「品川区環境学習交流施設 エコルとごし」建築物・展示物が竣工
~建築物のエネルギー消費量91%の削減を実現~
品川区が戸越公園内(豊町2-1)に建設を進めていた「品川区立環境学習交流施設 エコルとごし」(以下、同施設という)の建築物が2月28日に、展示物が3月31日に竣工しました。開業は5月1日を予定しています。ぜひ、ご期待ください!
品川区立環境学習交流施設 エコルとごし
https://ecoru-togoshi.jp/
「品川区立環境学習交流施設 エコルとごし」外観
- 「品川区立環境学習交流施設 エコルとごし」について
このたび、計画に示す環境教育・コミュニケーションの充実や、環境保全について日常的に実践する人を育て、次代につなぐ環境都市の実現を目指すため、環境を体感して学べる施設として「品川区立環境学習交流施設エコルとごし」を整備します。
施設では戸越公園の豊かな自然や体感を重視した展示物で環境を楽しみながら学ぶことができるほか、公園内の一施設として区民や公園利用者の皆さんの憩いと交流の場となるよう計画しています。
「品川区立環境学習交流施設 エコルとごし」内ボランティア室
・建築物エネルギー消費量91%削減を実現
「エコルとごし」の基本理念は「つなぐ つづける つくりだす ~エコなミライへ~」。都内公共施設としては初となる建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の「Nearly ZEB」認証を取得。同施設建築工事現場で使う電力は再生可能エネルギー100%のもので賄い、重機等の燃料も天然ガス由来のGTL燃料を使用するなど建設時も環境影響に配慮しました。
設計段階で建築物のエネルギー消費量の85%削減を実現しましたが、竣工時には更なる削減が進み、91%を削減します。
開業後は、年間を通じて安定した温度である地中の未利用エネルギーを空調熱源として利用し、区有建築物では最大規模となる太陽光発電設備を設置することにより、多くの再生可能エネルギーを創出。
外壁面の緑化や、人感センサーや昼光センサーを用いたLED照明、高い遮熱・断熱性能を有したガラスの採用、直射日光の室内への侵入を考慮した深い庇など、徹底した省エネルギー化や、積極的な再生可能エネルギーの活用を図ります。
屋上のソーラーパネル。区有建築物では最大規模
- 「エコルとごし」展示物について ―メインテーマは地球温暖化対策-
床・壁一面のダイナミックな映像と身体の動きが反応する大型映像展示では、自分と環境との関わりを空間全体で疑似体験することができます。また、1秒、1日、1年という時間の尺度を通じて自分と環境とのつながりを感じてもらう常設展示は、体感的に学びを深めることができます。
なお、「Nearly ZEB」の認証取得につながった仕組みや工夫も各設備の近くに展示パネルを設置し、わかりやすく紹介します。
品川区は世界共通の喫緊の課題とされている脱炭素社会の実現に向け、今後の公共施設整備においても更なる ZEBの認証取得など、地球環境にやさしい施設づくりに取り組んでまいります。
また、自主的な環境保全活動の支援や環境情報発信の拠点として、運営面においても様々な工夫を凝らし、 環境意識のさらなる向上につなげてまいります。
ぜひご期待ください!
大型映像展示。床・壁一面のダイナミックな映像と身体の動きで反応します
- 「エコルとごし」オープニング式典・イベントについて
- 「品川区立環境学習交流施設 エコルとごし」概要
アクセス:大井町線戸越公園駅・下神明駅 各徒歩7分
開業時期:令和4年5月1日(日)を予定
URL:https://ecoru-togoshi.jp/
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