マイクロ波発振器の内製化プロジェクトを本格始動
〜横浜に開発拠点となる新ラボを開設〜
マイクロ波化学株式会社(以下「当社」)は、この度公益財団法人横浜企業経営支援財団(理事長:小林英二)が運営している横浜新技術創造館リーディングベンチャープラザ(横浜市鶴見区)内に新たな研究拠点「横浜ラボ」を開設します。横浜ラボは、2025年7月1日から稼働を開始し、マイクロ波発振器の内製化を目指すプロジェクトの拠点となります。

左より、公益財団法人横浜企業経営支援財団 常務 堀口 和美様、理事長 小林 英二様、
マイクロ波化学株式会社 代表取締役社長CEO 吉野 巌、プロジェクトリーダー 相澤 修一
■背景
当社は、電子レンジにも用いられるマイクロ波を活用して、次世代のモノ作りと脱炭素社会の実現に貢献する「マイクロ波ソリューション事業」を展開しております。「事業計画及び成長可能性に関する事項」に示した中期ビジョン(2025年5月9日発表)に掲げる、鉱山プロセス、ケミカルリサイクルといった注力領域の「社会実装フェーズ」への移行を見据え、今後は高品質なマイクロ波発振器の安定供給体制の構築が不可欠となっています。
また、加熱用途に特化したマイクロ波発振器の開発を通じて、コスト削減と普及促進を図ることも目的としています。
■プロジェクトの概要
当社は、2024年よりマイクロ波発振器の開発に着手しており、さらにこの取り組みを加速すべく、長年マイクロ波装置分野に従事してきた技術者を迎え、「マイクロ波発振器内製化プロジェクト」を正式に立ち上げました。横浜ラボでは、発振器の設計、試作、検証までを一貫して行い、実用化に向けた開発を本格化させます。
[プロジェクトリーダー紹介]
相澤 修一(あいざわ しゅういち)
日本高周波株式会社にて、事業部長・技術本部長を歴任。1997年~2008年まで高エネルギー加速器研究機構に出向。大電力高周波デバイスのエキスパートとして活躍し、2025年に当社へ入社。1986年3月日本工学院専門学校電子工学科卒業。
■今後の展望
2026年度末までにマイクロ波発振器の試作機完成を予定し、その後は本社ラボ・大阪事業所及び各プロジェクトへの供給を開始します。さらに、量産体制が整い次第、外部販売も視野に入れています。
当社は、マイクロ波発振器の内製化を通じて、「マイクロ波プロセスをグローバルスタンダードに」という当社ビジョンの実現に向け、歩みを進めて参ります。
[横浜ラボ 所在地]
神奈川県横浜市鶴見区小野町75−1
横浜新技術創造館リーディングベンチャープラザ2号館 306号室

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 経営情報
- ビジネスカテゴリ
- 化学電気・ガス・資源・エネルギー
- キーワード
- マイクロ波脱炭素カーボンニュートラル電化
- ダウンロード