香港のシンボル、ピークトラムがアップグレードして装い新たに運行開始
アジア最古のケーブルカーであり、香港の象徴ともいえる「ピークトラム」が、車両やターミナル駅のデザイン変更、施設のアップグレードなどを行い、2022年8月27日から装い新たに運行を開始しました。新しいピークトラムは、ビクトリア・ハーバーの美しい景色を堪能できるのはもちろん、新しく充実した乗車体験が提供されるようになり、香港の数ある観光スポットの中でも最新の進化を遂げたものの一つとなっています。
新しいピークトラムのカラーには、20世紀初頭に使用されていたピークトラムの伝統を受け継ぐクラシックな「ピークトラム・グリーン」が採用されました。乗客定員は75%増となる210人で、大きな窓からは世界的に有名な香港の高層ビル群を一望することができます。
トラム車両のモダンなデザインに加え、ターミナル駅も改装され、トラムを待つ間に5つのゾーンで魅力的な体験をすることができます。まず、セントラル・ターミナル駅に入ると、香港の上昇精神を体現した、高さ10メートルの光の彫刻「アイ・オブ・インフィニティ(Eye of Infinity)」が乗客を迎えます。また、ピークに生息する様々な野生動物を没入感溢れる映像体験で紹介する「ゴー・ワイルド・アット・ザ・ピーク(Go Wild At The Peak)」の他、1888年から始まるピークトラムの100年の歴史が、「ザ・ビーティング・ハート(The Beating Heart)」、「アン・アイコン・イズ・ボーン(An Icon is Born)」、「ワンス・アポン・ア・トラム(Once Upon a Tram)」でダイナミックに再現されており、乗車待ち時間が楽しくなる工夫が随所に盛り込まれています。
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