ユーミンがそっと教えてくれる憧れのパリやフランスのこと。そして、ユーミンの名曲とフランスの関係。松任谷由実著『フィガロブックス ユーミンとフランスの秘密の関係』(CCCメディアハウス)2月15日刊行!
サガンの小説、シルヴィ・バルタンに代表されるフレンチポップス、モネやカイユボットら印象派の絵画……少女時代から大きな影響を受けたフランス文化。ユーミンのパリやフランスに対する思いの丈が綴られました。コート・ダジュールや、モネの庭ジヴェルニー探訪記のほか、今をときめく人たちとのフランス文化をめぐる対談も収録。フィガロジャポン連載「アンシャンテ ユーミン!」に大幅加筆した待望の書籍化です。
「やっと気づいたの。私って思いっきりフランス・ミーハーだって!」と打ち明けるユーミン。少女時代からパリやフランスが大好きで、大きな影響を受けてきました。小説なら、フランソワ―ズ・サガンの『悲しみよ こんにちは』や『ブラームスはお好き』。音楽なら、パリ時代のショパンや、エディット・ピアフの代表曲「ラ・ヴィ・アン・ローズ」、さらにはシルヴィ・バルタンに代表されるようなフレンチポップス。絵画なら、モネやカイユボットらの印象派。いっぽうでは女優イザベル・ユペールが同世代として気になったり、モード界ではココ・シャネルの大胆さに注目したりしました。
そんな大好きなフランス文化について、今をときめく人との楽しいおしゃべりも収録しました。『ジヴェルニーの食卓』を読んで号泣したエピソードを披露しながら、著者原田マハさんとアートについて語り、フランス文学者野崎歓さんとは、ジブリとプレヴェールの詩とユーミンの不思議なめぐり合わせで盛り上がりました。また書籍化にあたり新たな対談相手、柚木麻子さんも迎えました。ユーミンの大ファンで人気作家である彼女の口から何が飛び出したかはお楽しみに。ほかにも香りのエキスパート、エリザベット・ドゥ・フェドーさんらとフランス談義に花を咲かせました。
フランスのエスプリ香るフランス探訪記もあります。コート・ダジュールでマティスのアートを心ゆくまで堪能したり、ステージ・パフォーマンスを体験するためにパリのキャバレー、クレイジー・ホースに潜入したり、モネの庭を見るためにジヴェルニーを訪れたりと、ユーミンの興味は果てしなく広がりました。ユーミンの創作の秘密が透けて見えませんか。ユーミンの旅の記念ミニ・フォトアルバム8ページも付いています。
■目次
Paris, Je t’aime... パリと私
第1章 Les Parisiennes フランス女性について
第2章 Les entretiens 気になるカルチャーについて、あの人とおしゃべり
松任谷由実×原田マハ(作家)
松任谷由実×エリザベット・ドゥ・フェドー(香りのエキスパート、歴史家)
松任谷由実×野崎歓(フランス文学者)
松任谷由実×スプツニ子!(アーティスト)
松任谷由実×松岡正剛(編集者)
松任谷由実×妹島和世(建築家)
松任谷由実×柚木麻子(作家)
第3章 Voyages autour de l’art フランスと日本、アートを感じる旅の話
コート・ダジュールの旅
パリのクレイジー・ホースへ
スキャパレリのサロンへ
モネの庭、ジヴェルニー
現代アートの新聖地で、未来を感じる
金沢へ、「侘び」の旅
金沢の「華」、女性たちから感じること
第4章 Vive le Japon! ユーミン世界に息づく、フランスと日本の文化
Supplément album photo de voyage en France フランス旅の思い出
■著者 松任谷由実 Yumi Matsutoya
1954年東京都生まれ。72年、大学在籍中にシングル「返事はいらない」で荒井由実としてデビュー。73年、ファースト・アルバム『ひこうき雲』をリリースし注目を浴びる。76年、アレンジャー、プロデューサーである松任谷正隆と結婚し松任谷由実に。その後呉田軽穂名義で他のアーティストにも多数の楽曲を提供し活動の幅を広げる。2012年、デビュー40周年記念ベストアルバム『日本の恋と、ユーミンと。』をリリース。15年秋公開の映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」の主題歌「気づかず過ぎた初恋」を書き下ろす。16年11月には、38枚目となるオリジナルアルバム『宇宙図書館』を発売し、同時期より自己最長・最多本数の全国ツアーを開催している。
詳細はこちら→http://books.cccmh.co.jp/list/detail/1998/
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