そのような現状を踏まえ、Wizdom は、研究活動全体を DX し、研究者が研究そのものに打ち込め、また、それを円滑かつ効果的に行える環境づくりを目指してまいります。

『Wizdom』でできること
▼過不足のない研究データの入力
従来、研究データは、まっさらな紙のノートに研究員それぞれが記入し、性格や能力によって情報の粒度がバラ バラで本人以外が見返して理解することが困難でした。Wizdomを使えば、用意されたテンプレートに実験データを入力することで、情報の粒度が揃い、誰が見ても理解できるようになります。
▼科学的な正当性を担保する相互チェックシステム
従来、研究・実験の過程では、口頭やチャットなど様々な方法で責任者が担当者をサポートしていました。すると、ディスカッションや経緯などのフロー情報が失われがちで、プロセスを見返すことが困難でした。Wizdomを使えば、研究データに紐付けて確認や承認作業を行え、科学的正当性を担保しつつ研究プロセスも辿ることができるようになります。
▼クラウド保存と権限コントロール
従来、紙のノート・共有のクラウドストレージ・それぞれのローカルストレージなどを併用して管理されており、見返したいときにデータを探す場所も多く、担当者がよほど積極的に共有してくれる性格でなければ、 データが存在しないこともありました。Wizdomを使えば、関連するすべてのファイルをWizdom上の研究データに紐付けてクラウドで管理することができます。 閲覧・編集権限も管理可能で、セキュリティ面も担保されます。
▼タスクの自動管理
従来、各々が自分の研究タスクを管理していましたが、特に役職や学年が上がると、自分が担当している研究に加えて部下のチェックタスクなども並行で行う必要が出てくるため、管理が非常に困難でした。Wizdomを使えば、登録された研究データと紐付いたタスクのリストと最適な順番が自動で生成され、タスク管理に費やしていたリソースを研究活動に使えるようになります。


【PRES 創業の経緯】
PRES は、「イノベーションのインフラを確立する」をミッションに掲げ、2020 年に設立されました。代表の大滝はもともと 2018 年に、海外のニュースや論文をサマライズする事業で起業しましたが、その後、アカデミア/研究領域へ向けたサービスの構想を以て事業をピボット。現在の『Wizdom』を提供するに至っています。
岸田政権は「科学技術立国の推進」を成長戦略に掲げ、10 兆円規模の大学ファンドを組成。共用施設の設置、データ連係基盤の設置、若手人材の育成とマッチングなど、大学と研究者の支援を発表しました。先述のようなワークフローの非効率やデータ活用体制の未整備といった課題に加え、新型コロナウイルス感染拡大の状況下においては従来のような属人的なコミュニケーションがとりづらくなり、研究室も大きなアップデートを迫られています。
繰り返しになりますが、世の中にイノベーションを起こす、その根本となる「科学」や「技術」を生み出すのは、アカデミア/研究室です。その研究室で行われていることにイノベーションを起こし、イノベーションの創出を後押しすることを、PRES は目指しています。
[参考情報] 首相「科学技術で新資本主義実現」 10 兆円ファンド決定:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA017W60R00C22A2000000/


【出資について】
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ Associate 一戸 将未
今回、当社が掲げる「イノベーションのインフラを確立する」というミッションが、私たちジェネシア・ベンチャーズの「アジアで持続可能な産業がうまれるプラットフォームをつくる」というミッションと重なるところが大きく、出資に至りました。 日本のアカデミア領域は、その重要性にもかかわらず、これまで経済的メリットが見込みづらかったため優れたサービスを提供する事業者も限られていましたが、現在は 10 兆円規模の大学ファンド設立をはじめとしてそのボトルネックが解消されつつあります。また、論文のフォーマットがグローバルで共通化されており、海外の研究室へのヒアリング結果を鑑みても日本の研究室と基本的なニーズは同様であることが見込まれるため、日本発のグローバルカンパニーとなっていく大きな可能性を当社は秘めていると考えています。ミッションの実現に向けて、大滝さん率いるチーム PRES にしっかりと伴走してまいります。


【ジェネシア・ベンチャーズについて】
ジェネシア・ベンチャーズは、「すべての人に豊かさと機会をもたらす社会を実現する」というビジョンを掲げ、シードアーリーステージのスタートアップへ投資とバリューアップ支援を行う、独立系のベンチャーキャピタルです。東京、ジャカルタ(インドネシア)、ホーチミン(ベトナム)の3拠点を構え、アジア全域において、スタートアップ、事業会社、投資家、政府、自治体、非営利団体など、社会を形成するすべてのステークホルダーとともに、社会の“あるべき姿”をとらえ、持続可能かつ大きな産業創造に挑むプラットフォームとなることを目指してまいります。


【会社概要】
  • PRES

会社名 :株式会社PRES(プレス)

WEB  :https://pres.world/

設立日 :2017年12月28日

所在地 :東京都渋谷区恵比寿 4 丁目 20 番 3 号 恵比寿ガーデンプレスタワー 27F
代表者 :代表取締役 大滝 翔士
 

  • ジェネシア・ベンチャーズ

会社名 :株式会社ジェネシア・ベンチャーズ
WEB  :https://genesiaventures.com/
設立日 :2016年8月
本社  :東京都港区北青山3-3-13 共和五番館2F
事務所 :ジャカルタ)WeWork Revenue Tower, Scbd, Jl Jend.Sudirman No.52-53, Senayan, Kebayoran Baru Jakarta City, JK, 12190, Indonesia
    :ホーチミン)D08,SENoffice Business Center,L18-11-13,18th Floor, Vincom Center Dong Khoi Tower,72 Le Thanh Ton, Ben Nghe Ward,District 1,Ho Chi Minh City,Vietnam
代表者 :代表取締役/General Partner 田島 聡一
事業内容:ベンチャーキャピタル業

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