デュプロ精工株式会社にKOBA-GUARD技術提供
「使用済みの紙を、オフィス内で抗菌再生紙にする画期的技術開発へ」
デュプロ精工株式会社(本社:和歌山県紀の川市、社長:橋口 英樹)は、小林製薬株式会社(本社:大阪市中央区、社長:小林 章浩)が販売する、抗ウイルス性を併せ持った持続性抗菌剤「KOBA-GUARD(コバガード)」を活用し、使用済みの紙をオフィス内で抗菌再生紙として再生する技術の開発を開始しました。今後この技術を確立、デュプロ精工の小型製紙装置「RECOTiO(レコティオ)」に展開し、近年の衛生意識の高まりによる清潔性や安全性などの衛生管理ニーズに応えることで、時流に沿った環境活動をより推進していきます。
- 開発の背景
※抗菌印刷
抗菌性のあるインクやニスで印刷物をコーティングして抗菌効果を高める印刷方法です。抗菌処理を施すことにより、安全且つ清潔な印刷物をご使用いただくことができます。
<抗菌加工イメージ>
<開発技術>
小型製紙装置「RECOTiO」内に「KOBA-GUARD」を投入し、使用済みの用紙から、抗菌加工された古紙100%の再生紙として全自動でリサイクルする可能性を検証しました。再生された用紙に対して、JIS法に準じた抗菌試験を行い、再生紙の抗菌効果を確認しております。一般の市販用紙と比べて、再生紙に抗菌効果が付与されることから衛生面で安心です。
※開発中の技術のため、最終製品の効果を保証するものではありません。
- 「RECOTiO」について
トナー&簡易異物除去機能を搭載したオフィス製紙機。環境に配慮したオフィス単位での紙リサイクルを実現します。使用済み用紙を投入することで、古紙100%配合の白い再生紙として全自動でリサイクルします。廃棄古紙を原料とするため、従来の紙の製造過程/物流全般と比べCO₂排出量を削減することができます。SDGsの複数分野で目標達成に貢献できると考えております。
「RECOTiO」特設サイト:https://www.duplo-seiko.co.jp/recotio/
- 「KOBA-GUARD」について
「KOBA-GUARD」に活用されている技術は、元々、潜水艦の閉ざされた空間でカビなどの微生物の増殖をコントロールするために開発されたもので、小林製薬による基礎研究においては、様々な細菌・カビ・ウイルスに対して効果を発揮するというデータも得られています。また、「KOBA-GUARD」には、繊維の種類や硬質などを問わず、様々な素材を加工できる可能性があり、これまでにもアパレル、い草製品、空気清浄機の加湿フィルターなどに活用されています。
「KOBA-GUARD」は、加工方法検討や効果検証サポートなどの技術支援も可能で、お客様の困りごとの解決に並走させていただきます。これからも技術の進化を図り、公衆衛生などの社会課題解決を目指していきます。
「KOBA-GUARD」ブランドサイト:https://www.kobayashi-vs.co.jp/brand/koba-guard/
- 今後の展開
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像