Fusion Fuel Cyclesが統合型フュージョン燃料サイクル試験施設「UNITY-2」の建設を開始

京都フュージョニアリングは、カナダ原子力研究所(Canadian Nuclear Laboratories:以下、CNL)とのジョイントベンチャーである「Fusion Fuel Cycles Inc.(以下、FFC)」が、世界初となる統合型トリチウム燃料サイクルシステム試験施設「UNITY-2」の建設を開始したことをお知らせします。本マイルストーンは、フュージョン燃料サイクルシステム技術の発展に向けた重要な一歩であると同時に、FFCおよび当社の事業活動が、国際的なフュージョン研究開発ネットワークにおいて着実に拡大し続けていることを示すものです。 

「UNITY-2」は、カナダ・オンタリオ州チョークリバーで建設が進められており、2026年まで後半に試運転を予定しています。 本施設では、最大30グラムのトリチウムを24時間サイクルで循環させることができ、将来的には最大100グラムまでの取り扱いにも対応可能な環境のもと、燃料注入・排気、不純物除去、水素同位体分離、トリチウム貯蔵といった主要なフュージョン燃料サイクルシステム技術を統合的に実証することを目的としています。
 
アメリカ、イギリス、ドイツ、そして日本を含む各国が、2020年代後半から2030年代初頭にかけて、フュージョン・パイロット・プラント(Fusion Pilot Plant:FPP)と呼ばれる社会実装を見据えた実証段階のフュージョンプラントの建設を計画している中で、「UNITY-2」が掲げるフュージョン燃料サイクルシステムを安全かつ効率的に運用する技術能力の確立は不可欠となります。
 
FFCは、当社およびCNLに加え、各国のパートナーとともに、フュージョンエネルギーの実現に向けて世界が共通して抱える技術課題の解消に取り組んでいます。「UNITY-2」プロジェクトは、FFCの中核的な取り組みとして、単なる技術実証の場にとどまらず、研究開発と実用的なエネルギーシステムをつなぐ基盤的なプラットフォームとして機能することを目指しています。 

当社は今後も、FFCならびに当社の事業活動を通じて、フュージョンエネルギープラントに不可欠な重要技術の開発を加速させ、フュージョンエネルギーの早期実現に貢献してまいります。 

FFCによる公式プレスリリース全文:Fusion Fuel Cycles Inc. Announces UNITY-2 Construction Milestone and Corporate Growth

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会社概要

URL
https://kyotofusioneering.com/
業種
電気・ガス業
本社所在地
東京都大田区平和島六丁目1番1号 東京流通センター 物流ビルA棟 AW1-S
電話番号
03-4530-3706
代表者名
小西 哲之
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2019年10月