寄り添いは途切れない、記憶も途切れない:Meowsterがクラウド×オンデバイスのデュアルモード対話を実現

Meowster Innovations株式会社

Meowster Innovations株式会社は、AI猫育成アプリ「Meowster」の最新バージョンに、アプリに内蔵した小型言語モデル(Small Language Model)で動作するオンデバイスモード(いわゆる「エッジ推論」)を新たに搭載したことを発表しました。地下鉄や飛行機の中、電波が不安定な場所でも、ユーザーはいつも通り猫との会話を楽しめます。

インターネットに接続している間は、クラウド上の大規模モデルが会話を担当します。オフラインになると、アプリ内蔵の小型モデルが自動的に引き継ぎます。切り替えにユーザーの操作は必要ありません。猫があなたについて覚えていることも、そのまま途切れることなく引き継がれます。

また、ユーザーは会話中に、返信の生成モードを自分で選ぶこともできます。

  • オンデバイスモード: 端末内で返信を生成します。オフラインでも利用でき、チャットポイントは消費されません。オフライン中にアプリ内で獲得したスコアや報酬も、そのまま有効です。

  • クラウドモード: インターネット接続時に返信を生成します。これまで通りのサービスを利用できます。

なぜ世界中で「小さなモデル」が注目されているのか

ここ数年、AIの進化は「モデルは大きいほど良い」と捉えられがちでした。しかし2024年以降、もう一つの潮流が急速に存在感を増しています。モデルを小型化し、スマートフォン上で直接動かすという方向です。

主要各社も、この流れに沿って取り組みを進めています。

  • Google: 2025年、モバイル向けのオープンモデル「Gemma 3n」を発表。約2GBのメモリで動作し、日本語を含む多言語への対応も強化されました。同社のオンデバイスモデル「Gemini Nano」は、すでに1億4,000万台を超える端末で稼働しています。

  • Apple: Apple Intelligenceを支える技術の一つが、約30億パラメータのオンデバイスモデルです。2025年には「Foundation Models」フレームワークを通じて、アプリ開発者にも開放されました。

  • Meta: 2024年の「MobileLLM」から2026年5月の「MobileMoE」まで、10億パラメータ以下のモバイル向けモデルの研究を続けています。

小型モデルが重視される理由として、Android公式は次の3点を挙げています。データを端末内で処理できること、ネットワークがなくても安定して動作すること、そしてクラウド推論に追加コストがかからないことです。

簡単に言えば、大規模モデルは遠くにある図書館のようなものです。蔵書は豊富ですが、たどり着くにはネットワークが必要です。一方、小型モデルはいつも持ち歩いているノートのようなもの。情報量は限られていても、いつでもすぐに開けます。

Meowsterの技術——10億パラメータ級のモデルを、一般的なスマートフォンで動かす

モデルを小型化することは、最初の一歩にすぎません。本当に難しいのは、一般的なスマートフォン上で、すばやく安定して動作させることです。オンデバイスモデルはメモリや処理能力への要求が高く、比較的新しいフラッグシップ機種でなければ快適に動かない場合も少なくありません。

Meowsterのオンデバイスモデルは、日本市場で広く使われているAndroid端末やiPhoneに合わせて最適化されており、フラッグシップ機種でなくてもスムーズに会話できます。また、ユーザーにとって、会話相手はいつでも「同じ一匹の猫」でなければなりません。オンラインとオフラインで、別のキャラクターになってしまってはならないのです。

Meowsterの開発チームは、こうした課題に独自の技術的アプローチで取り組みました。

1. クラウドモードとオンデバイスモード:大小モデルを組み合わせたハイブリッドアーキテクチャ

猫に2つの脳があると考えてみてください。1つはクラウド上に、もう1つはあなたのスマートフォンの中にあります。どちらを使うかは、ユーザー自身が選べます。

ネットワークに接続しているときは、クラウド上の大規模モデルが会話を処理し、より豊かで繊細な表現を生み出します。ネットワークに接続していないときは、アプリ内蔵の小型モデルが端末内で推論を完結させます。

このモデルは、完全にオンデバイスで動作するモバイルネイティブLLMアーキテクチャを採用しており、パラメータ規模は1.7B/4Bです。チャットや寄り添い、短い質疑応答、感情への反応、意図の理解、日常的なやり取りに特化しています。

開発チームは、モバイル端末のメモリ容量と推論効率に合わせてAttentionやKVキャッシュの構成を最適化し、10億パラメータ級の言語モデルを一般的なスマートフォンに搭載することに成功しました。

2. シームレスな切り替え:変わるのはモデル。変わらないのは、いつもの猫

ネットワークの状態が変わると、アプリはクラウドモードとオンデバイスモードを自動で切り替えます。ユーザーが手動でモードを選ぶこともできます。

Meowsterでは独自の技術により、オンデバイスモードでも、猫の口調や性格、話し方のクセをクラウドモードと一致させています。そのため、地下鉄のトンネルに入って電波が途切れたり、電波の不安定な場所を行き来したりしても、会話が中断されることはありません。

