会計知識がなくても迷わない──仕訳をAIが提案する「経理仕訳エージェント」をジンベイが開発

ジンベイ株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:上田英介)は、国税庁の公開情報や社内ルール、会計システムのマニュアルをもとに適切な仕訳を提案する「経理仕訳エージェント」を開発しました。生成AIの技術とRAG(Retrieval-Augmented Generation)構成を活用し、仕訳の迷いを減らし、経理初心者でも正確な記帳を可能にする“実務ナレッジ特化型AI”として注目されています。
▼背景|仕訳業務の迷いと属人性

仕訳入力は、経理業務の基本でありながら、知識・経験の有無によってミスや手戻りが発生しやすい工程です。
実務上は「交通費と旅費の区別は?」「福利厚生費になるのか交際費なのか?」「SAPでの入力はどこ?」といった細かな判断を要する場面が多く、調べながらの作業が煩雑になりがちです。
ジンベイが開発中の「経理仕訳エージェント」は、そうした仕訳の悩みを生成AIで支援する“ナレッジ検索+対話アシスタント”型の業務エージェントです。国税庁のタックスアンサー、企業固有の勘定科目ルール、SAPなど会計システムの操作マニュアルをインプット情報として統合し、ユーザーの質問に対して実務に即した仕訳アドバイスを返すことが可能になります。
▼エージェントの構成要素
・国税庁のタックスアンサー等 公開資料を構造化学習
・企業ごとの勘定科目一覧・運用ルールをナレッジとして追加
・SAPやfreee、弥生などの会計システムマニュアルを参照対象に設定
・RAG(検索拡張生成)により、裏付けある形で根拠情報を提示
▼主な利用シーン
・経理初心者が領収書を見て「何費で処理すべきか」判断できないとき
・複雑な支払(リース/業務委託/出張旅費など)を処理する際の科目分類確認
・システム入力の手順が分からないままSAPなどで迷ってしまうとき
・自社独自ルール(例:1万円未満は雑費処理など)を自動考慮して仕訳を判断したいとき
▼将来的な展望

今後は、ジンベイGenOCRで読み取った紙の証憑(請求書・領収書など)と連携し、自動で仕訳案を提示→会計ソフトへ連携する機能も検討中。
会計入力の前段階から後工程までを、生成AIが一気通貫でサポートする「経理プロセスのフルオートメーション」を目指します。
■ジンベイについて
ジンベイ株式会社は「働くを変える」をミッションに、最新の生成AI技術を活用した業務DXを推進しています。私たちが提供する「ジンベイ生成AIエージェント」は、各業務プロセスをデジタル化し、過去のデータや社内外のコミュニケーション情報を有効活用することで、生産性向上と企業の成長を支援します。
法人名:ジンベイ株式会社
代表者:代表取締役 上田 英介
所在地:〒220-0072 神奈川県横浜市西区浅間町1-7-1 BIZcomfort横浜西口 C-39
設立:2024年5月24日
事業内容:AI・システム開発、コンサルティング、および関連するサービス
メール : info@jinbay.co.jp
ジンベイGenOCRサービス資料:https://hubs.ly/Q03f2FhC0
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