Flora株式会社、株式会社トーカイでの生理用品無償設置の効果を検証

〜社内サーベイにより従業員の働きやすさとエンゲージメント向上を可視化〜

Flora株式会社

Flora株式会社(以下、「Flora」)は、健康経営支援サービス「Wellflow」のサーベイを基盤に、「リースキン」ブランドのフランチャイズチェーンを展開する株式会社トーカイ(以下、「トーカイ」)が社内で実施した生理用品の無償設置に関する施策の効果検証を支援しました。
今回の取り組みは、トーカイが提供する自動開閉式サニタリーボックス事業「ルーナス」と生理用品配布ボックスをセットにした「ルーナスサポートZERO」の導入効果を測定するために実施されました。

トーカイは、2024年10月から社内においてサニタリーボックスに加えて無償の生理用品を設置し、その前後に、Floraのサーベイを通じて従業員の意識変化や職場環境への影響を分析。その結果、急な生理時の不安が軽減され、多くの従業員が設置された生理用品を活用するようになり、従業員の満足度向上、業務効率への好影響、企業の健康経営への評価向上といった成果が明らかになりました。

■背景

トーカイは、これまで自動開閉式サニタリーボックス「ルーナス」の提供を通じて職場環境の改善に貢献してきました。さらなる女性への支援策として、生理用品配布ボックスをセットにした「ルーナスサポートZERO」の展開を進めています。今回、トーカイ社内での「ルーナスサポートZERO」導入とFloraによるサーベイを実施し、その効果を数値化することで、サービスの有効性を明らかにし、今後のサービス推進への一助とすることを目指しました。

■実施内容

●  生理用品の無償設置(社内の複数拠点に設置)

  ▪設置期間:2024年10月11日〜

●   Floraのサーベイを活用した従業員調査(設置前後の比較)

  ▪設置前アンケート:2024年10月4日(回答179件)

  ▪設置後アンケート:2024年12月9日(回答114件)

  ▪アンケート内容

   ・生理による職場への影響(欠勤やパフォーマンスへの影響)

   ・職場環境や働きやすさの変化

   ・生理用品の無償設置による従業員のサポート向上と利用状況

■主な調査結果

生理用品の交換に関する行動が大きく変化

<生理用品の交換を我慢した人の割合>
設置前の35.5%から設置後は19.6%へと15.9%減少しました。

<生理用品の交換を我慢した理由>
設置前は「持ってきた生理用品を切らした」という理由が18.4%を占めていましたが、設置後は4.8%にまで減少しました。これは、ある程度の備え(予備)をしていたものの、予想以上に必要となって足りなくなる、つまり「不意の生理や経血量の多さに対応しきれなかった」状況に対して、無償設置が安心して生理用品を交換できる環境を提供したことを示しています。

<生理用品の交換を我慢した際の対処法>
設置前は「生理用品を取りに戻った」(39.7%)、「トイレットペーパーなどで代用した」(24.1%)、「人からもらった」(13.8%)といった対応が取られていました。
しかし、設置後は「生理用品を取りに戻った」人の割合が19.6%と半減し、「トイレットペーパーなどで代用した」人も2.2%に減少しました。「社内の無償配布の生理用品を使った」という新たな選択肢が63.0%に達し、多くの従業員が設置された生理用品を利用するようになったことが明らかになりました。
このことから、無駄な時間の削減や衛生上の懸念の解消に貢献していることが分かりました。

<職場に求めるサポート>
職場に求めるサポートに関する調査では、「無償の生理用品設置」が35.1%と最も多く、約4割の従業員がこの取り組みを求めていたことがわかりました。次いで、「生理休暇の取得がしやすい環境」(25.5%)や「休憩室の設置がある」「低用量ピルの補助がある」(8.5%)といった項目が続いており、職場における生理時のサポート体制の整備が求められていることがうかがえました。

② 働きやすさ・エンゲージメントの向上

<働きやすさの向上

11.9%の向上が見られました。働きやすさへの評価が向上した方の割合は約4割(39.3%)で、特に30代後半〜40代の向上率が高いという結果となりました。以前は生理用品を取りに戻ったり、トイレットペーパーで対処したりする必要がありましたが、設置後は手軽に利用できる環境が整い、時間の無駄や不安が減少したことで、働きやすさが向上したと考えられます。

<エンゲージメントスコア(eNPS)の向上
7.82%の向上が見られました。エンゲージメントが向上した方の割合は約5割で、特に20代後半〜30代の向上率が高いという結果となりました。生理用品の設置とアンケート実施により、会社が女性の健康への配慮を示す姿勢が伝わり、従業員の会社へのエンゲージメントが向上したと考えられます。

※  eNPS:従業員の会社に対する推奨度を測る指標

自由記述回答では肯定的な意見と課題の両方が明らかに

<肯定的な意見>

● 今回の生理用品設置により、生理の悩みを相談しても良い空気ができたように感じられて大変助かりました

● 今回のアンケートで、自分の悩みを周りに話すきっかけになった気がします

<残る課題>

● 生理用品の交換のために、業務を抜けてトイレに行くことが困難な時がある

● 生理用品を交換するタイミングが取りにくい(特に外回りや接客業務の場合)

■まとめ

今回の取り組みにより、Floraのサーベイ結果からは、生理用品の無償設置が「生理用品の交換を我慢した」人の減少や、女性従業員の「満足度」および「エンゲージメントの向上」といった効果をもたらすことが確認されました。これらの効果は、従業員の健康や働きやすさの向上を通じて、企業の健康経営を推進するとともに健康経営オフィスを実現するうえで有効であることを示しています。

■「ルーナスサポートZERO」について

「ルーナスサポートZERO」は、トーカイが展開する自動開閉式サニタリーボックス「ルーナス」と、生理用品を無償で設置できる配布ボックスを組み合わせたパッケージサービスです。生理用品が急に必要になることもある女性の不安や不快を軽減し、企業の健康経営をサポートすることを目指しています。

▶詳細はこちら:https://www.biz.leasekin.co.jp/lp/lunas-support-zero.html

■「Wellflow(ウェルフロー)」について

「Wellflow」はAIとデータを活用した、Floraが提供する働く女性の健康を支援する法人向けフェムテックサービスです。パーソナライズされたアプリで生活習慣の改善や受診を促すほか、損失や職場の課題を可視化するサーベイ、リテラシーを向上させる研修/ガイドブックなど、啓蒙から行動促進(受診・セルフケア)、組織文化作りをワンストップで提供し、企業の健康経営と女性活躍推進に貢献します。高い利用率・行動率が評価され、サービス開始から2年で70社以上に導入されています。

▶詳細はこちら:https://main.flora-tech.jp/ja/wellflow-health-hr

【会社概要】

会社名:Flora株式会社

所在地:本社 京都市左京区吉田橘町32番地 

    支社 東京都中央区日本橋本町2丁目3−11 日本橋ライフサイエンスビルディング

代表者:クレシェンコ アンナ

設立:2020年12月

メール:admin@floramaternity.com

URL:https://www.flora-tech.jp/

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会社概要

Flora株式会社

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URL
https://www.flora-tech.jp
業種
情報通信
本社所在地
京都府京都市左京区吉田橘町 32番地
電話番号
-
代表者名
クレシェンコ  アンナ
上場
未上場
資本金
1億5620万円
設立
2020年12月