北海道中頓別町と連携協定を締結しました
国立大学法人東京学芸大学教育インキュベーション推進機構
本協定は、東京学芸大学と中頓別町が相互の資源や強みを活かしながら、多角的な連携を進めることによって、地域における教育の充実や新しい学校づくりの推進に貢献することを目的としています。
具体的には、新しい学校づくり(幼小中一貫「義務教育学校中頓別学園」)の推進、教育をはじめとする多分野連携による学びを軸とした地域づくり、自治体の教育ビジョンに基づく教育施策、教育現場の取り組みの効果測定、事業の推進に係る人材の確保・育成や教員養成・研修、教育領域における産官学連携の促進など、多様なテーマにわたって協働し、実践的な研究と取り組みを展開していきます。


國仙機構長:
この度、東京学芸大学と中頓別町との間で連携協定を締結できましたことを、心より嬉しく思います。協定の締結にあたり、多大なるご理解とご尽力を賜りました中頓別町の皆さま、特に小林生吉町長をはじめとする関係者の皆さまに、深く感謝申し上げます。
本協定は、教育の質の向上と新たな学びの創造を目指す本学の理念と、中頓別町が進める地域に根ざした教育づくりの取り組みが合致したことにより実現したものです。特に、義務教育学校「中頓別学園」の設立に向けた町の挑戦に対し、本学はこれまでに培ってきた知見やネットワークを活かし、積極的に連携・支援してまいります。
また、教育施策の効果をウェルビーイングの観点から可視化する取り組みや、地域に必要とされる教員の育成・確保にも注力し、地域と共に歩む教育の実現を目指してまいります。
さらに、北海道教育大学との連携も視野に入れ、地域の教育環境のさらなる充実に向けて、三者での協働を進めていくことにも大きな期待を寄せております。
本協定を契機に、中頓別町と本学が力を合わせ、地域の未来を担う子どもたちのために、より豊かな学びの場を創出していけるよう、今後も取り組みを進めてまいります。

小林町長:
中頓別町では、町民一人ひとりのウェルビーイング向上を目指し、教育を核としたまちづくりを進めています。人生100年時代を見据えた『中頓別学園構想』の実現に向け、世代を超えた学びと交流の場を創出し、生涯にわたり学び続けられる環境づくりに取り組んでいます。今回の連携協定を通じて、東京学芸大学の知見を活かし、地域に根ざした持続可能な教育ビジョンの策定と実践を進めてまいります。
本プロジェクトが、教育のみならず、地域全体の活性化と幸福度の向上につながることを期待しています。

荻上准教授:
人口減少や超高齢化などの社会構造の変化に加え、教育を取り巻く環境も時代とともに変化する中で、地域に根ざした教育のあり方の模索や挑戦が各地で行われています。明確な教育ビジョンを掲げる中頓別町と東京学芸大学が連携し、「中頓別学園構想」を中心とした教育施策の効果を教育ウェルビーイングという観点から可視化するとともに、施策の推進に必要な教員等の人材確保・育成する取り組みまで一体的に推進することは、教育領域における自治体と大学の連携のあり方を先導する取り組みとしても有意義なものとなります。さらに、連携パートナーとして北海道教育大学にも参画いただくことで、それぞれのリソースをいかした多面的な事業を展開するとともに、次世代を担う学生への機会提供や教員・教育支援人材の確保・要請にもつなげていきたいと考えています。
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