AKROS Energy GmbHが日本市場参入 ― 塩(ギ酸塩)で水素を貯めて運ぶ新技術、導入相談の受付を開始!

サン・テンコンサルティング

AKROS Energy GmbH(アクロス・エネルギー社、ドイツ・ロストック=ラーゲ)は、塩(ギ酸塩)を水素キャリアとして用いる、化学的な水素貯蔵・輸送ソリューションを開発する企業です。同社は水素の製造・貯蔵・インフラを手がけるH2APEXグループの100%子会社です。

毒性・引火性・爆発性のない安価な塩を使い、30 bar未満の低圧・約60℃の低温で水素を貯蔵・放出できることが最大の特長です。製鉄・製油・化学プラントでの長時間貯蔵や、水素の海上輸送、Power-to-Xなど幅広い分野での活用が見込まれています。

AKROSの技術でできること

  • 2種類の塩の可逆反応で水素を貯蔵 炭酸水素カリウムとギ酸カリウムの可逆反応を利用し、水素を塩水溶液に化学的に結合させて貯蔵します。そして必要な時に、同じ反応器で約60℃の条件で水素を取り出せます。

  • 低圧・低温運転で、コストと許認可のハードルを低減 30 bar未満の低圧・低温で動作し、汎用部品で構成されるため、貯蔵コストを抑えつつ、許認可や建設を迅速に進めることができます。

  • 自己放電なし、既存インフラでそのまま輸送 水素を含んだ塩は水溶液でも結晶でも保管でき、自己放電がありません。既存のバルク船、フードグレードのタンカー、鉄道、パイプラインを活用して輸送できます。

  • 独自の触媒技術(2024年特許取得) 反応を可能にする触媒はAKROS社独自のコア技術であり、2024年に特許を取得しています。

    水素を「貯める・運ぶ・取り出す」3ステップ

  1. 貯める(結合):低圧(30 bar未満)の水素ガスを炭酸水素塩の水溶液とともに反応器へ送り、ギ酸塩として貯蔵します。

  2. 運ぶ・保管する:水溶液または結晶の状態で、既存のインフラを使って保管・輸送します。

  3. 取り出す(分離):ギ酸塩の水溶液を約60℃で反応させて水素を放出します。塩は元の炭酸水素塩に戻り、繰り返し利用できます。

主な用途

  • 長時間の水素貯蔵:製鉄・製油・化学プラントのバックアップ供給源、再生可能エネルギーの需給調整

  • 水素の海上輸送:海上輸送コスト 0.9 $/kg-H₂

  • Power-to-XにおけるH₂・CO₂バッファー:e-fuel・化学品原料の安定供給

他の水素キャリアとの比較

日本でも活用・検討が進む液化水素、アンモニア、LOHC(有機ハイドライド)と比べ、ギ酸塩は貯蔵に必要なエネルギーとコストが低く、低圧・低温で扱えることが強みです。

比較表

開発の歩み

2022年:ライプニッツ触媒研究所(LIKAT)と共同研究を開始

2023年:ラボ実証機(TRL 5)

2024年:技術の特許取得

2025年:公的助成金95万ユーロを獲得、初の顧客と契約

2026年:100 kW級パイロットプラント(TRL 6)

AKROSは、日本のお客様に新しい水素貯蔵・輸送の選択肢を提供し、日本でのビジネスを拡大していきたいと考えています。長距離の海上輸送、国内の鉄道輸送、Power-to-Xとの連携など、貴社のルートや規模に合わせた技術の活用についてご相談を承ります。企業・団体を問わず、ぜひお気軽にお問い合わせください。

サン・テンコンサルティングは、AKROS社の日本事務局です。国内でのお問い合わせ対応、マーケティング、およびビジネスを担当いたします。AKROSの技術内容や導入に関する詳細情報をお求めの方は、お気軽にお問い合わせください。

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会社概要

URL
https://www.san-ten.com
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル32階
電話番号
03-5322-1373
代表者名
ラルフ マイヤー
上場
未上場
資本金
500万円
設立
2021年11月