ヒューマンライフコード、Abu Dhabi Biobankと戦略的パートナーシップを合意
UAEを拠点とした臍帯由来細胞治療のグローバルエコシステム事業展開を加速
世界に先駆けて臍帯由来間葉系間質細胞(以下「UC-MSCs」)を再生医療等製品としての実用化と普及を目指すヒューマンライフコード株式会社(代表取締役社長:原田雅充、東京都中央区、以下「当社」)は、アラブ首長国連邦アブダビ保健局(Department of Health – Abu Dhabi)とグローバルヘルスケアリーダーM42による国家戦略プロジェクトであるアブダビ・バイオバンク(Abu Dhabi Biobank、代表:Paul Downey、所在地:アブダビ、以下「ADBB」)との間で、UAEおよび中東・北アフリカ(MENA)地域におけるUC-MSCsの製造・開発および臨床応用の現地展開に向け、戦略的パートナーシップを本格化させることに合意しました。

今回の合意は、2026年3月に締結した基本合意(MOU)を具体化したもので、細胞治療の開発・普及を通じて先進医療、ライフサイエンス、およびプレシジョン医療の分野におけるUAEの国際的地位の向上に寄与するとともに、UAEおよびMENA地域全体における細胞治療へのアクセス拡大を後押しする重要なマイルストーンとなります。
両者の協業により、ADBBが有する大規模バイオバンクおよび先進的なトランスレーショナルリサーチ基盤と、当社独自のUC-MSCsの製造および品質管理に関する技術基盤および臨床・非臨床試験から得られる知見を組み合わせ、UAEおよびMENA地域全域が直面する喫緊の医療課題の解決を目指し、地域の医療ニーズに対応した個別化再生医療の開発・実用化が加速されます。
本パートナーシップのもと、アブダビ保健局は、ADBBが提供する公的臍帯血バンキングサービスを通じて生体資源の活用を可能にし、その運用を管理する役割を担います。
さらに、この戦略的提携により、UAEで初となる国産UC-MSCsのGMP製造から細胞治療の臨床実用化に至る枠組みの確立を目指し、生体試料の確保・活用から臨床応用に至るまでの一気通貫の開発・製造体制を支え、同地域における医療基盤の強化を図ります。
UC-MSCsは、免疫調節作用、抗炎症作用、神経保護作用、組織修復作用などの特性により、糖尿病およびその長期にわたる合併症、筋骨格障害や加齢に伴うサルコペニアなどの疾患に対して、従来、症状の管理にとどまってきた治療から、機能回復を目指す新たな治療選択肢となる可能性が期待されています。
アブダビ保健局(Department of Health – Abu Dhabi)ライフサイエンス部門 エグゼクティブディレクターのDr. Asma AlMannaei氏は、次のように述べています。
「今回のパートナーシップ合意は、臍帯の提供を起点とした取り組みから、UAEおよびMENA地域における再生医療の実装へと進化するアブダビ・バイオバンクにとって、重要な転換点となります。私たちは信頼あるパートナーとともに、個別化医療研究を加速すると同時に、人々の健康に最大限のインパクトをもたらす貴重なデータ資産を提供すべく、独自のグローバル・バイオバンク拠点の構築を進めています。
この取り組みは、治療中心の医療から予防を重視した医療への転換を促進し、イノベーションと生活の質の向上を通じて、アブダビを医療およびライフサイエンス分野における世界有数の拠点として確立するものです。
本提携を通じて、アブダビ・バイオバンクとヒューマンライフコードは地域のアンメット・ヘルス・ニーズに即したMSC治療の開発と臨床応用を最優先に推進します。これにより、増大する慢性の非感染性疾患への負担軽減に寄与すべく、UC-MSCsを活用した先制医療の開発を推進していきます。」
アブダビ・バイオバンク ゼネラルマネージャーのポール・ダウニー氏は、次のように述べています。
「このパートナーシップ合意は、先進的なバイオバンク基盤が細胞治療のイノベーションにいかに直結するかを示す代表的な事例です。アブダビ・バイオバンクは、高品質な生体試料へのアクセスに加え、データやガバナンス、そして研究成果を臨床へと橋渡しする体制を備えています。
