FastLabel、菱電商事と販売パートナー契約締結

～幅広い事業領域と技術力で、企業のAI技術活用を加速～

FastLabel

2022年8月25日 14時00分

FastLabel株式会社（本社所在地：東京都品川区、代表取締役CEO：上田英介、以下「当社」）は菱電商事株式会社（本社所在地：東京都豊島区、代表取締役社長：富澤克行、以下「菱電商事」）と、AI研究開発に欠かせない教師データの作成、分析、管理の効率化および精度向上を実現するAIデータプラットフォーム『FastLabel』の販売、並びにアノテーションサービス提供に係る販売パートナー契約を締結いたしました。

背景

菱電商事は、FAシステム事業、冷熱システム事業、ビルシステム事業、エレクトロニクス事業の4つのベース事業において技術力を背景に市場のトレンドを予測し、一歩先のソリューションを提案することで、サプライヤーと顧客をベストな方向に導いていくプロフェッショナルな役割を担っています。創業75年の歴史の中で、国内外に2,000を超えるパートナーネットワークを有するとともに、日本全国に30を超える営業拠点を持ち、主要企業と顧客をサポートしています。近年では、ICT技術を融合してMobility、Video、Comunication Network、Location、Security、Energyの6つのマネジメントサービスプラットフォームを構築するとともに、スマートアグリ、ヘルスケアという新たな事業を展開しており、多岐にわたる事業領域を強みに、顧客が抱える課題解決に向けてベストなソリューションを提供しています。
当社は「AI 開発を 10 倍速くする」をミッションに、教師データの作成、分析、管理の効率化および精度向上を実現する、AIデータプラットフォーム『FastLabel』を開発・提供しています。非エンジニアでも利用可能なUI/UXや、自動アノテーション機能による作業コストの大幅な削減を実現し、これまで、建設・インフラ、製造業、医療、農業・水産業、学術機関など、大手を含む多様な国内企業・団体の AI 開発に貢献しています。
当社の目指すAI開発の革新に、菱電商事の技術力に裏打ちされた幅広い事業領域や、新たなICT技術を活用できる提案力・豊富なパートナーネットワークが加わることで更に多くのお客様に先進的なソリューションやサービスをご提供することができるようになることから、今回の販売パートナー契約締結に至りました。

AIデータプラットフォーム『FastLabel』の特徴

自動アノテーションで作業コストを70%削減
事前学習された既存モデルや、アノテーションしたデータを学習させたカスタムモデルを活用することで、自動でアノテーションの付与をすることが可能です。また、信頼度や不確実性を基にしたアノテーションデータの優先順位付けを行うことで、効率的にアノテーションを実施することが可能です。

ダッシュボードでアノテーターの作業品質・マネジメントが簡単に
アノテーションの進捗や差戻率、データの偏りなどをダッシュボードからリアルタイムに確認しアノテーターのマネジメントにご活用いただけます。また、オンボーディング機能やコメント機能、レビューワークフロー機能等を活用し、アノテーターとの認識合わせを行い、品質の高いアノテーションを実施可能です。

日本特有のデータセットの提供が可能
プラットフォームを通じて、予めアノテーションされたデータセットの提供を行います。一般的なデータセットのみならず、日本国内企業様が活用することを想定した、ナンバープレートや手書き文字、レシート、人物の俯瞰画像を提供し、AI開発の効率化をご支援いたします。

高度なセキュリティ基盤で安心できるデータ管理を
ユーザーの権限を細かく設定可能で、データの無断流出を防止いたします。お使いのクラウド基盤と連携することで、データを弊社のクラウドツールに直接登録せずにアノテーションが可能です。また、IPアドレス制限やプライベートクラウドへの構築等、よりセキュアな環境でのツール利用もご提案可能です。

AIデータプラットフォームの活用により、アノテーションコストの削減やAI開発のPDCAサイクルの大幅な短縮だけでなく、AI精度の向上にも貢献いたします。