ウクライナ:ICRCの支援の下、500人超の住民がザポリージャに安全に避難
ジュネーブ(ICRC)―赤十字国際委員会(ICRC)のスタッフは、500人超(※)を乗せたバスと自家用車の車列を先導し、ザポリージャにたどり着きました。
避難した人の中には独自でマリウポリから脱出した人も含まれます。
「今回、車列を組んでザポリージャにたどり着くことができたことは、計り知れない苦難にある中、ようやくより安全な場所に避難できた数百もの人々に大きな安堵をもたらしました。一方で、マリウポリ市内に閉じ込められているさらに数千人の住民が、安全に避難するための経路が確保され、救援物資が届くことを求めているのは明らかです。ICRCは、中立の立場にある仲介者として、当事者間で具体的な合意がなされ、安全面の条件が整い次第、こうした人道上の要請に応えて支援を行う準備ができています」とICRCウクライナ代表部のパスカル・フント首席代表は語ります。
ICRCの先導の下、車列は5日にベルジャンシクを出発し、6日にザポリージャに到着しました。ICRCのスタッフは、5日間にわたって昼夜マリウポリ市内に入ろうと試み、 20キロ圏内まで近づいたものの、いまだ治安状況から市内に入ることはできていません。ICRCは、紛争当事者によって安全面が保障され、必要な条件が整い次第、マリウポリや他の都市から住民が安全に避難できるよう支援する準備ができています。
*注記:続報で、実際の人数は1,000人超に上ることが確認されました。
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