"埋もれたまちの魅力"を価値あるストーリーへ 、StoryHubと東急「common」が連携。 ——AI時代の新たな地域情報流通モデルの実証実験を開始

住民のリアルな声をAIで集約・ストーリー化。東急線沿線から始まる、持続可能なメディアの新たな形

StoryHub株式会社

StoryHub株式会社は、東急株式会社が運営する地域コミュニティアプリ「common(コモン)」(以下 common)と連携し、AIによる編集と地域コミュニティの力を組み合わせた地域情報流通モデルの実証実験を開始することをお知らせします。

本実証実験では、AIを活用し、地域に点在する多様な情報を収集・整理・編集することで、これまで十分に可視化・流通できていなかった地域の魅力や暮らしに役立つ情報を、必要な人に、よりわかりやすく、タイムリーに届ける仕組みの構築を目指します。

東急が目指す、一人ひとりのライフスタイルに応じて地域内のさまざまな生活シーンを支える「生活基盤プラットフォーム」の実現に向けて、common内でのまちの魅力発信をさらに強化してまいります。

■ 実証実験の背景・目的

近年、地域情報の担い手不足や発信体制の縮小、収益環境の変化などを背景に、地域に必要な情報が十分に流通しにくくなる「ニュース砂漠」の問題が指摘されています。こうした状況は地方だけでなく都市部にも広がりつつあり、地域の魅力や暮らしに役立つ情報を、継続的かつ適切な形で届ける新たな仕組みが求められています。

AIは、この課題を解く有力な手段のひとつです。住民の投稿や口コミ、地域事業者からの発信、ローカルメディアの記事など、これまで人手だけでは拾いきれなかった多様な地域情報を収集・整理・編集し、必要な人に届けやすい形へと変換することが可能になります。

commonは、まちの情報を共有する「投稿機能」と、不要品を譲り合える「譲渡機能(※1)」、1対1で身近な相談ごとの解決につなげる「相談機能」、住民自身の手で魅力的な場所をマップ上に記録し共有する「スポット機能」の4つの機能を備えたアプリで、東急線沿線を中心に提供しています。累計ダウンロード数は25万件を超え(※2)、2025年度のコミュニケーション件数(※3)は100万件に達するなど、住民同士の助け合いをはじめとしたまちの身近なコミュニティを形成するアプリです。

StoryHubは、「価値あるストーリーを共創するハブになる」をミッションに、企画する・集める・つくる・届けるという一連のコンテンツライフサイクルを一気通貫で支えるマルチプロダクト群「StoryHubプラットフォーム」を開発・運営しています。これまでメディア企業を中心に150社以上へサービスを提供し、コンテンツ制作の現場で培った知見と技術を蓄積してきました。

今回の実証実験では、commonが築いてきた地域コミュニティ基盤と、StoryHubが培ってきたメディアの知見・AI技術を掛け合わせ、地域に根ざした情報の収集・制作・配信基盤の構築を目指します。利用者一人ひとりが情報を「自分ごと」として受け取れるようにすることで、「まちに出かけたくなる」「地域の活動に参加してみたくなる」——そんなきっかけを生み出すことを目指します。

(※1)ユーザーが本サービスを使用して自宅にある不要品を出品し、譲り受けたいユーザーとマッチングして、チャット機能で当事者同士の待ち合わせ場所と日程を調整して、実際に対面で受け渡しをすることができる機能。

(※2)2026年3月31日(火)時点。

(※3)投稿数やコメント数、利用者間のメッセージ数などを合算したアプリ上でのコミュニケーション総数。

■ 実証実験の概要

実施期間

2026年5月26日(火)から10月31日(土)まで(予定)

実施エリア

東急線沿線全域

※一部沿線外の市区町村も対象エリアです。

主な取り組み内容

1.ユーザーの投稿を企画や記事そのものに活用し、 「まちの活きたストーリー」へ

住民がcommonで投稿した口コミや写真などの一次情報をAIが整理・構造化し、企画や記事に活用。住民のリアルでタイムリーな目線をコンテンツの核に据えることで、信頼性と実用性を高めた記事を制作し、届けます。

