1786年のモーツァルトとサリエリを聴き比べ!オペラ「劇場支配人」& 関西原語上演ノーカット初演コンサートオペラ「はじめに音楽それから言葉」2本立てをザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団が11/5公演

学校法人大阪音楽大学

2023年11月5日(日)、大阪音楽大学(所在地:大阪府豊中市、学長:本山秀毅)ザ・カレッジ・オペラハウスの専属管弦楽団である「ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団」が第63回定期演奏会を開催します。


牧村 邦彦牧村 邦彦


井原 広樹井原 広樹

今回の定期演奏会で取り上げる演目は、モーツァルト作曲のオペラ「劇場支配人」と、本学独自のコンサートオペラスタイルで関西原語上演ノーカット初演となる、サリエリ作曲「はじめに音楽それから言葉」の2本立て。


本作は本学出身の演出家である井原広樹氏の独創性のある演出と、さまざまな舞台で活躍中の卒業生を迎えたハイレベルなキャスト陣、国内で最も多くオペラ指揮をこなす一人である正指揮者・牧村邦彦氏が率いるザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団による華やかな演奏が見どころ。さらに、映像作家の久保田テツ氏による映像演出が、音楽的に優れながらも上演機会に恵まれないこの作品に新たな彩を添えます。


 昨今のコロナ禍において、一単科大学がプロフェッショナルなオペラ公演を主催することは経済的にも条件的にも極めて厳しい状況にありますが、過去30数年にわたるオペラ活動の火を灯し続けるため、昨年に続きセミステージ形式で上演することを決定しました。2つの作品の作曲の経緯を掘り下げ、両曲の歴史的・美的意味を明らかにしながら、音楽的にも視覚的にも十分に楽しんでいただける「劇場支配人」と「はじめに音楽それから言葉」を、ぜひこの機会にご鑑賞ください。


■「はじめに音楽それから言葉」あらすじ

マエストロと台本作家は新作オペラのことで言い合いをしている。マエストロはオペラを4日後に完成させる必要があると言う。台本作家はもっと時間が必要だと反論するが、マエストロはすでに音楽はできているから、それに合わせて詩を書けばいいという。台本作家は反対するが、誰も歌詞の意味など気にしないとマエストロは主張する。そこで台本作家は知りあいのブッファ歌手を作品に参加させればパトロンから謝礼が受け取れ、その謝礼をマエストロと半々にしようと持ち掛ける。

そこへ国際的な歌手のエレオノーラがやってくる。マエストロのリクエストにこたえて彼女は歌ってみせるが、台本作家がいちいち演技指導を入れるので怒り始める。

エレオノーラが去った後、マエストロと台本作家は仕事を進め、台本作家は何とか筋書きを考案する。

 次にトニーナが現れる。彼女は傍若無人だが歌手としては一流で、マエストロは彼女にオペラ・コミックの役を歌ってもらうことにする。しかし、エレオノーラが再び登場。どちらが先に歌うかでふたりの歌手は喧嘩になる。セリアの曲をエレオノーラ、コミックの曲をトニーナが同時に歌いはじめ、マエストロ、台本作家も加わって四重唱となる。曲は見事に調和し、作品の完成に明るい希望が見えて幕となる。


【公演概要】

ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団 第63回定期演奏会

・第1部(30分)W.A.モーツァルト/歌劇「劇場支配人」

・第2部(60分)A.サリエリ/“Concert’Opera”コンチェルトペラ「はじめに音楽それから言葉」

 全1幕・原語(イタリア語)上演・字幕付き


■日時

2023年11月5日(日)13時15分(開場)14時00分(開演)


■場所

大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウス


■出演

指揮:牧村 邦彦

演出:井原 広樹(第2部のみ)

第1部:W.A.モーツァルト / 歌劇「劇場支配人」

・マダム・ヘルツ 端山 梨奈

・マドモアゼル・シルバークラング 村岡 瞳

・ムッシュー・フォーゲルザンク 中川 正崇

・ブッフ 湯浅 貴斗

第2部:A.サリエリ / 歌劇「はじめに音楽それから言葉」

・マエストロ 湯浅 貴斗

・台本作家 仲田 尋一

・エレオノーラ 老田 裕子

・トニーナ 村岡 瞳

管弦楽:ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団


■料金

一般:4,500円(税込)

高校生以下:無料


▼チケット購入ページはこちら

https://www.daion.ac.jp/concert-news/180340/

※定員に達し次第、申込受付は終了いたします。

※やむを得ない事情により、曲目・出演者・開演時間・開催日を変更することがあります。

※この演奏会では、未就学児のご入場をお断りいたしております。


【ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団について】

 1988年4月「大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウス」の専属管弦楽団として設立、ザ・カレッジ・オペラハウス主催オペラ公演の管弦楽を担当。発足当初より学生の研究、学習サポートも行う。第20回音楽クリティック・クラブ賞、第6回・第22回三菱UFJ信託音楽賞、3度の文化庁芸術祭大賞のほか、2015年創立100周年記念オペラ公演、G.ヴェルディ《ファルスタッフ》の公演では文化庁芸術祭優秀賞も受賞。名誉指揮者に飯森範親、山下一史、チャン・ユンスン、正指揮者に牧村邦彦を擁する。公益社団法人日本オーケストラ連盟準会員。


【大阪音楽大学について】

2015年に創立100年を迎えた関西唯一の音楽単科大学。「音楽で、はたらこう。」「ちから強く生きる音楽人を、ここから。」をスローガンに、従来のクラシック音楽家育成にとどまらない、クリエイターやプロデューサー、音楽エンジニアの輩出を掲げた新専攻も次々と設置。大学16専攻・短大12コースを擁する音楽の総合大学として、いち早く時代のニーズに応えている。2024年度からは全国の音楽大学で初となる「地域創生ミュージックマネジメント専攻」もスタート。「音楽×地域創生」をテーマに、観光の視点も生かしながら音楽で地域創生を担う人材を新たに育成する。


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【本リリースに関するお問合せ】

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TEL:06-6334-2904(不在の場合はメールでご連絡ください。折り返しお電話いたします)

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