日本初“母校を応援する電力サービス”「学校応援でんき」、みんな電力より提供開始

〜当社が企画コーディネート、大阪府高槻市から全国へ～

　株式会社ＮＴＴスマイルエナジー（本社：大阪市中央区、代表取締役社長 小鶴慎吾、以下、ＮＴＴスマイルエナジー）、みんな電力株式会社（本社：東京都世田谷区、代表取締役 大石英司、以下、みんな電力）は、株式会社柴田工業（本社：愛知県名古屋市、代表取締役 柴田薫、以下、柴田工業）、高槻市（市長：濱田剛史、以下、高槻市）の協力により、電力利用が母校の応援につながる日本初の電力サービス「学校応援でんき」を開始することをご案内いたします。

１．背景

2016年4月の家庭向け電力小売自由化開始により、多くの電力サービスが提供されております。しかし、それらは「価格の安さ」「他サービスとのセット割引（例：携帯電話と電力の組合せ割引）」など価格訴求のものが多く、料金面以外での価値創出による「多種多様な電力サービス」を需要家（消費者）が選択できるものではありません。
このような状況の中、「笑顔のエネルギー社会」の実現に向けた取組みを進めるＮＴＴスマイルエナジーは、「お客様のゆかりのある場所で作られた電力を選択、利用する」事をエネルギーの新たな価値であると捉え、志を同じくする事業パートナーと共に、新たな電力サービスの提供に向けた検討を進めてまいりました。

２．「学校応援でんき」の内容

「学校応援でんき」は「母校で発電した電気を買って、母校を応援する」事をコンセプトに企画しました。そして、学校への太陽光発電設備施工のパイオニアであり、豊富な実績を持つ柴田工業と、再生可能エネルギー拡大に官民の垣根を越えて取組む高槻市が、市立小中学校の屋上を活用し、小売電気事業者であるみんな電力がサービスメニューとして販売、ＮＴＴスマイルエナジーが発電量の計測などのプラットフォームを提供することで実現しました。

　今回、柴田工業が高槻市の学校の屋根に設置する太陽光発電設備で発電した電力を、みんな電力が全国の消費者（特に設置した学校の在校生や卒業生の家族等）に販売します。
　「学校応援でんき」最大の特徴は、消費者が本サービスの電力を購入することで、母校など①へ応援金が還元される点です。学校施設や自治体などは、応援金に加え、太陽光設備設置による使用料を見込めるため、施設の改修などが可能になります。このように「学校応援でんき」は、消費者が自らの選択で特定の発電所と結びつき、価値が目に見える形で還元されるという新たな電力のあり方を通して、再生可能エネルギー流通による価値創出を実現いたします。

〈各組織の主な役割〉
柴田工業（名古屋市中村区名駅1-1-1 ＪＰタワー名古屋36階）
・屋根貸し事業の実施主体（学校屋上への太陽光設備施工、維持管理）
みんな電力（世田谷区池尻2-4-5 世田谷ものづくり学校210教室）
・電力小売サービス「学校応援でんき」の提供
高槻市（大阪府高槻市桃園町2-1）
・（太陽光発電システム設置に係る）公共施設屋根貸し事業②を実施
ＮＴＴスマイルエナジー（大阪市中央区北浜2-6-18 淀屋橋スクエア4階）
・本ビジネスモデルの企画コーディネート、発電モニタリング等プラットフォーム提供

３．お申し込み開始日

　本サービスは、平成30年1月に受付、提供開始予定です。受付開始等の詳細はみんな電力の電力サービスのホームページ（http://enect.jp/）をご確認ください。以下3校にて開始し、順次増加予定です。
・高槻市立第六中学校
・高槻市立芥川小学校
・高槻市立柳川小学校
　本取組に関しては、ＮＴＴスマイルエナジー（06-6221-5301）、太陽光発電設備に関しては、柴田工業（052-433-1422）、「学校応援でんき」に関しては、みんな電力（03-6805-4624）、高槻市の取組みに関しては高槻市産業環境部環境緑政課（072-674-7483）にお問い合わせください。

４．今後のサービス展開

ＮＴＴスマイルエナジーは、今後も再生可能エネルギー発電所と消費者を結び付け、電力に新しい価値を与えるサービスを「スマイルリング」ブランドとし、多様な企業とのビジネスモデルをコーディネートしながら全国へ展開してまいります。

①今回の高槻市のモデルに関しては、応援金は学校ではなく、高槻市（環境基金）が受取り先となります。
②高槻市は、安全・安心・安定したエネルギー供給と再生可能エネルギー等の加速的普及のため、「たかつき新エネルギー戦略」に基づき、「高槻市太陽光発電システム設置に係る公共施設屋根貸し事業」を実施しています。詳細は左記URLを参照ください。http://www.city.takatsuki.osaka.jp/kakuka/sangyou/kankyour/gyomuannai/heatisland/yanegashi/index.html。

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