「成長するインド」の裏側にある現実に向き合うー―【NPO法人結び手】教育・女性の自立・医療を支える複合拠点、運営費クラファン116%達成
地域住民が土地を寄付し、株式会社アドベンチャーが建設費を全額支援。69名から集まった1,162,555円を、完成した拠点の運営に活用していきます。

NPO法人結び手(代表理事:福岡洸太郎)は、インド・ビハール州ガヤ地域の村に完成した「教育・女性の自立支援・医療」の複合拠点を継続的に運営するため、2026年4月15日から6月30日まで、クラウドファンディングで支援を募りました。
その結果、69名から総額1,162,555円の支援が寄せられ、目標金額100万円に対して達成率116%で終了しました。集まった資金は、子どもたちを指導する教員への報酬、学用品、女性の職業訓練に必要な材料、医療活動に関わる人員、医療機関への移動を支えるリキシャーの運営などに活用します。
本拠点は、地域住民から寄付された土地に、株式会社アドベンチャーによる建設費の全額支援を受けて完成しました。しかし、施設を建設しただけでは、村の人々に教育、就労、医療の機会を継続して届けることはできません。
今回のクラウドファンディングは、完成した施設を単なる「建物」で終わらせず、村の子どもたちや女性たちが自ら未来を切り拓き、必要なときに医療へつながるための拠点として動かし続けることを目的に実施しました。
▽クラウドファンディングの詳細
外部環境に負けない村へ―教育×自立×医療の「希望の架け橋」支援プロジェクト
▽株式会社アドベンチャーによるCSR活動報告
「未来を創る一歩:インドビハール州での学校建設プロジェクトと開校セレモニーレポート!」
■急速な経済成長の一方で、基本的な機会に届かない人々
インドは、主要国の中でも高い経済成長を続けています。世界銀行によると、2026/27年度の経済成長率は6.6%と予測されています。(※出典:世界銀行「India Development Update, April 2026」)
一方、結び手が活動するビハール州の農村部には、経済成長の恩恵や行政の支援が十分に届かず、本人の意思や努力だけでは乗り越えられない環境に置かれている人々がいます。
貧困などを理由に基礎教育を受けられない子どもたち、教育や家庭外で働く機会を与えられてこなかった女性たち、医療施設までの移動手段がなく、病気やけがをしても必要な医療につながれない村人たちです。
こうした課題は、それぞれが独立しているわけではありません。
教育を受けられないことで、仕事や収入を得る選択肢が限られる。女性が経済的な手段を持てないことで、家庭や地域での発言力を持ちにくくなる。病気やけがへの不安が、働くことや新しい一歩を踏み出すことを妨げる。
複数の課題が関係し合う地域だからこそ、一つの問題だけに対応するのではなく、教育、女性の自立、医療を一つの拠点で支える必要があります。
■「二度と同じことを繰り返したくない」――一人の村人の後悔から始まったプロジェクト
本プロジェクトは、約2年前、活動地域の住民から土地を寄付いただいたことから始まりました。
この男性が暮らす村では、かつてカーストの違いを理由に、共に暮らしていた人々を村から追い出してしまったことがありました。男性は、それを止めることができなかったことを強く悔やみ、二度と同じようなことを繰り返したくないという思いを抱いていました。
そして、結び手に次のように伝え、大切な土地を寄付しました。
「私はもう先は長くない。この土地を、この村の人たちのために使ってくれる人に寄付したい」

