「リベラルな国際主義」はいかにして可能か。国際秩序論の大家アイケンベリーが語る『民主主義にとって安全な世界とは何か 国際主義と秩序の危機』7/20発売!
野口悠紀雄氏(一橋大学名誉教授)推薦!
西村書店(千代田区/代表取締役 西村正徳)は、『民主主義にとって安全な世界とは何か 国際主義と秩序の危機』を7月20日に発売します。
世界有数の国際秩序論の大家、G・ジョン・アイケンベリーがその歴史を丁寧にひもとき、将来を冷静に見据えた一冊。
リベラルな国際主義の未来を垣間見るべく、その過去を発掘し、現在にいたる長い道のりをたどっていく。
解体しつつある私たちの世界秩序において、国際関係を組織化し、
民主主義にとって世界を安全なものにする方法としてのリベラルな国際主義に「未来」はあるのか。
◆野口悠紀雄氏(一橋大学名誉教授)推薦!
- 19世紀の国際主義からアメリカの国際主義にいたる詳細なリベラリズムの系譜を語る本書は、現代人の必読書。AIなどハイテク分野での目覚ましい発展とコロナの早期克服。中国の特異な国家構造は、リベラリズムに対する本質的な脅威となっている。われわれは、なぜリベラリズムを守らねばならないのか?
【 目 次 】
序 文/1章 リベラルな世界秩序に生じた亀裂/2章 自由民主主義と国際関係/3章 一九世紀の国際主義の起源/4章 ウィルソンの国際主義/5章 ルーズヴェルトの国際主義/6章 自由主義覇権の台頭/7章 自由主義と帝国/8章 冷戦後の自由主義秩序の危機/9章 近代性の超克/原 注/索 引
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【 著者/監訳者/訳者 紹介 】
著●G・ジョン・アイケンベリー(G. John Ikenberry)
1954年生まれ。プリンストン大学ウッドロー・ウィルソン公共政策大学院教授。専門は国際関係論。2002年、『アフター・ヴィクトリー 戦後構築の論理と行動』[猪口孝・猪口邦子編 叢書「世界認識の最前線」](NTT出版)で、Schroeder-Jervis賞(アメリカ政治学会世界史国際政治部門)受賞。著書は『リベラルな秩序か帝国か アメリカと世界政治の行方』(勁草書房)など多数。
監訳●猪口 孝(いのぐち・たかし)
政治学博士。東京大学名誉教授、元国際連合大学上級副学長(国際連合事務次長補)、前新潟県立大学学長兼理事長。現在、桜美林大学特別招聘教授兼アジア文化研究所所長。著書に、 “The Development of Global Legislative Politics: Rousseau and Locke Writ Global” (Springer Nature)、『国際関係論の系譜』[猪口孝編「シリーズ国際関係論」](東京大学出版会)、『トンボとエダマメ論 何が夢をかなえるのか』(西村書店)、『アジアの幸福度』(岩波書店)など多数。訳書に『人類の幸福論』(西村書店)など。
訳●岩﨑良行(いわさき・よしゆき)
北海道大学文学部哲学科卒業、同大学院修士課程修了(文学修士)、プネー大学大学院サンスクリット&プラークリット語学科修了(Ph.D.)。ハーヴァード大学南アジア研究学科共同研究員、バンダルカル東洋学研究所客員研究員を歴任。専門は南アジア思想史。かたわら社会科学・自然科学分野の翻訳に多く携わる。主な訳書に『宇宙大図鑑』(ネコパブリッシング社)など。
【 書 誌 情 報 】
■『民主主義にとって安全な世界とは何か 国際主義と秩序の危機』
■2021年7月20日発売/2021年7月15日発行
■ISBN978-4-86706-024-7 ■定価 3850円(本体3500円+税)
■G・ジョン・アイケンベリー 著/猪口 孝 監訳/岩﨑良行 訳
■A5判・上製・452ページ
■発行・発売:西村書店
●公式HP http://www.nishimurashoten.co.jp/book/archives/17075
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● 好評既刊 ●
『人類の幸福論 貧しくても幸せな人と裕福でも不満な人』
http://www.nishimurashoten.co.jp/book/archives/9006
『世界の学者が語る「幸福」』
http://www.nishimurashoten.co.jp/book/archives/5723
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