出版界の陰ともいえる存在、ゴーストライターを主人公に贈るミステリ 本城雅人『にごりの月に誘(いざな)われ』刊行
【4月19日(火)発売】吉川英治文学新人賞受賞者が、“出版界の闇”に鋭く切り込む、驚愕のミステリ!
『にごりの月に誘われ』本城雅人 2022年4月19日発売
四六判並製 352頁 本体1,800円+税
「なぜ、俺にまたゴーストライターを頼んだのだ」
余命6カ月の宿敵からの代筆依頼。
初版5万部の自叙伝刊行が会社存続の鍵。
続々と明らかになる、IT大企業の創業者の偽りの過去や警察沙汰……
この依頼の裏に果たして何があるのか……。吉川英治文学新人賞受賞者が、“出版界の闇”に鋭く切り込む、驚愕のミステリ。
- 記者時代、実際に幾多のゴーストを務めた著者が描くサスペンス
- 刊行前から絶賛の声が続々!
取材をしていくうちに明るみになるエピソードは驚きの連続と切なさも秘めていた。
ステキなミステリでした。
コメリ書房鈴鹿店 森田洋子さん
お互いリスペクトし合い、遠くにいても気にし合い、お互いの幸せを願うそういう存在がいるということは、生涯の一番の宝物だと思った。まさか最後、そんな!と呆然とした。
ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん
度肝を抜かれるミステリ。この「うおおおおっ!」となる感覚は、読んだ人間にしかわからない。どうか手に取ってみてほしいと思います。
椿書房 渡部哩菜さん
名手・本城雅人の注目の最新作『にごりの月に誘われ』は全国書店、ネット書店で4月19日(火)発売です。
一部書店では著者直筆のPOPで展開されます。
ぜひご注目ください。
※地域によって発売日は前後いたします。
■書誌情報
『にごりの月に誘われ』
著者:本城雅人
判型:四六判並製
ページ数:352ページ
ISBN:978-4-488-02857-2
Cコード:C0093
写真:Ze Martinusso/Getty Images
装幀:大岡喜直(next door design)
内容紹介:
時代を先取りするカリスマ経営者として有名な、IT大企業「パーシャン」会長・釜田芳人から直々に、自叙伝の代筆(ゴースト)の依頼を受けた上阪傑。余命6カ月だという釜田とは、かつて3冊の著作を代筆した後に支払いトラブルとなり、実に11年ぶりの再会だった。病床にある釜田を訪ね、一日一時間の約束で取材を進めていくと、創業以前の警察トラブルなど、これまでどこにも明かしてこなかったエピソードが出てくる。のみならず、今までの本の内容に嘘があったことがわかってくる――。この自叙伝代筆の裏に果たして何があるのか、謎が謎を呼ぶ傑作ミステリ。
■著者紹介
本城雅人(ほんじょう・まさと)
1965年神奈川県生まれ。明治学院大学卒業。サンケイスポーツで記者として活躍した後、2009年『ノーバディノウズ』が第16回松本清張賞候補となりデビュー。2016年『トリダシ』で第18回大藪春彦賞候補、第37回吉川英治文学新人賞候補、2018年『傍流の記者』で第159回直木三十五賞候補。2017年『ミッドナイト・ジャーナル』で第38回吉川英治文学新人賞受賞。同作はドラマ化もされ評判となる。近著に『終わりの歌が聴こえる』『黙約のメス』『四十過ぎたら出世が仕事』など。
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