製造業の人材スキルを最大活用・生産効率向上へ！人員配置最適化AI「スキルパズル」7月1日リリース

人材不足に悩む現場の声をもとに独自開発されたAIシステム。必要な資格による業務制限や作業員の習熟度など、製造現場で実際に適用されている配置要件を組み込み、生産性を最大化する最適な人員配置を提案。

株式会社フツパー

2024年6月27日 11時00分

株式会社フツパー（本社：大阪市淀川区、代表取締役CEO：大西洋、以下「フツパー」）は、製造業の生産効率を最大化するための人員配置最適化AIシステム「スキルパズル」を2024年7月1日に発売いたします。「スキルパズル」は、製造業特有の複雑な要件に対応し、AIが最適な配置をシミュレーションする製造業特化型の人員配置最適化システムです。これにより、人員配置とスキル管理の効率化および脱属人化を実現します。

サービス資料ダウンロード

■開発背景

製造業における労働力不足や技能継承の課題は依然として深刻であり、特に技能人材の不足や若年就業者の少なさが続いています。労働人口の減少を背景に、従業員の能力や経験といった「人的資本」を競争力の源として見直す企業が増加しています。しかし、製造現場で働く作業員や技術者の能力を可視化し、エンゲージメントや生産性の向上に繋がる取り組みを実施できている企業は多くありません。

【現状】

• 労働力不足、水平分業化、製品の多様化、GX等に対応していくため、製造業の個社・産業規模でのDXは急務。

• 製造業におけるDXは、依然として「個別工程のカイゼン」領域の取組が多く、「製造機能の全体最適」「事業機会の拡大」領域の取組が少ない。

【目指すべき姿】

• 製造機能の最適化に向けては、経営戦略と連動したデジタル戦略を描くこと、製造現場の業務プロセスの全体像を熟知した上でデジタル実装を進めること等が必要。

• 事業機会の拡大に向けては、プラットフォームビジネスの展開等、ビジネスモデルの変革が必要。

（引用：2024年版ものづくり白書概要）

実際に、個別工程の機材や設備のIoT化やAI活用によるDX・カイゼンは徐々に進んでいますが、全体最適、特に技能人材の適正な育成・配置による工程全体の人員配置最適化に着手している企業は少ないのではないでしょうか。この最適化が実現すれば、作業人員のスキルを最大限に活用する配置により生産性を高め、さらに多様な働き方への対応などによりエンゲージメントの向上にも寄与します。

■製造現場の課題と機能概要

製造現場には、次のような課題があります。

人員配置がその場しのぎになり、適正な配置を追求しにくい
力量管理表（スキルマップ）は形骸化しがちで育成や業務に反映できていない
一部の多能工人材へ業務の偏りや過剰な負担がかかっている
スキル有無による業務制限や人的相性に配慮する必要があり、配置要件が複雑である
配置業務自体も業務負荷が高く、属人的である

《スキルパズルの特徴》

スキルパズルなら、上記の課題を解決することが可能です。

30社以上のモニター企業に対して現状の課題や必要な配置要件についてヒアリングを重ねました。その結果、人員配置計画の大幅な省力化の実現、人員配置の最適化、現場の負担削減に繋がる見込みがあると高く評価されています。

「スキルパズル」サービス詳細：https://hutzper.com/skill-puzzle/

◯生産計画や勤務情報に基づき、人員の過不足を可視化

　　　　　　[作業配置計画のイメージ図]

◯必須資格やスキル習熟度等で担当可能な工程を設定し、作業人員の総合スキルスコアが最大化する最適な配置を算出

　　　　　　[スキルマップのイメージ図]

◯重労働や高負荷作業などを考慮したローテーション設定により負担軽減

◯熟練者の分散や人的相性に配慮したアンマッチ設定が可能

◯上記を可視化、データ化することにより配置業務の標準化にも貢献

また、このシステムはSaaSとして提供されているため、他の事業所のスキルマップや勤務情報の閲覧も可能であり、事業所を超えた全体最適化にも活用できます。

料金体系は、ユーザー数に基づく従量課金モデルです。詳しくはお問い合わせください。

サービス資料ダウンロード

お問い合わせ

■今後の展望

フツパーは、持続可能な生産活動の促進に貢献するシステムを目指し、サービスの改善と機能拡充を重ね、使いやすさと付加価値を追求します。さらに、独自のデータ分析技術を組み合わせることで、人員配置データに基づくカイゼン活動に応用し、高効率な工場づくりへの貢献を目指します。