トグルホールディングス、国土交通省主催「PLATEAU AWARD 2024」にてグランプリ受賞

3D都市モデルを活用した革新的な街づくりの取り組みが高評価

トグルホールディングス株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：伊藤嘉盛、以下「当社」）は、国土交通省主催の「PLATEAU AWARD 2024」において、グランプリを受賞いたしました。本アワードは、オープンデータである3D都市モデルの可能性を最大限に引き出すことを目的とし、エンジニアやクリエイターが新たな価値創出に挑戦する開発コンテストです。

■PLATEAU AWARDとは

国土交通省が推進する「Project PLATEAU（プラトー）」は、3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化を推進し、さまざまな領域での新たなサービスやイノベーションの創出を目指しています。その一環として開催される「PLATEAU AWARD」は、3D都市モデルの可能性を最大限に引き出し、技術やアイデアを競う開発コンテストです。

本年度の「PLATEAU AWARD 2024」は、アプリケーションやアート作品など計56点の応募があり、厳正な審査を経てファイナリスト10作品が選出されました。最終審査会では、各チームがプレゼンテーションを行い、グランプリほか各賞が決定されました。

■グランプリを受賞した当社のテクノロジー

当社は、「すべてのまちと、まちをつくる人たちのために」というミッションのもと、不動産・建築・金融の3分野を融合し、業界課題を解決するデジタルインフラの構築を進めています。その一環として、不動産開発の重要プロセスである開発用地取得の効率化に取り組み、PLATEAUの3D都市モデルデータを活用しています。

日本国内には、十分に活用されていない土地が多数存在します。従来の用地取得は、都市計画や条例の情報収集、容積率の算出、現地調査が必要で、時間とコストがかかるのが課題でした。

当社はこの課題を解決するため、容積率を自動算出する技術を開発しました。道路幅や用途地域などのデータを自動収集し、PLATEAUの3D都市モデルと組み合わせることで、ポテンシャルのある土地を可視化する仕組みを実現しています。

ポテンシャルのある土地を発見する当社独自のテクノロジー

グループ会社のフジケン株式会社（東京都港区、代表取締役 山﨑聡史）は、この技術を活用し、用地取得効率を従来比14倍に向上させました。仕入れ数の増加とともに、売上は99億円まで成長しました。

さらに、この技術をSaaSプロダクトとして不動産事業者に提供し、現在導入アカウント数は800件を突破しました。今後も機能拡充や提供体制の強化を進め、業界の変革に挑戦していきます。

■グランプリ受賞の理由

PLATEAUの活用方法として「街づくり」に真正面から取り組んだ点が高く評価されました。これまでにない革新的なアプローチにより、3D都市モデルを活用した都市計画の新たな可能性を提示し、複数分野の研究と融合させながら、高度な技術的挑戦を実現した点が審査員から評価されました。

また、本取り組みは今後も研究を継続し、他分野の専門家と連携しながら発展を遂げることが期待されるとともに、サービスとしての社会実装を視野に入れている点が、審査員の「都市開発におけるインフラとしての将来性」を感じさせるものとして受賞に至りました。

■受賞コメント

当社が挑戦している『デジタル産業インフラの構築』は、産業構造全体をより良くしていく取り組みだと自認しています。これは、Project PLATEAUの理念とも重なる部分があると思っていたので、こういった場で評価されたことを光栄に思います。 今後も、ビジネスに加えて、こういったパブリックな場でも評価されるような存在や組織であり続けられるよう、取り組みを続けていきます。（当社　新谷）

■会社概要

社名　　：トグルホールディングス株式会社
所在地　：東京都港区六本木1丁目61　泉ガーデンタワー 36階
設立　　：2020年6月
代表者　：代表取締役　伊藤 嘉盛
事業内容：不動産開発のデジタルインフラ事業
HP　　：https://toggle.co.jp