ヒューマンライフコードとの連携により、先端科学を結集した新たなエコシステムを構築し、地域の疾患課題の解決に取り組むとともに、アブダビを再生医療の研究開発および製造拠点として発展させていきます。」
ヒューマンライフコード株式会社 代表取締役社長 原田雅充は、次のように述べています。
「ヒューマンライフコードは、臍帯由来間葉系間質細胞が最終的には慢性疾患や変性疾患の治療パラダイムを変革し得るという信念のもと設立されました。当社は、臍帯由来細胞治療分野のイノベーションを牽引すべく、UC-MSCsの単離から培養・品質管理に至る独自の技術基盤を基に、臨床段階にある再生医療パイプラインを展開しています。アブダビ・バイオバンクとの連携により、地域特有の疾患動向やリアルワールドデータを反映したUC-MSCsの現地製造体制の構築、臨床開発の推進を実現し、科学的根拠に基づいたMSC治療をより多くの患者さんへ届けてまいります。」
本アライアンスを通じて、アブダビにおけるライフサイエンスおよび先進医療分野のグローバル拠点化に貢献するとともに、同分野における日本とUAE間の国際連携を一層強化し、臍帯由来細胞治療のグローバルエコシステムの事業展開をさらに加速してまいります。
■Abu Dhabi Biobankについて(https://abudhabibiobank.ae/)
Abu Dhabi Biobankは、UAEアブダビ首長国保健局(Department of Health – Abu Dhabi)と、グローバルヘルスケア企業グループM42が連携して運営する、国家レベルのバイオバンクです。
アブダビを拠点に、出産医療機関などと連携した多様な生体試料の収集・保管に加え、臨床データ、ゲノムデータ、リアルワールドデータを統合的に活用できる基盤を有しています。
研究成果を臨床応用へと橋渡しするトランスレーショナルリサーチを推進し、再生医療や先端医療の実装を支える中核的な役割を担っています。
■M42について(https://m42.ae/)
M42は、AI、ゲノム解析、医療データを活用し、病院運営から研究開発までを統合的に展開するグローバルヘルスケア企業グループです。
UAE・アブダビを拠点に、医療提供、バイオバンク、ゲノミクス、医療データ基盤を組み合わせた次世代医療エコシステムの構築を進めており、予防・予測・個別化医療の実現を目指しています。
2023年にG42 HealthcareとMubadala Healthの統合により設立され、現在は世界27カ国でヘルスケア関連事業を展開しています。
■ヒューマンライフコードについて (https://humanlifecord.com/)
ヒューマンライフコードは、国産かつ備蓄可能な臍帯(へその緒)(“コード”)からの細胞製品を製造・開発し、現在でも確立した治療のない難病患者さんの生きる希望へつなげ(“コード”)、その先には健康寿命延伸につながる病気の重症化予防を目的とする未来の医療へとつなげる(“コード”)ことで、誰もが心豊かな生活を実現できる社会(“ヒューマンライフ”)を創り出すことをビジョンとしています。2019年「第1回東京ベンチャー企業選手権大会」最優秀賞&東京都知事賞受賞。東京都主催「スタートアップ・エコシステム東京コンソーシアム」が運営する「ディープ・エコシステム」の支援対象企業に選定。2023年内閣府主催「第5回日本オープンイノベーション大賞」厚生労働大臣賞受賞。2023年経済産業省によるスタートアップ支援プログラム「J-Startup」選定企業。2024年東京商工会議所主催「勇気ある経営大賞」スタートアップ部門大賞受賞。2026年東京都によるグローバルでの飛躍的成長を目指す企業支援プログラム「SusHi Tech Global Startups」に選抜。
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