熊本県天草市と青山商事が「防災に関する連携協定」を締結 令和2年7月豪雨から3年、7月12日に協定式を開催
~青山商事として全国初。災害時の毛布・衣類調達や地域の安全安心を支援~
【協定式 概要】
日時 | 2023年7月12日(水)10:00~ |
場所 | 天草市役所 2階 庁議室 (熊本県天草市東浜町8-1) |
主な出席者 | 天草市長 馬場 昭治様/洋服の青山 西九州ブロック長 竹浦 貞治/本渡亀場店 店長 外園 康一 |
寄贈 | 防災毛布(災害支援用リサイクル毛布)100枚/1枚あたりのサイズ 200㎝×140㎝ |
天草市は、「天草市SDGs推進計画」を策定され達成に向けて取り組まれています。また当社は、中期経営計画『Aoyama Reborn 2023』において、SDGsを重視したESGへの取り組みを強化しております。本協定では、防災・減災に関する施策を連携して行うことで、地域防災力の向上に寄与すること、そして地域課題の解決を図り、持続可能な社会の実現を目指していきます。
当社では、①過去に大規模な自然災害を経験した地域であること ②災害発生時に物資が届きにくい離島や遠隔地であること ③当社店舗を営業している地域であること の3つを基準に、防災毛布寄贈の取り組みを行っています。天草市は、御所浦島などの“離島”を有するという地域特性があるとともに、「令和2年7月豪雨」を経験されていること、当社店舗「洋服の青山 本渡亀場店」があることから、同市へ2021年・2022年に防災毛布を100枚ずつ(計200枚)寄贈し災害対策の強化にお役立ていただいています。
この度は「防災に関する連携協定」の締結を契機に、更なる防災・災害支援活動を通じて地域社会に貢献していきます。
<協定における連携内容>
1. 防災毛布・衣類等の提供や調達の支援に関すること(防災・災害時の支援)
2. 地域の安全・安心の確保や支援に関すること
3. 市民の防災意識の向上に関すること
4. その他、本協定締結後に両者が協議し合意した事項に関すること
<参考資料>
防災毛布(災害支援用リサイクル毛布)の寄贈取り組み
防災毛布は、店頭で回収したスーツの一部をリサイクルして作られています。当社では、お客様と取り組むエコ活動の一環として、年間を通して衣料品を商品割引券と引き換える『下取りサービス』を「洋服の青山」「ザ・スーツカンパニー」などで実施しています。回収した衣料品は、主に海外へのリユースや、車の断熱材・荷物の緩衝剤などにリサイクルされており、2018年からは近年の全国的な自然災害の激甚化・頻発化を鑑みて防災毛布へのリサイクルも開始しました。防災毛布は2019年より順次、石川県輪島市・新潟県佐渡市・鹿児島県奄美市・龍郷町(奄美大島)・熊本県天草市・長崎県島原市の計6自治体に寄贈しております。
◎寄贈の取り組み:https://bit.ly/3OmIjdI
スーツから防災毛布へのリサイクル工程
・「洋服の青山」「ザ・スーツカンパニー」で回収されたスーツの一部は、工場で裁断され、ガーネット反毛織で綿状に加工されます。その後、 綿状になった原料と再生ポリエステルを混ぜ合わせ、糸の元が作られます。
・専用機械で撚りをかけて糸に仕上げます。この糸を紡織機で織り上げて反物にし、表面を起毛させ毛先を揃えます。
・反物の端にパイピング仕上げを施して毛布が完成します。
・出来上がった毛布は真空パック詰めし、段ボールに梱包して弊社の商品センターにて保管しています。
◎下取り品の資源循環:https://bit.ly/432zv12
下取りの回収量に応じて森林保全団体「more trees」に寄付
2021年度より、衣料品の回収量に応じて森林保全団体「more trees(モア・トゥリーズ)」に1キロあたり2.5円を寄付する取り組み(年間上限100万円)を新たにスタートしました。これまでにも「more trees」へは、2015年からスーツ売上金の一部を寄付しています。
【衣料品回収量に応じた寄付の実績】
2021年度(2021年4月~2022年3月) | 回収量 約340トン/寄付額 850,322円 |
2022年度(2022年4月~2023年3月) | 回収量 約349トン/寄付額 874,930円 |
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