2.店舗や施設、イベントの取材記事をAI×プロの編集者でチームを組み、効率的に制作

地域店舗、施設、イベント主催者等への取材記事をプロの編集者がAIを活用して制作。従来、人手や時間がかかっていた取材記事を、AIによってコストやリードタイムを大幅に削減し、「まちへ出かけたくなる」質の高い情報発信を目指します。

3.まちの情報の網羅性を強化するべく、外部メディアのコンテンツもcommonで配信

ローカルメディアや自治体など約100媒体の記事をAIが収集・整理・スコアリングし、commonのニュース機能で配信。情報ソースを広く持つことで情報の網羅性を高めると同時に、ユーザーの登録エリアやニュースの閲覧履歴によって配信をパーソナライズし、一人ひとりに最適な情報をお届けします。なお、コンテンツの閲覧は配信元のWebサイトへ遷移する「トラフィックバック型」を基本としています。ローカルメディアとの共生を図り、持続可能なローカル情報流通を支援します。

4.制作・配信するコンテンツの規模と構成

初期フェーズ(2026年5月〜7月)では、月間300本(1日あたり約10本)規模の地域ニュースを配信。続く第二フェーズ(2026年8月〜)では、さらに制作・配信体制をスケールさせる予定です。

配信するコンテンツは、主に以下の2つの構成で独自性と網羅性を両立します。

  • オリジナル記事(全体の約半数を予定)

    •  common上のユーザー投稿(一次情報)をAIが構造化して執筆する地域まとめ記事や、編集部・ライターが実際に現地へ足を運んで執筆する取材記事など。

  • 外部メディア連携記事

    •  地域のローカルメディアや自治体等の約100媒体から発信される記事をAIが収集・整理し、ユーザーの興味関心に合わせて最適化したニュース。

■ 実証実験にあたってのコメント

東急株式会社 common事業責任者 小林乙哉

東急は、まちづくりの会社です。人口増加を前提としない時代においても、地域を持続可能にしていく使命があると考えています。そのためには、地域の住民や事業者、そして自治体の皆様と共創し、それぞれの力が最大限発揮される環境をつくることが何より重要です。commonは、そうした共創を支える「地域の情報インフラ」として成長することを目指しています。

今回のStoryHub様との取り組みでは、これまで十分に可視化されず、住民に届ききっていなかった地域の情報を、テクノロジーの力で流通させていきます。それにより、人々の地域への愛着を高め、地域の経済活動を促進することにもつなげていきたいと考えています。本実証を通じて、地域の力がより自然に巡っていく、新たなまちづくりの形を提示していきたいと考えています。 

StoryHub株式会社 代表取締役CEO 田島将太

私はこれまでニュースアプリ運営やメディアコンサルティングの立場で「情報を届ける」ことを最適化してきました。毎日膨大なニュースが配信される一方で、地域に根ざしたニッチで価値ある情報の多くがデジタル流通の入り口にすら立っていない現実も体感していました。コンテンツを「届ける」フェーズだけでなく、その手前の「作る」フェーズにも解くべき課題があるのではないかという問題意識は、StoryHub創業の原点でもあります。

今回の取り組みは、その問いに対するひとつの答えです。住民の声、地域事業者の想い、ローカルな発信を、AIと人のオペレーションでつなぎ直し、まちのストーリーとして流通させる。東急沿線という生活圏を舞台に、新しい地域情報流通のあり方を、commonチームの皆さまと共に形にしてまいります。

私たちが目指すのは、AI時代における「これからのコーポレートメディア・コミュニケーションのあり方」の可能性を探索すること。今回の挑戦が、地域、そしてあらゆる産業のストーリーテリングを変える起点になると信じています。

THE GUILD代表/AI活用アドバイザリー 深津貴之

これまで街単位のローカルな情報発信は、対象となるマーケットサイズが限定的である一方で、情報の収集や編集にかかる手間が大きく、自治体や有志が立ち上げても運営が疲弊してしまい、持続が難しいという大きな課題を抱えていました。今回のStoryHubと東急『common』の連携のように、生成AIを活用して地域ごとの最新ニュースを効率的に収集し、住民の皆様が伝えたいリアルな声を集約して記事化するアプローチは、この構造的な課題を解決する画期的な一手となるのではないでしょうか。テクノロジーの力でリソースの壁を越え、きめ細やかな地域情報の流通が持続可能になること。そして、そこから新たなコミュニティの輪が力強く広がっていくことを大いに期待しています。

