クオンタムソリューションズ、シンガポールのライセンス取得企業 DigiFT 社と実世界資産(RWA)トークン化プラットフォームの共同開発に関する覚書を締結

「Frontier Finance」構想:AIとブロックチェーンの交差点で企業キャッシュフローを実世界資産としてトークン化

クオンタムソリューションズ株式会社(証券コード:2338、代表取締役社長:Francis Bing Rong Zhou)(以下「クオンタムソリューションズ」)は、このたび、DigiFT Tech (Singapore) Pte. Ltd.(本社:シンガポール、以下「DigiFT」)と、実世界資産(Real World Asset:RWA)トークン化プラットフォームの共同開発に関する戦略的覚書(MOU)を締結いたしました。

本プロジェクトは「Frontier Finance」を開発コード名とし、両社はイーサリアム(Ethereum)ネットワーク上で、完全なコンプライアンス体制のもと、企業のキャッシュフローを実世界資産としてトークン化・発行・流通させる統合型プラットフォームの構築を目指します。

 

■ 実世界資産トークン化(RWA)市場の拡大と背景

世界の資本市場は現在、実世界資産のトークン化時代に突入しています。
スタンダード・チャータード銀行が2025年10月に公表した調査によると、RWA市場規模は340億米ドルに達し、今後12か月以内に3,000億米ドルまで拡大する見込みとされています。

クオンタムソリューションズは、これまでAIインフラストラクチャ(AIDC)事業、モバイルゲーム、知的財産(IP)の収益化事業を中心に成長戦略を推進してまいりました。
これらの事業領域は高い収益性を持つ一方、一般投資家がアクセスしにくい分野でもあります。今回の提携により、当社はこうしたキャッシュフローをトークン化し、実世界資産としての金融商品化を図ることで、より効率的で開かれた資本市場を実現してまいります。

「Frontier Finance」構想は、これらの分野で生み出されるAIコンピュートリース料、ゲーム内取引手数料、映像制作ファイナンス等のキャッシュフローをトークン化し、適格機関投資家が参加可能なDeFi環境を構築することで、市場アクセスの民主化を目指すものです。

 

■ 協業の概要

クオンタムソリューションズ

·        AIインフラ(AIDC)、モバイルゲーム、IP収益化等におけるトークン化可能なキャッシュフローを提供

·        市場戦略および投資家対応を統括

 

DigiFT

·        シンガポール金融管理局(Monetary Authority of Singapore, MAS)より公認市場運営者(RMO)および資本市場サービス(CMS)業者として認可を受けた、世界初のオンチェーン取引プラットフォーム

·        香港証券先物取引委員会(SFC)より第1種・第4種ライセンスも取得

·        UBSアセット・マネジメント、インベスコ(Invesco)、ウェリントン(Wellington)、DBS銀行、CMBIなど国際的金融機関との連携実績を有し、RWAの発行・取引・カストディの技術基盤を提供

本提携により、「Frontier Finance」は2026年末までに約5億米ドル規模の実世界資産のトークン化・ホスティングを実現する見込みです。
これにより、アジア太平洋地域において最も先進的かつ重要なRWAプラットフォームの一つとなることを目指します。

 

■ 戦略的意義

「Frontier Finance」は単なるプラットフォーム事業にとどまらず、クオンタムソリューションズが目指す「AI×Web3×資本市場」融合戦略における中核的プロジェクトです。
AIやコンテンツ産業などから生み出されるキャッシュフローを金融資産として再構築し、技術資産と資本資産を循環的に結び付けることで、次世代のFinTech企業への進化を加速します。

 

 

■ 経営者コメント

代表取締役社長 兼 CEO Francis Bing Rong Zhou のコメント

「当社は、実世界資産(RWA)の適法なトークン化を支える基幹インフラにおける主要ステークホルダーとして、今後RWAが機関金融のあらゆる領域に拡大していく中で、その成長価値を的確に捉える立場にあります。また、RWAの普及を通じて、Ethereum(イーサリアム)ネットワークの実用化・採用拡大にも積極的に貢献してまいります。

当社は、AIデータセンター(AIDC)事業、モバイルゲーム事業、知的財産(IP)マネタイズ事業といったコア事業領域において、堅実な企業キャッシュフローを当社のインフラを活用してトークン化し、高成長かつ参入障壁の高い分野へのアクセスを民主化いたします。
これらの取組みは、Ethereumネットワーク上の分散型技術を基盤とし、関係法令・規制を完全に遵守した形で推進してまいります。」

DigiFT CEO Henry Zhang 氏のコメント

「クオンタムソリューションズとの協業を大変光栄に思います。
両社は協力して、コンプライアンスに基づくオンチェーン・フレームワークを確立し、実世界資産をDeFiの領域へと導入します。
機関投資家に対し、透明性・流動性・信頼性の新たな水準を提供してまいります。」

 

 

 

 

■ クオンタムソリューションズ株式会社について

クオンタムソリューションズ株式会社(東京証券取引所スタンダード市場・証券コード:2338)は、AI技術、次世代データセンターインフラ(AIDC)、Web3アプリケーション、コンテンツ技術の融合開発を専門とする上場テクノロジー企業です。「実物資産の準備+テクノロジーの融合」を理念とし、アジア地域において資本と技術をつなぐ革新的な架け橋となることを目指しています。

 

■ DigiFT Tech (Singapore) Pte. Ltd. について

DigiFTは、シンガポールを拠点とする機関投資家向け実世界資産トークン化およびオンチェーン取引プラットフォームです。同社は世界で初めて、シンガポール金融管理局(MAS)より正式認可を受けたオンチェーン市場運営者であり、さらに香港証券先物取引委員会(SFC)より第1種および第4種ライセンスを保有しています。DigiFTは、UBS、インベスコ、ウェリントン、DBSなど主要国際金融機関に対し、実世界資産の発行・保管・取引に関する包括的ソリューションを提供しています。

【本件に関するお問い合わせ先】

クオンタムソリューションズ株式会社

経営企画部 IR担当 寺田キャサリン

TEL: 03-4579-4059

Email:pr_teams@quantum-s.co.jp

URL:https://www.quantum-s.co.jp/jp

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会社概要

URL
https://www.quantum-s.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー9階
電話番号
03-4579-4059
代表者名
フランシス・ビン・ロン・ジョー
上場
東証スタンダード
資本金
32億6800万円
設立
1999年01月