その後、株式会社アドベンチャーのインド法人関係者が結び手の活動地を訪れ、ホワイトボードや文房具を寄付しました。
現地で村の状況と結び手の活動を直接確認したことをきっかけに、同社が複合拠点の建設費を全額支援することを決定。男性が託した土地に、教育・女性の自立支援・医療の三つの機能を備えた拠点が完成しました。
村で起きた出来事への後悔から生まれた土地の寄付に、企業の支援がつながり、「二度と同じことを繰り返したくない」という思いが、村の人々に新たな機会を届ける場所として形になりました。
2026年5月13日に行われた開校式には、村の子どもたちや教員、住民など200名以上が参加しました。株式会社アドベンチャーからも、日本・インド・韓国の社員計16名が現地を訪れ、ノートパソコンや文房具の寄贈、子どもたちとの交流を行いました。
■建物をつくるためではなく、拠点を「動かし続ける」ためのクラウドファンディング
株式会社アドベンチャーによる支援によって建物は完成しましたが、施設を継続して運営するためには、毎年さまざまな費用が発生します。
教員や現場責任者がいなければ、子どもたちに教育を届けることはできません。道具や材料がなければ、女性たちが就労につながる技術を学ぶこともできません。医療に関わる人員や移動手段がなければ、村人が必要な医療につながる仕組みも機能しません。
そこで結び手は、拠点の完成直後から活動を開始し、継続的に運営するための資金を募りました。
69名から寄せられた支援によって、完成した施設を、村の人々が実際に利用できる拠点として動かすための第一歩を踏み出すことができます。

■教育・女性の自立・医療を、一つの拠点から支える
複合拠点では、主に次の三つの活動を行います。
1.子どもたちへの基礎教育と、自ら考える力を育てる教育
活動地域には、貧困などの外部環境によって学校に通えない子どもや、学校に在籍していても十分な教育を受けられていない子どもがいます。
拠点では、主に5歳から12歳までの子どもたちに、読み書きなどの基礎教育を提供します。
知識を一方的に教えるだけではなく、社会の中で起きていることを理解し、物事の善悪を自分で考え、周囲に流されずに判断する力を育てるため、ライフスキルやモラル教育にも取り組みます。
集まった支援金は、教員への報酬、子どもたちの学用品や教材などに活用します。

2.女性が収入と社会とのつながりを得るための職業訓練
活動地域には、性別や伝統的な価値観などを理由に、教育や就労の機会を得られず、家庭の外で社会とつながることが難しい女性がいます。
拠点を学校として使用しない時間帯には、女性が安心して技術を学べる職業訓練の場として活用します。
裁縫や手工芸など、収入に結び付く技術の習得を支援することで、女性が自ら収入を得て、生活や将来に関する選択肢を広げられる状態を目指します。
支援金は、職業訓練に必要な道具や材料、指導者への報酬などに活用します。

3.医療への移動手段がない村に、医療へつながる仕組みを
活動地域では、医療施設までの距離が遠いことに加え、救急車やタクシーが村まで来ない、または乗車を断られることで、必要な医療につながれない場合があります。
複合拠点を定期的な医療活動や緊急時対応の窓口として活用し、医療機関への移動に使用する専用のリキシャーを配備します。
妊婦、高齢者、病気やけがで移動が難しい人が、必要なときに医療へつながれる仕組みを整えます。
支援金は、医療活動に関わる人員の配置、医療用リキシャーの運営、現場管理などに活用します。

■土地、建設、運営――立場の異なる人々の支援が、一つの拠点につながる
今回の複合拠点は、一つの団体や企業だけで実現したものではありません。
村で起きた過去を悔やむ地域住民が、村の未来のために土地を託しました。その思いに応えるように、株式会社アドベンチャーが建設費を全額支援しました。そして、69名の支援者から寄せられた1,162,555円が、完成した施設を継続的に運営するための資金となります。
地域住民が持つ土地と地域への思い、企業が持つ資金や人材、個人の支援者が持つ「何か力になりたい」という意思が、結び手が現地で築いてきた信頼関係と活動基盤を通じて、一つの拠点につながりました。
株式会社アドベンチャーは、建設費を提供するだけでなく、経営陣から若手社員までが現地を訪れ、開校式の運営や子どもたちとの交流に参加しました。同社は、この取り組みを「社会貢献とビジネスの両立」という企業理念を体現するプロジェクトの一つと位置付けています。
株式会社アドベンチャー代表取締役CEOの中村俊一氏は、今回の支援について次のようにコメントしています。
結び手には、インドの活動地における現地の方との強力な信頼関係があります。それは、代表である福岡さんの「現地の課題を自分事として捉え、愚直に行動し続ける熱意」に依るものと確信しています。
結び手の迅速な実行力と、現地に根差した草の根のネットワークは、他の団体にはない大きな強みです。
「外部環境が原因で努力できない人をゼロにする」という結び手の理念を形にするため、今回このプロジェクトにおける建設費の全額支援をさせていただくことを決めました。拠点が完成して終わりではありません。これから集まるサポーターの皆様の力が、そこからより充実した、永続的な活動の大きな支えとなります。福岡さんなら、必ずやこの拠点をビハールの未来を変える場所に育て上げてくれると信じています。この拠点から、善意のバトンが次世代に繋がっていくことを切に願っております。

