FITから12年、太陽光発電所の劣化診断をエレビスタ株式会社が開始

FIT開始から12年、エレビスタ株式会社は太陽光発電所の劣化による発電量低下を診断する「PV健康診断」を開始。太陽光発電所における機会損失の最小化と発電量の最大化をサポートする。

エレビスタ株式会社

2024年10月17日 10時00分

太陽光発電所プラットフォーム「SOLSEL（ソルセル）」を運営するエレビスタ株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役：石野拓弥、以下：エレビスタ）は、太陽光発電所オーナー向けの新サービス「PV健康診断」を提供開始します。本サービスは、太陽光発電所の劣化状況を可視化し、"機会損失の最小化"と"発電量の最大化"を実現します。

◆背景

　FIT（固定価格買取制度）開始から12年が経過し、全国の太陽光発電所数は大幅に増加しました。

※出典：資源エネルギー庁「第１回再生可能エネルギー発電設備の適正な導入及び管理のあり方に関する検討会資料３」より自社作成

2021年9月時点における導入件数・容量は以下の通り。

・低圧（10〜50kW）は約63万件（95％）、17GW（34%）

・高圧（50〜2,000kW）も約3.3万件（4.9%）、26GW（41％）

・特高（2,000kW〜）は795件（0.1％）、12GW（25％）

件数ベースでは95％とほぼ低圧が占めていますが、容量ベースでは上から高圧、低圧、特高という順番になっています。

　一方で、長年の運用や管理不足により、発電量の低下や売電収入の減少が懸念されています。

経産省によると、低圧を中心に前年から1割以上設備利用率が低下している案件件数が13.3％となっており問題となっております。これは日本の事業用太陽光発電所約50GWのうち665MWに相当します。

　そこでエレビスタでは、太陽光発電所売買プラットフォーム「SOLSEL」や発電データのアグリゲーションサービス「まとめてソーラー」を通じて培った知見と経験、データを活かし、1基でも多くの発電所の劣化状況を可視化し、失われた発電量と売電収入の回復を目指します。

◆サービスの特徴

　「PV健康診断」では、太陽光発電所オーナーが所有する発電所の劣化具合、つまり売電損失金額がいくらかを診断するサービスになります。

PV健康診断では、以下3つの項目を解析します：

・経年劣化 *1

　自然な劣化か、故障などが発生しているかを解析

・発電効率 *2

　本来発電するであろう発電率と実績を比較し、現在の効率を解析

・季節要因 *3

　PCS×時間単位によるデータにより、季節による発電量の傾向を解析

*1,2　発電量データが3年間分あることが望ましいです。

*3　PCS（パワコン）×時間別のデータが必要です。また3年間分あることが望ましいです。

そして、「売電損失額」やパネル1kWあたりの「売電損失率」、「年換算低下率」を導き出します。

さらに、解析結果を返すだけでなく、リパワリング対策を講じるために発電量低下の3つの要因を提案します：

①雑草等の影による低下の可能性

②汚れ等による継続的な低下の可能性

③事故・故障、悪天候等による日単位の低下

このような診断結果から、太陽光発電所オーナーは売電損失金額とその原因を把握し適切な対策を講じることが可能になります。

◆リリースキャンペーン

PV健康診断リリースを記念して、期間限定で無料キャンペーンを行います。

通常 1基 3,000円（税抜）のところ、

2024年 11月 30日まで期間限定で無料で診断させていただきます。

◆PV健康診断のお申し込み方法

【WEBフォーム】からの応募はこちら
 http s://forms.gle/tPCVJqcJMC57MZus6
【メール】での応募はこちら　（※「PV健康診断について」とお問い合わせください）

contact@solsell.jp　（24時間受付）
【電話】での応募はこちら　（※「PV健康診断について」とお問い合わせください）
0120-314-541　（平日10時-19時）

◆SOLSEL とは

　SOLSEL（ソルセル）は産業用の太陽光発電所の売買プラットフォームです。

太陽光発電の情報発信や発電所の売買からメンテナンス、リパワリングなどのワンストップサービスを通じて、日本のエネルギー自給率を上げるために再生可能エネルギー最大シェアである太陽光発電をもっと"もっともに"することを目的としています。2013年から現在まで、取扱総額1,400億円を突破している日本最大級の太陽光発電プラットフォームを展開しています。