ブルームバーグ、価値の創出と企業全体の業務効率性向上を支援するリンクト・オープンデータのウェブサイトを立ち上げ

顧客企業、開発者、データサイエンティストの皆様は、ブルームバーグのエンタープライズ・アクセス・ポイントを通じて「すぐに使える」データセットの検索・活用が可能に

【ニューヨーク－2018年9月12日】ブルームバーグは本日、ブルームバーグ・データ・ライセンスの顧客の皆様に対し、リファレンス、プライシング、規制、ヒストリカルデータといった標準化されたデータセットをオンラインで提供するリンクト・オープンデータ・プラットフォームである「エンタープライズ・アクセス・ポイント」を開始したことを発表しました。これにより顧客の皆様は新たなウェブサイトを通じ、質の高いデータをオンラインで閲覧し、メタデータを詳しく検証し、サンプルデータを試された上でデータセットを取得し、速やかに企業組織内で活用することができます。ブルームバーグが主催する「Enterprise Tech and Data Summit」にて発表しました。

エンタープライズ・アクセス・ポイントは、重要な経営判断にデータを活用しようとしている金融機関に対し、快適なオンラインサービスを提供します。データ・ライセンスの顧客の皆様が、ブルームバーグが保有する包括的な過去データに対して直接プログラムを組むことができるようになったのは今回が初めてで、これはデータサイエンス領域におけるニーズの高まりに対応したものです。

金融データ・ユーザーの皆様は、経験値の向上に伴い自らデータを検索し、データツールとデータ提供者を直接結び付けるセルフサービス型のモデルを期待する傾向があります。ユーザーの皆様はエンタープライズ・アクセス・ポイントを通じて、企業システムとブルームバーグのパブリッシングプラットフォームをRESTful APIを介しダイレクトに接続することで、包括的で完全なデータを受け取ることができます。単一の情報源から標準化された共通のフォーマットでデータを取得することで、顧客の皆様は統合コストを完全になくす、あるいは少なくとも削減することが可能となります。

ブルームバーグのエンタープライズ・データ部門グローバルヘッドのジェラルド・フランシスは次のように述べています。「データの分断化は企業内に矛盾や不整合をもたらし、結果的に組織は不要なリスクやコストにさらされます。単一のアクセスポイントから信頼できるデータを得ることで、新たな品質基準が生まれるだけでなく、企業全体における利益創出力が加速的に改善します。」

開発者とデータサイエンティストのためのデータ
エンタープライズ・アクセス・ポイントを通じてデータサイエンティストに提供される情報はCSV形式であり、JupyterやPython Pandasといった多様なテクノロジーに対応しています。人工知能を活用する専門家に対しては、グラフ形式でリンクトデータにも対応しています。ウェブ開発者がエンタープライズ・アクセス・ポイントを使用する場合、ブルームバーグのRESTful Hypermedia APIを活用することで、URLと整合したデータを機械学習ツールなどの企業ソフトにダイレクトに送ると同時に、不具合や遅れを最小限に抑えることができます。

ブルームバーグのエンタープライズ・データ部門チーフデータオフィサーのマシュー・ローリングスは次のように述べています。「膨大な過去データへのアクセスは、データサイエンスの視点に基づいた投資戦略や企業戦略にとって極めて重要です。エンタープライズ・アクセス・ポイントがAPIプロトコルを通じて過去データと共に一貫したデータフィードを提供することにより、データサイエンティストは確信を持って効率的にデータモデルを応用できるようになります。」

エンタープライズ・アクセス・ポイントは、質の高いプライシング、リファレンス、規制等のデータセット、リアルタイムのマーケット情報、イベントやニュースデータ、流動性分析とデータ管理、配信技術を提供するブルームバーグのエンタープライズ・データ事業の一環です。エンタープライズ・アクセス・ポイントについての詳細はhttps://eap.bloomberg.com/をご覧ください。

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