歌舞伎町でならしていた強面アウトロー俳人が給食調理員へ転身⁉︎ 愛と悲しみと笑いの入り混じる異色の俳句日記 『給食のをばさん』刊行のお知らせ
日本の文化振興に寄与するための事業を手掛ける公益財団法人 角川文化振興財団(所在地:埼玉県所沢市、理事長:川上量生、以下 角川文化振興財団)は、2025年6月20日に、北大路翼著『給食のをばさん』を刊行いたしました。

【俳句ってこんなにおもしろい⁉】
笑って泣ける無限ループ不可避。
どのページからでも飛び込んでくるのは、たしかなメニューによって織りなされる四季折々の言葉たち。
一部の層からカルト的人気を誇る俳人による全身全霊、前代未聞の給食俳句日記がついに完成。
【本書の内容】
「俳句」だけを愛し「俳句」だけに愛された北大路翼――新章開幕。
給食調理員として働くことになった気鋭の中年俳人が、すべての人々へお届けする圧巻の175句。
あらゆるものごとを全否定、全肯定し、生まれ変わった姿をさらけ出す最新俳句集。
僕は僕が思ふ給食のをばちやんをこれから体験してくる。歌舞伎町のチンピラがどんな「をばさん」になるのか自分でも楽しみだ――(「はじめに」より)
包丁を水に沈めて春惜しむ (四月二十一日)
ペスカトーレロッソじつとできない子 (五月二十四日)
麦味噌や昭和の夏は暑からず (六月二十二日)
夏痩せの肩をエプロンずり落ちて (七月十日)
名月をつくる身分となりにけり (九月二十九日)
ぽたーじゆのぽたぽたぽたと秋ふかむ (十月十九日)
鮭喰へば北が恋しくなりにけり (十一月六日)
沖縄のもづくに冬を教へたる (十二月十五日)
ビビンバの明るさだけの冬の昼 (一月二十四日)
手作りのゼリーに気泡日脚伸ぶ (二月七日)
鮫の味知つてゐるなり卒業す (三月十五日)
こんな愚かな自分が好きだし、僕には愚かさを笑ひにかへ、あたたかく受け入れてくれる俳句がある。
愚かな人間にこそ俳句は必要だ――(「あとがき」より)
【略歴】
北大路 翼(きたおおじ・つばさ)
1978年5月14日生まれ。神奈川県横浜市出身の俳人。小学5年生頃に種田山頭火を知り、自由律俳句をマネたモノを作り始める。高校在学時、今井聖に出会い俳句誌「街」創刊と同時に入会。2012年、芸術公民館を現代美術家・会田誠から引き継ぎ、「砂の城」と改称。句集に『天使の涎』(第7回田中裕明賞受賞)『時の瘡蓋』『見えない傷』『流砂譚』。編著に『新宿歌舞伎町俳句一家「屍派」アウトロー俳句』『生き抜くための俳句塾』『半自伝的エッセイ 廃人』『加藤楸邨の百句』など。現在、一般社団法人「天使の涎」代表理事。俳誌「オトナりぼん」代表。
【書誌情報】
発売日:2025年6月20日
定価:1,980円(本体1,800円+税)
ISBN コード:978-4-04-884441-3
造本・体裁:四六変型判・カバー装
装幀・装画・本文デザイン:南一夫
総ページ数:196
発行:角川文化振興財団
発売:株式会社KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/322503000765/
※電子版は1,650円(10%税込)にて各ストアでお読みいただけます。
【お近くの書店】
【オンライン書店】
・Amazon(https://www.amazon.co.jp/dp/404884654X?tag=kadoofce-22)
・Rakutenブックス(https://books.rakuten.co.jp/rb/18260934/?l-id=search-c-item-img-01)
・カドカワストア(https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322503000765/)
ほか
【KADOKAWA購入窓口】
電話:0570-002-008(土日祝日を除く10時~13時/14時~17時)
FAX:049-259-1199
この本についてのお問い合わせ先
【編集担当】
角川『俳句』編集部 大谷燿司
E-Mail:otani-yo@kadokawa-zaidan.or.jp
【販売担当】
株式会社KADOKAWA営業企画局
書籍販売2部ノンフィクションビジネス課
【発行元】
公益財団法人 角川文化振興財団
〒359-0023
埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
ところざわサクラタウン
角川武蔵野ミュージアム
050-1742-0678(編集部代表)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像