GEOTRA Activity Data、高精度な移動データ拡充で分析基盤を強化
バス・自転車データを追加、歩行者の移動経路データを標準搭載し、人の移動をより多面的に分析可能に

株式会社GEOTRA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO:陣内 寛大)は、人流データサービス「GEOTRA Activity Data」において、かねてよりご要望をいただいていた移動データの拡充として、新たにバスおよび自転車のデータを追加しました。あわせて、歩行者の移動経路判定に関するデータを標準搭載し、本アップデートに伴い更新された自動車、鉄道、歩行者データについても精度検証を実施しました。
検証の結果、新たに追加したバス・自転車データについては、全国都市交通特性調査との比較において、移動手段割合の平均絶対誤差がそれぞれ0.3ポイント、5.0ポイントとなり、分析用途における一定の信頼性を確認しました。また、自動車データについては、xROADの道路交通量実測データとの比較で全国の日別・時間帯別の相関係数がいずれも0.9以上となることを確認しており、鉄道・歩行者データについても外部統計等との比較を通じて精度を確認しています。
都市や地域の移動は、鉄道や自動車だけでなく、徒歩、自転車、バスなど複数の移動手段の組み合わせによって成り立っています。本アップデートにより、GEOTRA Activity Dataは、自転車・バスを含む移動手段別の実態把握に加え、車両や歩行者の移動経路分析にも対応し、まちづくりにおける分析対象と活用範囲を拡張します。
■バス・自転車データの追加
今回、新たに移動手段データとしてバスおよび自転車を追加しました。
バスは、地域交通の維持・再編や、鉄道・徒歩と接続する公共交通ネットワークの検討において重要な移動手段です。バスデータを活用することで、バスによる移動が多いエリアや停留所周辺の移動傾向、鉄道駅や主要施設との接続状況を把握し、路線、停留所、運行頻度、交通結節点の検討に活用できます。コンパクト・プラス・ネットワークの推進や、地域公共交通のリ・デザイン、交通空白地域への対応に向けて、移動実態に基づく検討を支援します。
自転車については、2026年4月の道路交通法改正を受け、安全な利用環境の整備や走行実態の把握に対するニーズが高まっています。自転車データにより、自転車による移動が多いエリアや、駅・商業施設・公共施設周辺での利用傾向を把握し、自転車通行空間、駐輪環境、シェアサイクルポート配置などの検討に活用できます。
また、これらのデータを既存の徒歩・自動車・鉄道データと組み合わせることで、複数の移動手段を横断した移動実態の把握が可能になります。
■歩行者の移動経路データの標準搭載
歩行者の移動について、出発地と目的地だけでなく、移動の過程でどのような経路を通ったかを把握・分析できる移動経路データを標準搭載しました。
標準搭載された歩行者の移動経路データを活用することで、駅から目的地までの動線、街路ごとの利用状況、施設間の回遊、イベント時の歩行者動線、観光地における周遊ルートなども、より具体的に分析できます。
ウォーカブルなまちづくり、駅前・駅周辺整備、商業エリアの回遊促進、イベント時の混雑対策、観光地の周遊促進、防災・避難計画などの検討に活用が期待されます。
■精度検証について
今回のアップデートでは、新たに追加したバス・自転車データについて、分析用途における信頼性を確認するための精度検証を実施しました。あわせて、これまでも都市計画・交通計画などの分野で活用されてきた自動車・鉄道・歩行者データについても、本アップデートに伴う精度の確認を行いました。
バス・自転車データの精度検証
移動手段判定を対象に、今回追加するバス・自転車データについて、パーソントリップ調査との移動手段割合による精度検証を実施しました。比較には全国都市交通特性調査(令和3年度・第7回)を使用し、同調査の対象70都市全体について、調査と対象年齢を揃えた10〜79歳の平日の移動手段割合を突合し、平均絶対誤差を用いて結果を確認しました。
その結果、平均絶対誤差はバスが0.3ポイント、自転車が5.0ポイントとなり、今回追加するバス・自転車データが分析用途において一定の信頼性を有することを確認しました。
自動車・鉄道・歩行者データの精度検証
また、既存の自動車・鉄道・歩行者データについても、本アップデートに伴う精度の確認を行いました。
自動車については、道路交通量の実測データ(xROAD)との比較により、全国の日別・時間帯別の相関係数がいずれも0.9以上であることを確認しています。
鉄道・歩行者については、同じくパーソントリップ調査との比較で、平均絶対誤差が鉄道3.6ポイント、歩行者2.8ポイントとなりました。鉄道はさらに、国土数値情報の駅別乗降客数(2022年、5,078駅)との比較でも相関係数0.8以上を示しています。
これらのデータは従来から実務で活用されておりましたが、今回のアップデートで、より詳細な移動実態の把握や、複数の移動手段を組み合わせた分析への活用可能性を広げるものです。
<外部実測データとの比較による精度検証>



GEOTRAは、今後もGEOTRA Activity Dataの高度化を通じて、都市計画、交通計画、まちづくり、観光、防災など、さまざまな分野における実務的なデータ活用を支援してまいります。
■GEOTRAについて
GEOTRAは、「データの力で社会を前に進める」をミッションに掲げる、三井物産とKDDIの合弁会社です。ビッグデータ、特に人流データなどの位置情報の取り扱いに深い知見を有し、AI技術も駆使して世の中の様々な事象や組織内の動きを詳細に可視化、分析、シミュレーションすることを主な事業としております。特に、ヒト1人ひとり、車1台ごとの高粒度な人流を再現する人流データを「GEOTRA Activity Data(ジオトラアクティビティデータ)」と呼び、まちづくりや観光、交通、土木などの様々な分野でご活用いただいています。
2022年4月の設立以降、多くの大手企業・団体・自治体様にご活用いただき、お客様からの期待値がますます高くなっており、海外展開も始まっています。
GEOTRAの詳しい情報は、GEOTRAホームページをご参照ください。
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社GEOTRA 広報(marketing@geotra.jp)
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