■ 今後の展望

今後は、人の流れ・消費・行動を生み出す情報発信・流通に向けた技術協力を進めながら、一人ひとりのライフスタイルに応じた地域内のさまざまな生活シーンを支える「生活基盤プラットフォーム」の実現を共に目指します。また、本実証実験を通じて有効性を検証した後、将来的には東急グループのさまざまな顧客接点への展開可能性も視野に入れ、沿線価値のさらなる向上を目指します。

StoryHubは、本プロジェクトを「AI時代における新たな企業メディア・コミュニケーションのあり方」と考えています。企業が持つ顧客や事業接点には価値ある一次情報が数多く眠っており、それらをAIと人のオペレーションで持続可能な形で企画・収集・制作・流通させることで、業界や社会にとって価値ある情報基盤となるメディア・コミュニケーションへと進化させていく — これがStoryHubが目指す情報流通基盤の1つの形です。

この新たな企業のメディア・コミュニケーションの射程は、あらゆる産業に及ぶと考えています。今回の取り組みを起点に、各業界のパートナー企業との共創を通じて、AI時代のストーリーテリング基盤の社会実装を推進していきます。

■ 地域コミュニティアプリ「common」概要

本サービスは、自律的な地域経済・コミュニティの支援による持続可能なまちづくりの実現に向けて、2021年3月から開始したサービスで、累計ダウンロード数は25万件を超えています(2026年3月31日(火)時点)。

本サービスでは、まちの素敵な景色や出来事、食や防犯・防災の情報など“まちの今”を共有する「投稿機能」、使わなくなったものや余ったモノなどをご近所さんと無償で譲り合う「譲渡機能」、1対1で身近な相談ごとの解決につなげる「相談機能」、住民自身の手で魅力的な場所をマップ上に記録し共有する「スポット機能」の4つの機能を提供しています。2023年1月に対象エリアを東急線沿線全域に拡大してから、現在は沿線外の武蔵野市などにも展開し、2025年度のアプリ内のコミュニケーション数は年間100万件を超え、地域団体などによるイベント情報の発信によってリアルな交流も生まれており、住民間で助け合う自律的なコミュニティが醸成されています。

将来的にはまちの中にあるあらゆるサービスとつなげることで、一人ひとりのライフスタイルに応じた、地域内のさまざまな生活シーンを支える「生活基盤プラットフォーム」となることを目指しています。

▶「common」公式HP:https://www.common.tokyu.co.jp/

■ StoryHubプラットフォーム概要

StoryHubプラットフォームは、コンテンツ制作の現場で培った知見と技術を蓄積した、コンテンツライフサイクルを一気通貫で支えるプラットフォームです。AIネイティブなマルチプロダクト群で構成されております。主な構成は以下の通りです。

[企画する] StoryHubインサイト

 自社のアイデンティティや戦略と外部トレンドを組み合わせた調査を行い、精度の高い企画を提案。

※近日β版を提供予定

[集める] StoryHubインタビュー

AIによる質問設計・インタビューの支援で、誰もが簡単に高品質な一次情報を効率的に収集。AIが自動でインタビューをする機能も開発中。

※β版。近日正式版を提供予定

[つくる] StoryHubスタジオ

 素材の加工、編集、レビューなど、コンテンツ制作の全行程をAIが一気通貫で支援。

[届ける] StoryHubフィード

自社と外部メディアのコンテンツを組み合わせた、高品質で独自性の高いニュースフィードを安価かつ迅速に立ち上げ。

※β版

■ 会社概要

StoryHub株式会社は「価値あるストーリーを共創するハブになる」をミッションに、AI時代のストーリーテリング基盤「StoryHubプラットフォーム」を開発・運営するスタートアップ企業です。良質なストーリーが豊富に生み出され、流通するためのハブとして、「知ってよかった」と思える瞬間を生み出すことを目指しています。


<本件に関するお問い合わせ>

StoryHub株式会社 広報・PR担当

メール:info@storyhub.jp

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会社概要

StoryHub株式会社

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URL
https://corp.storyhub.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門一丁目10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル11階
電話番号
-
代表者名
田島将太
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年04月