Liquitous、兵庫県高砂市「たかさご未来資産を貯めようプロジェクト」の社会実装を進める実証事業に採択、受託
みんなでまちを支えるきっかけづくりを進める「たかさご未来資産を貯めようプロジェクト」の「提案型実証事業」において、デジタル技術を活用した意見聴取ツールを提案し、審査・採択を経て、実証事業を受託
本実証事業の枠組みの中で、実証がなされる各種サービスの実施に際して、Liqlidを用いて、実証プロセスの透明化や市民参加型の事前事後評価、関連するテーマ等の市民の皆さんからの意見聴取や対話に取り組みます。
概要
株式会社Liquitous(本社:神奈川県横浜市、代表取締役CEO:栗本 拓幸)は、兵庫県高砂市(市長:都倉 達殊)の「たかさご未来資産を貯めようプロジェクト(以下:本プロジェクト)」の一環として実施されている、「たかさご未来資産を貯めようプロジェクト提案型実証事業(TAKASAGO TECH*LINK CHALLENGE)」について、「デジタル技術を活用した意見聴取ツール」についての提案を行い、審査の上で、採択・受託に至りました。
本事業において、弊社は、独自に開発するオンラインの参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」を用いて、同事業の枠組み内で同時期に実施される脱炭素行動可視化サービスについて、市民参加型で事前事後評価を行う取り組みを行うと同時に、本プロジェクトに関連する施策等についての市民からの意見聴取・対話ツールとして運用を行い、本プロジェクトを市民参加型で推進することを目指します。
高砂市たかさご未来資産を貯めようプロジェクト及び提案型実証事業の背景について
高砂市は、令和4年度から、住民・職員が将来に向けて減少局面にある中で、市民のくらし・まちの賑わい・行政サービス水準を維持することと合わせ、顔の見えるコミュニティのアナログな助けあいの風土を、デジタル・データを活用し、維持促進することを目的とした「たかさご未来資産を貯めようプロジェクト」を推進しています。なお、本プロジェクトは、令和4年度には内閣府「未来技術社会実装事業」に選定されています。
市は、本プロジェクトの社会実装を進めるために、「高砂市たかさご未来資産を貯めようプロジェクト提案型実証事業(以下:提案事業)」を実施し、市全域をフィールドとした実証事業を公募しました。公募テーマとして、「脱炭素行動可視化サービス」及び「デジタル技術を活用した意見聴取ツール」が掲げられ、弊社は後者について
実証事業を提案し、審査の上で、採択に至りました。
弊社が実施する事業の概要について
高砂市と弊社が構築・運用する「市民参加型合意形成プラットフォーム Liqlid」は、これまで「対面」で実施されていた、市民対話をはじめとした対話の機会や各種ワークショップを補完する、「オンライン」上で、政策形成過程で幅広い市民の皆さんと対話を積み重ねていくための新しい仕組みです。
本プロジェクトの実証事業において、高砂市と弊社は、脱炭素行動可視化サービスとして実証がなされる各種サービスの実施に際して、Liqlidを用いて、実証プロセスの透明化や市民参加型の事前事後評価に取り組みます。同時に、高砂市が、本プロジェクトの推進や、関連する他事業等の実施に際して、市民の皆さんからアイデア・意見募集や対話を行うためのプロセスづくりを進めます。
本プラットフォームへの幅広い市民の皆さんへの参画を促すために、高砂市の各種広報媒体で告知等を行うほか、ウェブ上でのプロモーションや、対面でのイベント等への出店なども展開してまいります。
(市民の皆さんを念頭においたプロモーションは7月以降に順次実施します。)
参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」(リクリッド)について
オンラインの参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」は、Liquitousが独自に開発した、『じっくり話して、しっかり決める』がコンセプトの、対話・熟議に基づく参加型合意形成プラットフォームです。
Liqlidは、ブラウザ上で動作し、ダウンロード・インストール等不要で、市民と行政をつなぎ、市民発のアイデア出しからプロジェクトの共創、意向調査までを一気通貫で行うことができます。
弊社は、各自治体での市民や自治体職員の皆さん、そして独自に実施するヒアリングに基づき、Liqlidの機能・UIの定期的な改善に取り組んでいます。マッピング(PPGIS)対応・高度な分析機能・柔軟な通知機能・自治体からの情報公開機能の強化・大規模言語モデル(LLM)活用など、1ヶ月毎のペースで、新規機能追加やUI/UX改善を実施しています。
高砂市 政策部 経営企画室 企画課 北野氏からコメント
令和4年度から「高砂市たかさご未来資産を貯めようプロジェクト」を推進しています。今年度は、本プロジェクトの本格実装に向けて、提案型実証事業「TAKASAGO TECH*LINK CHALLENGE」を実施します。
その中で、(株)Liquitous様には「デジタル技術を活用した意見聴取ツール」のご提案をいただきました。今回、「Liqlid」を用いた実証により、誰もが参加しやすい、デジタルでの「対話」が実現できると考えており、そこには、アナログでは実現できない、デジタルだからこそできる多様性や公平性の可能性があると考えています。
この提案型実証事業を始めとする本プロジェクトを通じ、事業者の皆さんのご協力を得ながら、市民の皆さんのWell-being向上に向けて邁進してまいります。
株式会社Liquitous 代表取締役CEO 栗本 拓幸 のメッセージ
「たかさご未来資産を貯めようプロジェクト」は、脱炭素行動の可視化など、GXの取り組みの側面が強調されているように見えます。ただ、全体像を俯瞰すると、GXに留まらず、地域住民の皆さんの行動変容を通して、「みんなでまちを支えるきっかけづくり」を行うことが、本プロジェクトの目的であることに気付かされます。
今回採択いただいた「市民参加型合意形成プラットフォーム Liqlid」の導入目的は、市民と行政の間のコミュニケーションの単なる効率化・合理化が目的ではありません。Liqlidの導入によって、コミュニケーションを透明化し、多様性と公平性を拡張することが目的です。これは、高砂市が掲げる「DX推進ビジョン」の重点取り組みで示される「やさしさで幸せにかえる/新しい価値をかなえるデジタル化」に合致するものであると確信しています。高砂市にお住まいの皆さんにとって、今まで以上に分厚い行政とのコミュニケーションを実現できるよう、鋭意努力してまいります。
株式会社Liquitousについて
Liquitousは「一人ひとりの影響力を発揮できる社会」を目指し、テクノロジーで政策形成プロセスの包摂性・透明性・対応性をより向上させるため、市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」の開発と、導入・運用・定着支援や効果分析を通した社会実装を一気通貫で行う「市民と行政の間のコミュニケーション・エージェント」です。
神奈川県鎌倉市や千葉県木更津市、大阪府豊中市など全国の自治体の皆様や、柏の葉スマートシティをはじめとしたまちづくりにおいて、計画・構想策定や行政ニーズ把握の仕組みや、スマートシティの基盤として「Liqlid」を活用した取り組みを進めています。
〇 社名:株式会社Liquitous(代表取締役CEO:栗本 拓幸)
〇 ホームページ: https://liquitous.com
〇 Twitter: https://twitter.com/liquitous
〇 Facebookページ:https://www.facebook.com/Liquitous/
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