足のモーションセンサーを開発・販売するORPHE、ロート製薬を引受先とする第三者割当増資を実施し、ロート製薬、アシックス、下北沢病院と健康寿命および歩行寿命の延伸実現に向けた取組みを開始
ORPHEの専用センサーで取得する足のデータをもとにした健康寿命および歩行寿命延伸を目指した取組を開始します
取組で目指す成果として、ORPHEが有するセンサを用いて、歩数や歩行スピード、ストライド (歩幅)、接地角度、立脚時間などの歩容(歩行パターン)データを収集し、アシックススポーツ工学研究所が長年培ってきた足と歩き方に関する独自の知見と、ロート製薬と下北沢病院が有する臨床データ・医療データなどを組み合わせた分析をもとに、健常時~未病状態における歩行状態から健康状態をスコア化した「歩行健康度」のアルゴリズムの構築を行い、より多くの個人・事業者・自治体・医療機関などに活用されるモジュール化を目指します。
また、疾患~回復期におけるメディカル分野において、変形性膝関節症(膝OA)などをはじめとする足の疾患のリハビリ時に、疾患別の症状や歩き方の改善が図れているかをスコアリングし、それを元に医師および理学療法士が定量的な分析を行い、通院時の指導に活かせるパッケージ開発を目指します。この開発には、下北沢病院が有する臨床データや患者に向き合ってきた膨大な知見を活かします。これらは、医療分野での疾患予防、遠隔診断や遠隔指導および再生医療と組み合わせなど、将来的な活用可能性を探りながら、より多くの幅広い医療機関等での活用を目指します。
ORPHEは引き続き新しい歩行体験を目指したIoT製品の開発・販売を行い、スマートシューズプラットフォームを推進してまいります。
ロート製薬について
1899年に胃病蔓延という当時の健康課題から「胃活」を発売し創業。以来、「健康」を事業のコアバリューに据え、OTC医薬品やスキンケアを中心としたヘルス&ビューティー事業を軸に、機能性食品だけでなく一次産業やレストランなどの食事業、最先端のライフサイエンス研究を推進し、再生医療の領域にも事業を拡大しています。「健康」「美」「サイエンスに基づく高い品質」「一人ひとりが自律し、チャレンジを続ける企業文化」といった事業的強みや文化的特徴をベースに、すべての個人や社会の「Well-Being」に貢献していきます。
公式サイト https://www.rohto.co.jp
株式会社アシックスについて
創業哲学に「健全な身体に健全な精神があれかし」を掲げ、世界中のすべての人々の心身の健康に貢献する製品やサービスを提供しています。人間の運動動作に着目・分析し、独自に開発した素材や構造・技術を用いることで、アスリートだけではなく、世界の人々の可能 性を最大限に引き出す技術・製品・サービスを生み出すことに努めています。私たち誰もが 一生涯運動・スポーツに関わり心と身体が健康で居続けられる世界の実現を目指しています。
公式サイト https://corp.asics.com/jp
医療法人社団青泉会 下北沢病院について
米国には「足病学(ポダイアトリー)」という足という臓器に特化した学問があり、約15000人の足病医(ポダイアトリスト)が足に関する診療に従事しています。米国では足に関するトラブルが起こった際にはまず足病医に相談するのが一般的です。しかし、残念ながら日本にはこのような専門科は存在せず、個々の判断により様々な科に受診し、なかなか連携が取れていないのが現状です。医療法人社団青泉会下北沢病院は「足病学(ポダイアトリー)」をテーマに掲げ、7年前にアジアで初めて、足病に特化した、「足と歩行の総合病院」をスタートしました。単に悪い患部を取り除くだけではなく、「足から人生を支えていく。」をコンセプトに、より根本的、包括的に未病にまでアプローチしていきます。
公式サイト https://shimokitazawa-hp.or.jp
ORPHEについて
「足元から世界を変える」をミッションに掲げ、創業以来スマートシューズの研究開発を行なっています。提供するスマートシューズプラットフォーム「ORPHE(オルフェ)」は靴内 のセンサから歩容解析を行い、履いているだけで歩行速度、着地角度、着地衝撃といった 様々な指標を記録することを可能とします。今後はこの技術を医療・ヘルスケア分野へ応用し、誰もが日常的に使う靴がインタフェースとなることで、あらゆる人の健康寿命を延ばし、楽しく歩き続けられるような社会を実現していきます。
公式サイト https://orphe.io
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像