インクルーシブ（みんな一緒）な社会を目指して従業員が孫の育児参加のために取得できる有給休暇制度　「インクルーシブケア有休制度（子育て支援有休制度）」を創設

｢アート引越センター｣を中心に暮らし方を提案するアートグループの保育事業、アートチャイルドケア株式会社（本社：東京都品川区 社長：村田 省三）は、2022 年 8 月 1 日より、新しい休暇制度として、中学校就学前の孫を持つ従業員に対して、孫のための育児休暇制度「インクルーシブケア有休制度（子育て支援有休制度）」を創設いたします。
本制度は、従業員が孫の育児に参加するために取得できる有給休暇制度です。年次有給 休暇とは別に、孫を持つ従業員が年 5 日の有給休暇を取得できます。昨今、両親だけではな く、祖父母が子育てを担う事が一般的になりつつあるなか、“インクルーシブな社会を目指す” ために、みんなで一緒に子育てをする風土を根付かせることは、少子化への対応策としても 注目されています。当社は児童福祉事業者として、従業員がより子育てをしやすくなるような 制度づくりを積極的に進めてまいります。

■「インクルーシブケア有休制度」の概要
　「インクルーシブケア有休制度（子育て支援有休制度）」は、法定の育児休業における養育の考え方を発展させ、同居・非同居は問わず、中学校就学前の孫を持つ従業員を対象とします。
　保育園等の送迎や共働きの両親に代わる留守中の見守りなど、それぞれの家庭環境に即した日常の子育ての場面を想定して、孫を持つ従業員が年 5 日を上限に有給休暇を取得できます。なお時間単位利用も認め、柔軟に利用できるように制度を設計しました。

■インクルーシブケア有休制度創設に至った経緯
　当社は、保育園運営から事業をスタートし、今では児童発達支援教室や子育て支援センター児童館など、児童福祉全般にかかわる事業を展開しています。 また、児童福祉事業者として社会に関わっていく上で、インクルーシブ（みんな一緒）という視点で、こども食堂を開催するなど、子育て支援を通して社会と積極的にかかわる様々な取 組を行っています。
　 インクルーシブという言葉には「包摂的な」という意味がありますが、各個人の個性や状況を認め合い、尊重しあいながら、「みんな一緒」に助け合い、関わり合って過ごしていける社会 を目指すという意味を持ちます。少子高齢化が進む日本において、子育ては両親だけでなく、 社会全体が担うものという考えが社会に浸透しつつあることから、その一端を担う祖父母を対 象とした子育て支援有給休暇制度を創設するにいたりました。
　また、将来的には家族みんなで子育てに参加できる「インクルーシブ」な制度となるよう、おじ、おば等の親族でも取得できるよう弾力的な拡大も検討しており、より充実した制度にしてい きたいと考えています。


●インクルーシブケア有休制度の概要
開始時期 ：2022 年 8 月 1 日
対象者 　：アートチャイルドケア株式会社従業員のうち、中学校就学前の孫を持つ従業員
内容 　　：孫を持つ従業員が 5 日までを上限に有給で休暇を取得できる制度




【アートチャイルドケア株式会社 概要】
　アートチャイルドケアは、2005年にスタートしたアートグループの保育事業を母体とし、2010年に アートグループ 3 社の保育事業統合により発足いたしました。「子育て支援を通して社会に貢献する」を理念に、お子さまひとりひとりに向き合う保育で質の高い保育サービスを目指し、「子育ては 楽しい」と思える社会作りを応援しています。現在では認可保育施設、弊社独自に運営する保育 園、院内・企業内保育所あるいは、発達に課題のある乳幼児を対象とした児童発達支援教室など、183 か所の保育所を運営し、約 6,000 名の乳幼児をお預かりしております。　
　さらには、ひとりひとりが持つ個性や状況を、それぞれの違いとして認め合い、尊重しあいながら、「みんな一緒」に助け合ったり関わり合ったりして過ごしていける「インクルーシブな社会」を保育園 運営会社という立場から地域に提案していけるよう、こども食堂（社内通称 みんなの食堂）を始めるなど、保育という枠組みを越えた活動を広げています。

【商 号】 アートチャイルドケア株式会社 　
【本 社】 東京都品川区東品川 1-3-10
【社 長】 村田 省三 【事業内容】 保育所運営事業
【資 本 金】 5,000 万円
【売 上】 約 84 億円（2021 年 9 月期）
【従業員数】 2,162 名（2022 年 5 月現在、非常勤社員含む）
【U R L】 https://www.the0123child.com/