旧六瀬中学校跡地活用事業 優先交渉事業者に選定されました<兵庫県猪名川町>
学校を中心とした住み続けられるまちづくり事業~人と人が出会い、つながる学校を六瀬に~
廃校を利用した私立学校ができることにより、教育移住をする子育て世代が流入し、新たな仕事が生まれたり、地価が上昇したりするなど、地域が活性化しているという先行事例があります。猪名川町に新しい学校をつくり「学校を中心とする住み続けられるまちづくり」の実現に向けて、取り組んでいきます。自分を生き、周囲の人と手を取り合って、自分らしさを生きる人を増やします。
事業の背景
文部科学省が2023年に発表した調査によると、小・中学校における不登校児童生徒数は29万9048人で過去最多となっています。
その理由の一つとして、日本の教育が教科書に書かれている画一的な教育内容を暗記中心で詰め込んでいくのが基本的なスタイルが原因であると私たちは考えています。こうした教育を受け続けることで、子どもたちは受け身になり、学ぶ意欲が下がり、自分の考えがもてず、周りに合わせて行動するような人になってしまいがちです。
コクレオの森は、2004年から大阪府箕面市で『箕面こどもの森学園』をオルタナティブスクールとして運営しています。現在、約70人の小中学生が学んでおり、入学希望者も約100人います。また、学校への入学を目指して約40%の家族が移住してきており、教育移住の需要を感じています。このような需要の高まりを受けて、自然豊かな里山地域で子どもたちがのびのびと過ごし、主体性を育む教育を大切にする2校目の学校を設立することを目指しています。特色豊かな学校を提供することで、教育移住者の増加や地域の活性化に貢献します。
事業提案名 『学校を中心とした住み続けられるまちづくり事業』
(1)事業目的・コンセプト
・子どもの主体性を尊重し、体験・対話重視の教育を行う私立学校(小中学校)の設置をめざす。
※私立学校の設置は、関係法令等に基づき、学校設置の認可が必要となることから、現時点において応募者が計画している内容となります。
・都心にほど近い自然豊かな地域で、自治会やまちづくり協議会などの地域団体と連携し、特色ある教育を行います。
・人と人のつながりが感じられる、多様な教育の選択肢があるまちとしての新たな価値を作り出すことで、猪名川町北部への移住促進につなげ、地域の持続的な発展に貢献します。
・地域と学校をつなぐ地域コーディネーターを配置、校内に「地域交流スペース」を設置し、地域のニーズに合わせた学校施設の地域開放や地域活性化に向けた取り組みを行い、多世代の学びと交流の促進をします。
・地域の公立小学校とも交流を深め、地域の子どもたちに公立小学校外の子どもたちとの交流や体験の機会などを設け、多様な教育を知る機会や学びの体験を提供します。
(2)事業計画
施設全体を学校施設として利用(一部改修)します。また、地域交流スペース、ミーティングルーム、六瀬ルーム(歴史展示ルーム)の設置、空き教室の活用を予定しています。
(3)事業者紹介
学校法人 あけぼの学園
1953年より大阪府豊中市を中心に幼稚園などの幼児教育実施。何かを知っているなどの「認知的能力」ではなく、将来人間が生きていく中で最も大切な愛他心、やる気、試練を乗り越える力、自己抑制や忍耐力などの「非認知的能力」の基礎を大切に培うことを理念に保育を実践。
NPO法人コクレオの森
「誰もが自分らしく生きられる社会」、「平和で持続可能な社会」を創ることを目指して、オルタナティブスクール「箕面こどもの森学園」を運営する『こどもの森』、対話の文化を広げる『おとなの森』、親と子の幸せを支援する『こそだての森』、民主的な学校づくりや持続可能なまちづくりを支援する『ミライの森』の4つの活動を行なっています。
本件の問い合わせ
認定NPO法人コクレオの森(箕面こどもの森学園)
TEL&FAX 072-735-7676
メール info@cokreono-mori.com
HP http://cokreono-mori.com/
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