“なわとび”を使ったレクリエーションプログラム「なわトレ」を公開
こどもの成長応援プロジェクト
こくみん共済 coop〈全労済〉(全国労働者共済生活協同組合連合会 代表理事 理事長:廣田政巳)は、子どもの健全育成を目的に展開する「こどもの成長応援プロジェクト」の一環として、2022年5月13日(金)に「なわトレ」ティザーサイトを公開いたしました。
「なわトレ」は、全国の子どもたちがなわとびを使い、ゲーム感覚で楽しみながら体力向上を図ることができるレクリエーションプログラムです。
※なわトレ公式サイト https://www.zenrosai.coop/anshin/kenko/nawatore/index.html
当会は、子どもたちのすこやかな成長を応援し、たすけあいの気持ちを未来へとつなぐため2020年より「こどもの成長応援プロジェクト」の一環としてなわとび・長なわを全国の児童館・小学校などに寄贈する活動を続けてまいりました。
なわとびを寄贈するだけで終わるのではなく「なわトレ」を開発することで、寄贈したなわとびを使ってより楽しく、より元気に体を動かしてもらうことができると考えています。
この夏以降の本公開を目指し、引き続き開発を進めてまいります。
スポーツ庁が実施した「令和3年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」によると、コロナ禍以降、「運動不足による体力低下」という子どもの成長に関する社会課題が顕在化してきています。こういった課題を解決する一助となり、子どもたちが心も体もすこやかに成長し、たすけあいの気持ちを未来につないでいってほしい。そんな願いを込め、開発を進めています。
<なわトレ開発のポイント①各界のプロ監修>
「なわトレ」のプログラム開発においては、パートナーシップを締結している児童健全育成推進財団(一般財団法人児童健全育成推進財団 理事長:鈴木一光)の協力を経て、子どもたちにとって最適なプログラムの検証(わざの難易度や跳べる回数)を実施しました。
また、子どもたちにとって、より良いプログラムを目指し、子どもの体力・運動能力の向上の研究に取り組まれている、立教大学の松尾教授に監修をお願いするとともに、より多くの子どもたちに楽しんでもらいたいという想いから、障害者スポーツ協会の髙山先生にもメニュー開発にご協力いただいています。
松尾 哲矢
立教大学コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科教授
専攻はスポーツ社会学、スポーツプロモーション論。1961年福岡県生まれ。九州大学大学院博士課程人間環境学府単位取得退学、博士(教育学)。東京都スポーツ振興審議会会長、(公財)日本レクリエーション協会理事、(公財)日本スポーツ協会指導者育成委員会副委員長、日本スポーツ社会学会理事長、日本レジャー・レクリエーション学会理事、日本スポーツ産業学会理事など。社会現象としてのスポーツに対して社会学的にアプローチし、戦後日本のスポーツ界における≪場≫の構造変動と文化的再生産の研究を主要な研究テーマとしている。また、こうした研究テーマから日本のスポーツ政策の動向、しょうがい者・子どものスポーツとコミュニティ、地域スポーツクラブとコミュニティ形成、生涯スポーツシステムの動向などを研究課題としている。著書に『子どもの体力・運動能力がアップする体つくり運動&トレ・ゲーム集』(単著,2016年,ナツメ社)、『パラスポーツ・ボランティア入門』(共編著,2019年,旬報社)等がある。
髙山 浩久
(公社)東京都障害者スポーツ協会、東京都障害者総合スポーツセンター副所長
1963年東京都生まれ。東海大学体育学部社会体育学科卒業。
(公財)日本パラスポーツ協会理事・技術委員会委員長、全国障害者スポーツ大会大会委員会委員長、(公財)日本スポーツ施設協会パラスポーツ支援部会アドバイザー、東京都障害者スポーツ指導者協議会相談役など。障害のある人が、日常生活の一部としてスポーツ活動が享受できる(スポーツの生活化)環境づくりを通し、共生社会の実現に向けた取組みを行っている。主な著書は、『障害者スポーツ指導書シリーズ②障害のある人へのスポーツ支援』(日本障害者スポーツ指導者協議会,2008年)、『新版障がい者スポーツ指導教本』((公財)日本障がい者スポーツ協会,2016年)、『障害者のスポーツ施設利用促進マニュアル』(東京都、(公社)東京都障害者スポーツ協会,2016年)等がある。
<なわトレ開発のポイント②さまざまなコンテンツを用意>
子どもたちにとって難しいわざでも挑戦しやすいよう、「わざのおてほん動画」を制作しました。動画内ではプロなわとびプレーヤーである生山ヒジキさんにご協力いただき、わざの跳び方や上手に跳ぶコツを紹介しています。
プロなわとびプレーヤー 生山ヒジキ 氏
わざのおてほん動画 「後ろスーパーサイドクロス」
また「なわトレ」ウェブサイトにニックネームなどを登録いただくことで、子どもたちが「なわトレ」の記録を残せる「マイページ」の開発を進めています。このマイページでは、なわとびを跳べた回数に応じて昇級したり、「なわトレ」に取り組む全国のお友達の到達具合を確認できるなど、ゲーム感覚で楽しんでいただける企画を進めています。
※画面は開発中のイメージ画像です
■こどもの成長応援プロジェクトについて
子どもたちのすこやかな成長を応援し、たすけあいの気持ちを未来へとつなぐため、当会が2020年より展開している取り組みです。
現在、子どもたちの成長に関する社会課題の一つに、「子どもたちの体力の二極化」があります。スポーツクラブや、家族と遊ぶことで日常的に運動をしている子どもがいる一方で、1週間の運動時間が1時間に満たない子どももいるなど、運動をしている子/していない子の体力差が広がっていることが指摘されています。また、近年の子どもたちの運動機会は減少傾向にありますが、新型コロナウイルスの影響によりその傾向がさらに加速しています。
当会では、「子どもの体力低下」に着目し、子どもたちの心身の健康を育むために、「こくみん共済こども保障タイプ」の加入1件につき1本のなわとび・長なわを全国の児童館などに寄贈しています。これまでに累計80,408本のなわとび・長なわを寄贈することができました。
※こどもの成長応援プロジェクト公式サイト: https://www.zenrosai.coop/anshin/kenko
<こくみん共済coop>
正式名称:全国労働者共済生活協同組合連合会。
たすけあいの生協として1957年9月に誕生。「共済」とは「みんなでたすけあうことで、誰かの万一に備える」という仕組みです。少子高齢社会や大規模災害の発生など、私たちを取り巻く環境が大きく変化しているなか、こくみん共済 coop は、「たすけあい」の考え方や仕組みを通じて「みんなでたすけあい、豊かで安心できる社会づくり」にむけ、皆さまと共に歩み続けます。
◆こくみん共済 coop たすけあいの輪のあゆみ:https://www.zenrosai.coop/web/ayumi/
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