■結び手代表・福岡洸太郎からのコメント
この度は「外部環境が原因で努力できない人をゼロにする」ための活動にご賛同・ご支援いただき誠にありがとうございます。
今回のクラウドファンディングによってお預かりする資金にて、誰もを加害者にせず、情報を理解して自ら道を切り開くための教育、性別が女性であるというだけで差別行為を受けてしまう女性の立場向上のための活動、病気かどうかもわからず放置してしまうような方への医療アクセス支援を実施します。みなさまからお預かりする寄付金を1円も無駄にすることなく、現場での活動に邁進していきます。
改めてこの度はご賛同・ご支援いただき、本当にありがとうございます。

■企業の資源と、結び手の現地基盤を組み合わせた協働へ
複合拠点の完成とクラウドファンディングの達成は、活動のゴールではありません。
子どもたちへの教育、女性の職業訓練、医療アクセス支援を継続し、村の人々が自らの手で未来を切り拓くための土台として拠点を育てていくには、今後も継続的な運営と支援が必要です。
結び手は、企業が持つ資金、人材、専門的な知識、物品、技術、ネットワークと、結び手がインドの活動地で築いてきた信頼関係や草の根の活動基盤を組み合わせることで、より長期的な変化を生み出せると考えています。
企業・団体から、次のような協働や支援に関する相談を受け付けています。
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拠点や各活動への継続的な資金支援
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教材、パソコン、裁縫道具、医療関連物品などの提供
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社員による現地訪問や活動参加
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企業の専門分野を生かした技術・知識の提供
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企業と結び手による新たな社会貢献事業の企画
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社内研修や国際協力に関する講演の実施
企業の事業内容や支援目的を伺ったうえで、現地の状況と照らし合わせながら、実現可能な協働方法を検討します。
■クラウドファンディング概要
プロジェクト名:外部環境に負けない村へ―教育×自立×医療の「希望の架け橋」支援プロジェクト
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実施期間:2026年4月15日~6月30日
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目標金額:1,000,000円
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支援総額:1,162,555円
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達成率:116%
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支援者数:69名
プロジェクトページ:https://camp-fire.jp/projects/927627/view
■株式会社アドベンチャーによるCSR活動報告
「未来を創る一歩:インドビハール州での学校建設プロジェクトと開校セレモニーレポート!」
https://recruit.adventurekk.com/news/csrreportbihar/
■NPO法人結び手について
NPO法人結び手は、「外部環境が原因で努力できない人に機会を提供する」ことを目指し、インドを拠点に活動する団体です。
教育を受ける機会が限られている子どもへの基礎教育、女性の自立に向けた職業訓練、医療へのアクセス改善など、地域の状況に応じた活動を行っています。
団体名:NPO法人 結び手(Musubi-Te Foundation)
代表理事:福岡洸太郎
公式サイト:https://www.musubite.org/
公式Instagram:https://www.instagram.com/npo_musubite
■本件に関するお問い合わせ先
NPO法人 結び手(Musubi-Te Foundation)
広報/取材窓口:info@musubite.org
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