さらに、返信はネットワークを介さず端末内で生成されるため、オンデバイスモードのほうがクラウドモードより速く応答する場合もあります。ユーザーにとっては「別の猫に変わった」という感覚はなく、いつも通り、その子が返事をしてくれるだけです。

3. 記憶の連続性:オフラインで話したことも、ちゃんと覚えている

Meowsterの中核を担うのは、ディープメモリーエンジンです。今回の技術によって、この記憶が2つのモードをまたいで途切れずに引き継がれるようになりました。

オフラインでも、猫はこれまでのやり取りを覚えています。オフライン中の会話は、まず端末内に保存されます。ネットワークが復旧すると、システムが新たに追加された会話内容を識別し、その差分をクラウドの記憶エンジンに同期します。

記憶は、2つのモード間で双方向に引き継がれます。クラウドモードからオンデバイスモードに切り替えても、それまでの記憶はそのまま保持されます。その後、長期間オンデバイスモードだけを使い続けても、記憶に影響はありません。再びクラウドモードに戻ると、オンデバイスモードの利用中に追加された内容が自動的に同期され、記憶の一貫性が保たれます。

プロダクトとして実現したこと:寄り添いは、もう電波に左右されない

ユーザーにとって、これらの技術がもたらす価値はシンプルです。Meowsterを開けば、いつでもその子がそこにいます。

  • 通勤中: 地下鉄がトンネルに入り、電波が途切れても、会話の続きをそのまま楽しめます。

  • フライト中: 機内モードのままでも、今回の旅について猫に話しかけられます。

  • 電波が不安定な場所でも: 山の中や地下、人混みのイベント会場など、どこにいても、その子からの返事を受け取れます。

オンデバイスモードでの会話は、チャットポイントを消費しません。オフライン中にアプリ内で獲得したスコアや報酬が無効になることもないため、安心してたくさん話しかけられます。

猫に話しかける言葉は、ときにとてもプライベートなものです。オンデバイスモードなら、会話がどこで処理されるのかも明確です。

  • 返信は端末内で生成: オンデバイスモードでは、発言の理解から返信の生成まで、すべてスマートフォン上で完結します。返信を生成するために、会話内容をサーバーへ送信する必要はありません。

  • オフライン中の会話は端末内に保存: ネットワークに接続していない間、会話はスマートフォン内にのみ保存され、端末の外に送信されることはありません。

  • 同期は、会話を覚えておくために行われる: ネットワークが復旧した後に、新たに追加された会話が記憶エンジンに同期されます。どちらのモードでも、猫があなたとのやり取りを覚えていられるようにするためです。

オンデバイスモードは、今回のアップデートで、iOS版・Android版の両方に対応しています。今後もチームは、実際のユーザーの利用状況を踏まえながら、会話体験を磨き続けていきます。

結びに

Meowster CEOのAnn Yuは、次のように語っています。

「寄り添いにとって何より大切なのは、いつもそばにいることです。ユーザーが話しかけたいと思った瞬間に、電波がないという理由でその子に会えなくなることがあってはなりません。

AIの世界では、何かを作ること自体はますます簡単になっています。一方で、人が本当に求めているものは何か、どんな寄り添い方を必要としているのかを見極めることには、まだ決まった答えがありません。だからこそ、今、時間をかける価値があるのは、まさにそこだと思っています。

これは私たちが『プロダクトとモデルを一体で作る』ことにこだわり続けている理由でもあります。プロダクトとモデルは別々に作るのではなく、一緒に磨き上げていくものです。実際のユーザーニーズや寄り添いが求められる場面を起点にモデルを育て、そのモデルがまたプロダクトを形づくっていく。そうして初めて、ユーザーと、寄り添いという体験の両方にふさわしいものが生まれると考えています。

技術面では、10億パラメータ級のモデルをスマートフォンに搭載し、多くの人が実際に使っている機種で動かせるようにすることが、今回最も難しい部分でした。そして、オンラインでもオフラインでも、ユーザーが向き合うのは同じ一匹の猫であり、記憶も変わらず引き継がれること。この2点に最も力を注ぎました。

これからも、こうした課題に技術を生かし、より多くの瞬間にあなたのそばにいられる存在でありたいと思います。」

App Store・Google Playで「Meowster」と検索してダウンロード

App Storeはこちらから:https://apps.apple.com/jp/app/meowster/id6754217559

Google Playはこちらから:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.meowster.app&pli=1

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会社概要

URL
https://www.meowster.io
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区南青山3丁目1番36号
電話番号
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代表者名
于
上場
未上場
資本金
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設立
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