メルク、細胞・遺伝子治療医薬品の開発・製造促進に向け サイト・ファクトと基本合意書締結
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遺伝子治療用に堅牢なレンチウイルス生産プラットフォームを構築
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メルクのVirusExpress™ 293Tレンチウイルス細胞株を活用
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連携により、より早く新しい細胞・遺伝子治療薬の提供が可能に
2026年3月11日、東京 -世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業であるMerck(以下メルク)は、細胞・遺伝子治療(CGT)製品に特化したCDMO(開発製造受託機関)である株式会社サイト・ファクト(以下、サイト・ファクト)と、細胞・遺伝子治療医薬品の開発・製造を迅速化することを目的とした基本合意書を締結しました。このコラボレーションにより、メルクの革新的な技術とグローバルな専門知識、そしてサイト・ファクトの高度な技術力を結集し、安全な治療法を患者さんに届けることを目指します。
メルク日本法人のメルク株式会社プロセスソリューションズ事業本部長である金沢貞浩は次のように述べています。「CGT分野で約30年にわたる経験と知識を活かし、サイト・ファクトと協働できることを大変嬉しく思います。この度の基本合意書の締結により新しい治療法をより早く患者さんに届けられることを願っています。医薬品開発を支援し、分子から医薬品までの道のりを迅速化するという当社の使命を具現化していきます」
今回の基本合意で、メルクは、VirusExpress™ 293T*レンチウイルス細胞株を活用し、GMP(医薬品の製造管理および品質管理基準)に準拠した環境でのプロセス開発および製造や、製造のスケールアップを支援します。また、APAC地域にあるM Lab™ コラボレーションセンター6拠点(東京、シンガポール、台湾、韓国、インド、中国)において、サイト・ファクトに対し技術サポート、トレーニング、プロセスの最適化を提供し、最新のウイルスベクター製造技術に関する情報を提供します。
*Virus Express293Tはレンチウイルスベクターの生産に最適化された細胞株で、製造プロセス開発に要する時間と費用を削減し、新しい細胞・遺伝子治療薬をより早く患者さんに提供することに貢献します。
サイト・ファクトのCEO(最高経営責任者)、石橋泰徳氏は次のように述べています。「CGTを必要とされている患者さんの大切な健康を守るために、当社は信頼できるCGT製剤の製造を行っています。メルクとのコラボレーションにより、様々な疾患に対する国内外のシーズとして期待されるCGT製剤を、タイムリーに、確実に、患者さんに提供して健康社会の実現に貢献したいと思います」
サイト・ファクトについて
株式会社サイト・ファクトは、遺伝子・細胞医薬品に特化したCDMO(Contract Development and Manufacturing Organization)サービスを提供しています。PICS GMP・CGTPに準拠した製造施設を有し、研究開発初期から商用製造まで一貫した支援体制を構築。CAR-T、MSC、iPSCをはじめとする多様なモダリティに対応し、国内外のCGT製剤の製造を支えています。
URL:https://www.cytofacto.com/
メルクについて
Merck(メルク)はヘルスケア、ライフサイエンス、エレクトロニクスの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。約62,000人の従業員が、人々の暮らしをより良くすることを目標に、より楽しく持続可能な生活の方法を生み出すことに力を注いでいます。ゲノム編集技術を進展させることから治療が困難を極める疾患に独自の治療法を発見すること、また 各種デバイスのスマート化まで、メルクはあらゆる分野に取り組んでいます。2025年には65カ国で211億ユーロの売上高を計上しました。
メルクのテクノロジーと科学の進歩において鍵となるのは、サイエンスへのあくなき探求心と企業家精神です。それはメルクが 1668年の創業以来、成長を続けてきた理由でもあります。創業家が今でも、上場企業であるメルクの株式の過半数を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国では、ヘルスケア事業ではEMDセローノ、ライフサイエンス事業ではミリポアシグマ、エレクトロニクス事業ではEMDエレクトロニクスとして事業を行っています。
メルク株式会社について
メルク株式会社はメルクの日本法人として1968年に設立されました。基礎研究や医薬品製造、創薬などライフサイエンスに関わる製品・サービスを展開しています。メルク株式会社は、ライフサイエンス・ビジネスおよびメルクの管理部門を担っています。メルク株式会社の詳細についてはこちらをご覧ください。
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