世界6か国のアスリートが協力 ダイソンの空気質センサー内蔵のバックパックを使用し、日常の空気質を調査
このバックパックは、ダイソンの空気清浄機に使用されているセンサー技術を活用し、移動中に空気質のデータを収集することができるポータブルの空気質測定装置です。微粒子センサー、ガスセンサー、バッテリーパック、GPSを内蔵し、バックパック周辺の空気の状態を確認することができます。
当初、このバックパックを活用した空気質調査は、ロンドン市とキングスカレッジロンドンのブリーズロンドンプロジェクトの一環としてスタートし、ロンドン市内の小学生250名の通学用の空気質を測定できるバックパックとして使用されました。調査の結果から、通学路の空気の汚染状況をマップ化し、通学路や通学の方法を空気の汚れが少ないルートへ変更し、子供たちから汚染された空気を遠ざけることに役立てました。ダイソンでは、現在、世界中でこのバックパックを活用し、身の回りの空気に対する意識を高め、身の回りの汚れた空気を少しでも減らすことに貢献したいと考えています。
ダイソンの空調家電カテゴリー ヴァイスプレジデントのアレックス ノックスは次のように述べています。
「このアスリートとのバックパックプロジェクトを通して、さらに空気質の研究を拡大しています。アスリートに空気質のデータを提供することで、身の回りの空気の質を管理できるようになります。またダイソンでは、この取り組みを通じて、人々の日常生活での空気質に対する意識を高めることにも重きを置いています。身体や健康への意識が非常に高いアスリートと取り組むことで、さらにこの意識を広げていきたいと考えています。」
- 調査について
今回のDysonの空気質調査には、末續慎吾選手(日本)、Nettie Edmondson選手(オーストラリア)、Dafne Schippers選手(オランダ)、Mujinga Kambundji選手(スイス)、Thomas Röhler選手(ドイツ)、Anastasia Pavlyuchenkova選手(ロシア)の6名が参加しました。トレーニングのためにジムへの移動や、ペットとの散歩、友人との食事など、日常生活でこのバックパックを使用し、身の回りの汚れた空気の状態を追跡するためにデータを収集しました。
日本国内の調査概要
調査名 : Dyson空気質調査
調査対象: 東京・神奈川エリア
調査期間: 2021年4月
調査方法: ダイソンの空気清浄機に搭載されるセンサー技術を内蔵したプロトタイプのバックパックを使い、
空気質の調査を実施。
- データの分析について
- 検知された代表的な空気汚染について
増加や、ほこりなど浮遊粒子などからPM 2.5とVOCの増加を検知しました。
・アスリートが市内中心部に向かい運転をする際に、PM 2.5およびNO₂(二酸化窒素)などの有害ガスが、検知
されました。これらは一般的に車の排気ガスやブレーキによるタイヤの摩耗に関連した汚染物質である可能性が
あります。
・キッチンなどで調理をする際に、PM2.5などの汚染物質が検知されました。調理中の燃焼は粒子状物質を空気中
に放出する場合があります。
詳しい空気調査の結果は、Newsroom<https://www.dyson.co.jp/community/news.aspx>をご覧ください。
- 室内の問題でもある空気の汚れ
* Lungs, Science & innovation, National Geographic, https://www.nationalgeographic.com/science/health-and-human-body/human-body/lungs/
- ダイソンについて
エンジニアリングおよび試験業務を行っています。ダイソンは、約6,000名のエンジニアと科学者を含む
14,000名超える社員を世界中で直接雇用しています。
・2020年11月にダイソンは、2025年までに製品ポートフォリオを倍増すると同時に複数のまったく新しい分野
への参入拡大の予定を発表しました。これに伴い今後5年間で新たなテクノロジー研究開発に27億5,000万ポン
ド(約3,766億円*)を投資する計画しています。この投資は、主にシンガポール、英国、フィリピンの拠点を
対象とするもので、これを支えるソフトウェア、機械学習、ロボット工学などの分野でのエンジニアや科学者の
増員計画が含まれます。 *1ポンド=137円換
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