町工場の技術と美大生の発想が出会う ー柳澤鉄工所×秋田公立美術大学 新製品開発プロジェクトー
秋田公立美術大学(秋田市、学長:北郷悟)は、株式会社柳澤鉄工所(鹿角市)と連携し、「柳澤鉄工所×秋田公立美術大学 新製品開発プロジェクト」に取り組んでいます。
秋田公立美術大学(秋田市、学長:北郷悟)が、株式会社柳澤鉄工所(鹿角市)と連携して取り組む「柳澤鉄工所×秋田公立美術大学 新製品開発プロジェクト」。本事業では、美術大学の学生が鉄工所の制作現場を体験し、その経験をもとに新しい製品を提案。約2年間にわたるディスカッションと試作を経て、このたび9点の新製品試作品が完成しました。鉄を知り尽くした職人の確かな技術と、美術大学ならではの柔軟な発想を融合させた取り組みとして、新たなものづくりの可能性を探る試みとなりました。


地域企業の技術と美大の発想を結ぶプロジェクト
鹿角市に拠点を置く柳澤鉄工所は、鉄加工の高い技術力を持つ企業として地域のものづくりを支えてきました。本事業では、プロダクトデザインを研究する学生や教員が合宿形式で同社を訪れ、制作現場での体験を通して素材の特性や製造工程への理解を深めながら、新しい製品のアイデアを検討してきました。鉄を扱う職人の確かな技術と、美術大学で培われる自由な発想やデザインの視点を掛け合わせることで、従来の発想にとらわれない製品開発を目指しました。
約2年間の試行錯誤を経て9点の試作品が完成

2024年度からスタートした本事業。企業と大学の関係者が約2年間にわたりディスカッションと試作を重ね、9点の新製品の試作品が完成しました。鉄という素材の魅力を活かしながら、美大生ならではの視点と感性を取り入れた製品を提案。
事業に参加した本学ものづくりデザイン専攻4年の藤澤穂香さんは、「鉄工所の制作現場での体験を通じて、鉄という素材に対するイメージが大きく変わりました。実際のものづくりの現場を知ったことで、鉄の魅力を活かした製品を考えることができました」と話します。藤澤さんは、現場での体験をもとに、小物置きと卓上ランプスタンドを試作・提案しました。
地域企業と大学の連携から新たな可能性へ
本事業を担当した本学ものづくりデザイン専攻の柚木恵介准教授は、事業の意義について「高い技術を誇る柳澤鉄工所と美大との連携により、新たな製品を生み出すことができた。このような取組は、秋田県内の他の事業者とも十分に可能であり、地域の企業と大学が協働することで、ものづくりの新しい可能性を広げていきたい」と語ります。
秋田公立美術大学では、今回の事業の実績をいかし、地域企業の技術とデザイン教育を結びつけ、新たな価値を生み出す取組を今後も進めていきます。
開発した新製品イメージ


柳澤鉄工所×秋田公立美術大学 新製品開発プロジェクト
秋田公立美術大学でプロダクトデザインを学ぶ学生が合宿を通じて柳澤鉄工所の制作現場を体験し、その経験をもとに美大生ならではのユニークな発想とデザイン能力で新製品を提案するというプロジェクトです。「新製品開発プロジェクト」に加えて、その開発過程を記録発信する「広報プロジェクト」にも学生主体で取り組みました。
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期間:2025年8月~2026年3月
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プロジェクトメンバー:
秋田公立美術大学 美術学部ものづくりデザイン専攻 准教授 柚木恵介
【新製品開発プロジェクト】同 助手 中田大介、4年 藤澤穂香、3年 津川紗千
【広報プロジェクト】美術学部2年 市川桃子、柏原美斗、木村彩瑚、鎌田ひかる -
パートナー:柳澤鉄工所株式会社
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